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「星のカービィスターアライズ」感想メモ(ラスボス戦)

 箇条書き気味の雑多なスタアラ感想メモ。スクショ多数。今回はラスボスについて。

 ネタバレばかりなのでご注意ください。

星のカービィ スターアライズ - Switch

星のカービィ スターアライズ - Switch

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星のカービィスターアライズ

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 追い詰められたハイネスは三魔官を、そして自らをも生贄として破壊神を復活させてしまいます。狂信っぷりがヤバい。暴走しているドロシアソウルやマルクソウルとは違った狂気を感じる。

 

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 今作もラスボスとは特別な能力で戦います。

 その名も、温かい心の槍から生まれた秘宝「ティンクルスターアライズ」。七色の羽を持つ流れ星のような造形は、かわいらしくもどこか神聖ですね。

 

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 最終章がタイトルになるゲームは名作

 

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 ここが最終決戦の舞台。ウユニ塩湖のごとく星空が写り込んでいてとても綺麗。

 

ラスボス戦

破神 エンデ・ニル

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 今作のラスボスは破神「エンデ・ニル」。ついにカービィシリーズも神がラスボスになりました。カービィシリーズでド直球に「巨人」という外観の敵はいなかったはず。

 

第1形態

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 最終決戦は恒例のシューティング……ですが、今回は3Dフィールドを飛び回りながらの戦いになります。3D星のカービィに着々と近づきつつある。

 自動でエンデ・ニルの目玉に照準が合わさるので、弾を撃ちながらニルの攻撃をかわしていればOK。ジャンプは2段階まで可能、つまり空中でも1回ジャンプできます。

 

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 ニルは衝撃波で攻撃してくるほか、後半戦では腕を大剣に変化させます。マホロアのウルトラソードを思い出す。

 剣が纏う属性は炎、氷、雷からランダム。目玉の形状と三属性はダークゼロが由来でしょうかね。

 

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 スペシャルページにはエンデ・ニルを讃えるような詩が書かれています。BGMの歌詞っぽい?

 

第2形態

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 第2形態は体内でニル本体との戦いになります。まんま臓器。登場時にコントローラーがまるで心臓の鼓動のように振動する演出が凝ってますね。

 

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 天井から滴り落ちる液と本体が飛ばす文字のような弾で攻撃してきます。スプラッシュラッシュの系譜ですかね。グジュルグジュルというSEがまた不気味。

 ダメージを与えると捕われたハイネスと三魔官が開放されていきます。

 床のハニカム模様はカービィ64のファイナルスターを彷彿とさせますね。臓器めいたニルの外観も合わさりまるで細胞のようです。

 

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 例によってスペシャルページが変化。何の感情も持たない、闇のエネルギーで作られた物質のような存在に意思が宿りつつあるようです。ダークマター誕生の瞬間に立ち会っているのかもしれません。

 

第3形態

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 第3形態は再び3Dシューティング。ニルの腕が翼に、脚が尻尾に変化します。マルクとゼロツーを合体させたようですね。

 

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 魔法陣から弓矢、剣、槍などを出現させます。三魔官の力をコピーしたのでしょうか。他に尻尾で斧を叩きつける攻撃も行います。

 カメラワークといい翼を広げる動きといい、星の夢のアステロイドを彷彿とさせる。

 

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 第3形態では時折時間の流れがスローになり、ニルへの攻撃チャンスが生まれます。この演出かっこいいですね。

 

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 スペシャルページには別の詩が書かれています。たぶん2番。

 夢の楽園と言えばプププランドの英語名がDream Landでしたが……。

 

第4形態

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 第4形態は再び体内での戦いになります。

 なんとニルの顔がカービィそっくりに変化。

 カービィと同じ顔の敵が最初に抱いた決意が「目の前の敵を、滅せねば!」なのは中々皮肉ですね。カービィはいつも敵を倒して事件を解決しているので。

 ニルの波状攻撃はCPUのフレンズヘルパーを寝返らせるという非常に厄介な効果を持っています。「ラスボスがカービィと同じ力を使ってくる」のはカービィWiiからの定番ですが、今回は正に鏡写しのようです。

 

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 ミラクルマターのニードル形態、セクトニアソウルのデッドリーバウンド・サンによく似た技を使ってきます。あたかも彼らを「コピー」したかのように……。

 

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 体力が減ると1つ目が出現。さらにヒレが生えてリアルダークマターそっくりになります。

 笑顔からの変化はゼロツーを想起させますね。ハイネスが「闇の物質」を崇めているのでニルもダークマター族なのでしょうか。

 

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 マルク砲から脈々と受け継がれる極太ビーム。斜め方向への射出はネクロディアス、回転ビームはリアルダークマターと、歴代ラスボスの発射パターンが踏襲されています。

