スターアライズの破神エンデ・ニルの攻撃ルーチンや攻撃技、小ネタやスペシャルページや裏設定などについてまとめています。攻略などの参考にどうぞ。
技名は株式会社G'sブレイン発行の「星のカービィスターアライズ かんぺきサポートガイド」を参考にしています。
2019年2月16日追記
決着パートやエンディングの曲名などを追記しました。
星のカービィ スターアライズ 宇宙の大ピンチ!?編 (角川つばさ文庫)
- 作者: 高瀬美恵,苅野タウ,ぽと
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/08/15
- メディア: 新書
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- 2019年2月16日追記
- 最終章 星のカービィスターアライズ
- 破神エンデ・ニル
- 第1形態(魔神形態)
- 第2形態(第1コア)
- 第3形態(天使形態)
- 第4形態(最終コア)
- スペシャルページ
- BGM「組曲:星羅征く旅人」
- The アルティメットチョイス
- 星のカービィさいごのてき
- スペシャルページ
- エンディング
- 謎多き「破壊の神」
- 小ネタ・余談
- いまはきみと、友だちになれない
最終章 星のカービィスターアライズ
カービィたちに敗れたハイネスは三魔官と自分自身をイケニエに捧げ、破神を復活させてしまいます。
カービィたちがフレンズフロアで力を合わせると、あたたかい心のヤリが集い、秘宝「ティンクルスターアライズ」が誕生しました。
「銀河のみんなを救いたい……!」
その願いはきらめく星となり、今、最後の敵に……立ち向かう!
暴走する闇の心を追いかけた末に、カービィたちは星空を映しだす神秘的な地へとたどり着きました。
凝縮された闇のハートのエネルギーは破壊神の身体を形成していきます。
そして、暗黒の中から……一切の感情を感じさせない、仮面の巨人が立ち上がりました。
彼こそが星々に終焉と虚無をもたらす破壊の神……その名は「エンデ・ニル」。
破神エンデ・ニル
最終ワールド「星のカービィスターアライズ」のボスにして、今作の最終ボス。
ハイネスが破壊の神として崇めていたモノは、正義の心も悪の心も持たない、ただ破壊のためだけに生まれた存在だった。
……そんなの神様なんかじゃないし、手加減もいらない!
星のカービィ最大の戦いが……いま、始まる!
第1形態(魔神形態)
魔神形態とは円形の3Dフィールドで戦います。ジャンプやティンクルンでニルの攻撃を回避しながら、ティンクルコメットやティンクルスターを発射しましょう。
なお、ティンクルスターアライズは2段ジャンプが可能です。
エンデ・ニルにダメージを与えるには弱点の目玉に攻撃を当てる必要があります。
弱点を1つ破壊するごとにゲージが壊されていき、全部で5回弱点を破壊すると第1形態終了となります。
ティンクルコメットを連射するよりも、チャージしてティンクルスターを撃ったほうが効率よくダメージを与えられます。
マルチプレイ限定の「せーのでスターアライズ!」ならより高威力です。
ティンクルスターアライズの属性について
ティンクルコメットやティンクルスターの属性は戦闘のキャラによって変化します。属性なし(すっぴんカービィなどが飛ばす黄色い星)よりも属性ありの弾のほうが僅かに威力が高くなります。
属性は全部で8種類(炎・水・氷・風・電気・打撃・斬撃・ボム)ありますが、炎・水・氷・風以外はこの戦闘で(威力アップ以外に)特別な効果を発揮しません。
第1ゲージ
最初の弱点は胸部に出現。
攻撃ルーチン
使用技は「破殴拳」のみ。ゆっくり歩いて近づいてから「破殴拳」を2連続で繰り出します。
破殴拳
地面にパンチして衝撃波を3つ飛ばしてきます。衝撃波はカーブを描きながらプレイヤーを追尾します。当たり判定はスカスカで、ジャンプすれば飛び越せます。
第2ゲージ
弱点は右腕に出現。
攻撃ルーチン
- 破踏襲
- 破踏襲
- 破殴拳
- 破殴拳
- 1に戻る
破踏襲
飛び跳ねて衝撃波を発生させます。ジャンプして回避しましょう。
第3ゲージ
弱点は左腕に出現。
攻撃ルーチン
- 破踏襲(3連続)