 矢継早に大技を繰り出してくる強敵です。歴代ラスボスでもとても強い部類と言えます。

 

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 スペシャルページは銀ねがオマージュ。「出会いと別れ」「みんなで」が強調されているのがスタアラらしい。

 

BGM

 エンデ・ニル戦のBGMは第1形態から第4形態でひとつなぎになっており、形態移行と同時に途切れること無く次の曲へと移り変わります。ロボプラの星の夢Soul.OS戦(Soul 0 System~回歴スル追約ノ忘レ貝)の演出をより発展させた形式ですね。

  フラン・キッスおよびフラン・ルージュ戦「Prayer Song to God」のメロディを基調に、形態ごとに異なるアレンジを加えた壮大な楽曲です。

 第4形態は前半部分がグリーングリーンズのアレンジとなっています。普段ならカービィの勝利を確信させるのですが、今回は敵がカービィそっくりなのでまた別の意味合いを感じさせますね……。

 作曲者はリードサウンドの安藤浩和さん。カービィカフェのスカイタワーアレンジ(Sunset Tower)もそうですけど、ひとつのメロディを少しずつ変化させていく曲作りが本当に素敵。

 サウンドルームでは114番で第1形態から第4形態がひとつなぎになっているバージョンが再生できるほか、160番、162番、164番、166番に各形態の曲がそれぞれ収録されています。

2018年4月17日 追記

 Var2.0.0時点で曲が追加されたため、169番、171番、173番、175番にずれました。おそらく今後もずれていくと思います。また第4形態の曲が少し変わったようです。

 

2018年4月21日 追記

 曲名は「組曲:星羅征く旅人」。(ニンテンドードリーム6月号のスタッフインタビューで判明)。

 「星羅」とは星が無数に羅列すること。星々をめぐり滅びをもたらすエンデ・ニルを旅人に例えています。

 はるかぜとともに表れた旅人、星のカービィにそっくりなニル。彼は「カービィになれなかったカービィ」なのでしょうか……。

 

星のカービィ さいごのてき

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 熊崎カービィ恒例、とどめの一撃パート。今回はニルとのビーム合戦。BGMも勝ち確ムードになります。

 

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 スペシャルページは夢の泉の物語のスターロッド説明文のオマージュ。

 「星のカービィ最後の敵」と書かれるとスタアラが25周年記念作にしてシリースの一つの集大成を目指して作られたんだなあと実感しますね。ラスボスも歴代ラスボスほぼ全部乗せですし。

 

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 エンデ・ニルは非常に意味深と言うか、「歴代ラスボスをコピーした闇のカービィ」のようでしたね。宇宙からジャマハートを集めた結果、ラスボスたちの悪しき心が一塊になって歴代の技を使ってくるようになった的な。

 名前の由来はたぶん「End(終わり)+Nil(無)」でしょうけど、「円」「縁」「似る」あたりもかかっているのかもしれませんね。縁で似る。

 

2018年4月15日追記

ニルの技名

 ニルの技名は外側の第1形態や第3形態と、内側の第2形態や第4形態で大きく異なります。(カッコ内はモーション)

 技名は「星のカービィスターアライズ かんぺきサポートガイド」を参考にしています。

第1形態
  • 破殴拳(パンチ)
  • 破踏襲(ジャンプ)
  • 破双斬(双剣)
  • 孤独のメラーガ/ブリザ/バリッカ(属性付与)
第2形態
  • ヒトリゴト(文字)
  • アカイナミダ(赤い液体)
  • マユハガレ(ぶらさがり)
  • ヒメイ(外への吹き飛ばし)
第3形態
  • 堕天(グライドアタック)
  • 虹の弓(弓)
  • 愛の槍(槍ふらし)
  • 憤怒の斧(斧叩きつけ)
  • 巨悪と執念の冠(マスタークラウン)
第4形態
  • トモダチノワ(洗脳波紋)
  • タノシイユメ(散弾)
  • マンメンノエガオ(ニードル)
  • カケッコ(バウンドポンド)
  • イタダキマス(ブラックホール)
  • オオキナウタ(極太レーザー)

 第1形態や第3形態は漢字を用いた名前なのに対し、内側の第2形態や第4形態は単純な日本語のカタカナ表記となっています。

 特に第4形態は幼児語が多く、破壊神という設定とのギャップもあり大変不気味。

 

エンディング

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 今回はエンディング中にも次々敵が出てきます。こんなに忙しいエンディングはたぶん鏡の大迷宮以来。ハイスコアも記録されます。

 観客がいるので演舞の一種なんですかね?

 あと刺さってますね、「アレ」。

 

 エンディングを迎えてもゲームはまだまだ続きます。

 

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 え、カワサキが主役!?

 

星のカービィ スターアライズ - Switch

星のカービィ スターアライズ 宇宙の大ピンチ!?編 (角川つばさ文庫)