- 破殴拳
- 破踏襲×2→破殴拳
- 破殴拳→破踏襲×2→破殴拳
- 1に戻る
破踏襲(3連続)
連続でジャンプして衝撃波を3回発生させます。
第4ゲージ
弱点は背中に出現。
第4ゲージからは腕が剣に変化します。以降、「破殴拳」と「破踏襲」は使用しません。
攻撃ルーチン
- 孤独のメラーガ/ブリザ/バリッカ
- 破双斬
- 破双斬
- 破双斬(交差斬り)
- 2に戻る
孤独のメラーガ/ブリザ/バリッカ
剣に炎/氷/電気いずれかの属性を付与します。途中で属性を変えることはありません。
破双斬
剣を振り下ろして炎/氷/電気属性の衝撃波を発生させます。性質はどの属性でもほぼ同じ。
炎は水氷風、氷は炎、電気は水属性で消すことができます。
破双斬(交差斬り)
剣を交差させて十字型の衝撃波を飛ばします。十字型の衝撃波は弱点属性であってもかき消せません。
第5ゲージ
最後の弱点は額に出現。これまでよりも遥かに体力が多くなっています。
背中や額の弱点には、ニルの側面から攻撃を当てることも可能です。
攻撃ルーチン
「破双斬(コンボ斬り)を2回→移動」の繰り返し。
破双斬(コンボ斬り)
片腕ずつ剣を振り下ろし、そのまま交差斬りを繰り出します。間髪入れず、3連続で剣を振るいます。
魔神形態撃破~体内へ
5つ目の弱点を破壊するとうめき声とともに巨体が倒れ、ニルの仮面が外れます。本来ならば顔がある部分にはポッカリと穴が空いており、闇が渦巻いていました。
破壊の神を倒すため、カービィたちは黒い渦へと飛び込むのであった……。
第2形態(第1コア)
第2形態はエンデ・ニルのコアとの戦い。通常のボスと同じく2Dフィールドでのバトルになります。
登場時にはニルに合わせてコントローラーが脈打つように振動し、ニルの鼓動が伝わってくるという凝った演出がなされています。
攻撃パターン
コア本体は左右にゆっくり動きながら「ヒトリゴト」を飛ばすのみ。コアがダメージを受けるたび、天井から「アカイナミダ」が落とされます。
ヒトリゴト
文字のような弾を飛ばします。文字弾は円を描くようにプレイヤーに接近し、画面内に長くとどまります。こちらの攻撃でかき消すことが可能です。
ときおり発射される大きな文字は吸い込みや破壊に時間がかかります。
ヒトリゴトを飲み込むとダメージを受けてしまいます。
アカイナミダ
ニルがダメージを受けるたびに天井から赤紫色の液体が滴り落ちます。発生箇所はランダム。吸い込むことはできませんが、破壊は可能です。
三魔官救出
体力を減らすと囚われた三魔官とハイネスが解放されていき、同時に回復アイテムが出現します。
撃破~マユハガレ
体力をゼロにするとフックが出現。4人でぶら下がりコアの外殻を剥がしましょう。
マユハガレがあるため、この戦闘ではフレンズヘルパーが消滅することはなく、別れることもできません。
ヒメイ
殻を剥がすと「ヒメイ」によりエンデ・ニルの体内から放り出されます。
このとき三魔官とハイネスも解放されています。
第3形態(天使形態)
カービィたちを体内から放り出したニルは、両腕を翼に、脚を尻尾に変化させて天空へと飛び立ちます。
ここからは再びティンクルスターアライズでの3Dシューティングバトルになります。魔神形態同様、弱点を5つ破壊すれば終了となります。
攻撃パターンは魔神形態から一新され、動きも機敏になり手強くなっています。
第1ゲージ
弱点は胸部に出現。
攻撃ルーチン
使用技は「堕天」のみ。
堕天
翼を広げて天空から滑空してきます。
第1ゲージと第4ゲージでは「堕天」中のニルとすれ違う瞬間に必ずスローモーションとなります。攻撃を当てまくるチャンスです。
他のゲージでスローモーションが起きることはないようです。
第2ゲージ
弱点は右翼に出現。
攻撃ルーチン
- 虹の弓
- 堕天
- 虹の弓
- 堕天
- 堕天
- 1に戻る
虹の弓
プレイヤーめがけて炎/氷の矢を1本ずつ発射します。横方向に移動してかわしましょう。
矢が通った後には炎/氷が残り、これに触れてもダメージを受けてしまいます。
炎は水氷風、氷は炎属性で消すことが可能です。
第3ゲージ
弱点は左翼に出現。
攻撃ルーチン
- 愛の槍
- 堕天
- 虹の弓
- 虹の弓
- 堕天
- 堕天
- 1に戻る
愛の槍
上空から大量の槍を降らせます。槍はプレイヤーの周囲に落とされますが、正確に自機を狙っているわけではありません。
愛の槍の最中はカメラワークが変化し、ニルに攻撃できません。回避に専念しましょう。
第4ゲージ
弱点は背中に出現。
攻撃ルーチン
- 憤怒の斧
- 堕天
- 堕天
- 虹の弓
- 堕天
- 愛の槍
- 堕天
- 1に戻る
憤怒の斧
斧を引きずりながら低空飛行し、プレイヤーに接近してから斧を叩きつけます。
斧が叩きつけられると衝撃波が発生します。 ジャンプで飛び越しましょう。
堕天
弱点が背中にあって当てにくいためか、第4ゲージでは「堕天」ですれ違うたびに必ずスローモーションが発生します。
第5ゲージ
最後の弱点はニルの額に出現。これまでよりも遥かに体力が高くなっています。
攻撃ルーチン
- 巨悪と執念の冠
- 堕天
- 憤怒の斧
- 虹の弓
- 愛の槍
- 堕天
- 堕天
- 1に戻る
巨悪と執念の冠
ニルの頭上に冠型のシルエットが出現。冠から3連続でビームを放出します。
1発目はただの予告。まず当たりません。
2発目からが本番。5本のビームが真っ直ぐ迫ってきます。中央の1本は自機狙いです。
最後は冠を地上に降ろし、まず左右からビームの束でプレイヤーを挟んできます。
その後後方のビームをプレイヤーに振り下ろすように収束させます。これでようやく攻撃終了です。
天使形態撃破~再び体内へ
天使形態を倒すと甲高い叫び声を上げてニルが地上に墜落。仮面が外れます。
カービィたちは再びニルの体内へと突入します。決着のときはもう目の前だ!
第4形態(最終コア)
第4形態は2Dフィールドでの戦い。外角の剥がれたニルのコアとの決戦です。
液状の丸いコアは、産声をあげるかのように波打ちました。そして直後、ニルにとんでもない変化が起こります。
ニルの顔がカービィそっくりに変わったのです。
これが事実上のラストバトル。やつを倒して……みんなでご飯を食べて、お昼寝タイムだっ!
攻撃ルーチン
- トモダチノワ
- タノシイユメ
- マンメンノエガオ
- カケッコ
- オオキナウタ
- トモダチノワ
- イタダキマス
- マンメンノエガオ(連続)
- タノシイユメ(小)
- カケッコ
- 1に戻る
体力が減少しても攻撃ルーチンは変化しません。
トモダチノワ
円形の波動を3回飛ばします。速度は遅く、波の切れ目をくぐり抜ければ容易に回避可能です。
フレンズヘルパーがこの技を受けると正気を失って敵対してしまいます。
元に戻すにはフレンズハートを投げ当てる必要があります。マルチプレイで人間が操作してる場合は、ボタンを押しまくることですばやく復帰することが可能です。
敵対中のフレンズヘルパーにはお互いの攻撃が当たってしまいます。敵対中のヘルパーが1人でもいると、ニルは画面の奥に引っ込んでしまいます。
タノシイユメ
大量の小弾を発射します。かわすのが難しい攻撃ですが、ガード削りは全くありません。
マンメンノエガオ
体から8本のトゲを伸ばします。
カケッコ
跳ね回りながら押しつぶしてきます。落下地点は左→右→中央で確定。
着地時の衝撃波にぶつかってもダメージを受けてしまいます。衝撃波は長く残るので非常に厄介。
押しつぶしの後に画面奥から体当りして攻撃終了。必ず中央に向かって突進してきます。
オオキナウタ
ニルが1つ目の怪物の姿になり、連続で極太ビームを放ちます。どれもガードできません。
最初は画面左に出現し、プレイヤーと横軸を合わせてから直線にビームを発射。その後、右側に出現してもう一度同じ攻撃を行います。
次は左斜め上に出現し、斜め下にビームを発射。そのまま薙ぎ払うようにビームを傾けます。その後、右斜め上に出現してもう一度斜め下にビームを発射してなぎ払います。
最後は中央に浮遊し、ビームを発射しながらその場で2回転します。スピードはあまり速くありません。
イタダキマス
召喚された2体の分身がすいこみ攻撃を行います。分身は倒すことが可能です。
ブラックホールのような黒い円のそばにいると徐々に吸い寄せられていき、中央まで達すると飲み込まれてしまいます。ガード不可。
マンメンノエガオ(2連続)
戦闘が長引くと2連続でトゲを伸ばすパターンを使用します。
タノシイユメ(小)
戦闘が長引くと小さい弾をちょっとずつ飛ばすパターンを使用してきます。ぶっちゃけこっちのほうがヌルい。
撃破後
HPをゼロにすると、ニルはビームをまきちらしながら爆発を起こします。
攻撃範囲の広い技を次から次へと繰り出す上に安全地帯と呼べる場所もありません。フレンズヘルパーが次々倒されることもしばしば。トモダチノワによる洗脳のせいで、4人で速攻撃破を狙うのも難しい。
こちらが4人で挑むことを熟慮して設計された、ストーリーモードのラスボスに相応しい存在。シリーズ集大成を飾る強敵です。
スペシャルページ
エンデ・ニルのスペシャルページは第1形態&第3形態と、第2形態&第4形態で大きく趣向が異なっています。
第1形態&第3形態
エンデ・ニルを讃える詩らしき文章が書かれています。どちらも「愛を滅ぼせ、星々を破壊せよ、楽園に終焉をもたらすのだ」といった趣旨ですが、魔神形態は大地、天使形態は天空をイメージさせる言葉が用いられています。
ちなみにBGMに合わせて歌う場合、上の2行を4回、下の3行を2回繰り返せばよいそうです(ゲームニュース第8回より)。
第1形態
大地を殴りつけ踏み荒らす魔神形態を表現した詩。重々しい曲調と「蹂躙」「崩星」といった言葉がマッチしていますね。
第3形態
「審判」「祈り」「叫びの音」といった言葉が人々が泣き叫ぶ終末の光景を想像させます。
プププランドの英語名は「Dream Land」ですが、「夢の楽園」が指し示すものとは一体……?
第2形態&第4形態
第2形態と第4形態ではこれまでのボスと同様に、ボスの背景設定が紹介されています。
第2形態
何の感情も持たない、闇のエネルギーで作られた物質のような存在であったニルに初めて「目の前の敵を、滅せねば」という明確な敵意が芽生えました。正義も悪もない破壊衝動の塊が感情を有する「命」に変わった瞬間なのかもしれません。
第4形態
第4形態はカービィの旅路を振り返るような文章となっています。ロボプラに引き続き「銀河にねがいを」のスターシップ説明文「ゴハンたべてねよう」のオマージュが含まれていますが、スタアラのテーマのためか、「みんなで」が頭につけられています。
The アルティメットチョイスVer.
The アルティメットチョイスでは第4形態のみスペシャルページが変化します。
通常版とは対の文面となっており、カービィがたくさんの仲間との出会いと別れを繰り返していた一方で、エンデ・ニルは途方もなく長い時間を孤独にさまよい続けていたことが分かります。
魂の宿ったニルがカービィを前にして願い、考えたことは、もしかすると「友達って楽しそうだな」なのかもしれませんね。
BGM「組曲:星羅征く旅人」
戦闘BGM は「組曲:星羅征く旅人」(ニンドリ6月号で判明)。第1形態から第4形態までがひとつなぎの組曲となっており、形態変化時には途切れることなく次の楽章へと移行します。作曲者はすべて安藤浩和さん。
フラン・キッスおよびフラン・ルージュ戦BGM「Prayer song to God」のメロディを基調に、各形態のイメージに合わせた曲調になっています。
「星羅」は星々が連なる様子のこと。「征く」は侵略や征服の際に用いられる言葉。数多の星々を滅ぼして回る破壊神に相応しいネーミング。旅人はやはり、はるかぜとともに訪れた若き旅人、星のカービィが由来でしょうか。
各楽章(各形態のBGM)に名前が存在するようでが、現時点では第4楽章以外の名前は不明。サウンドルームには組曲のフルVer.と各楽章の単独版の両方が収録されています。
星のカービィ スターアライズ オリジナルサウンドトラック (通常盤)
- 出版社/メーカー: エビテン[ebten]
- 発売日: 2019/02/14
- メディア: Video Game
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サントラにて各楽章の名前が判明しました。ちなみにティンクルスターアライズでエンデ・ニルのもとへ降り立つ ムービーの曲名(サウンドルーム113)は「序奏:星の絶海へ」。作曲者は石川淳さん。
第一楽章:星砕きの戯れ
魔神形態のBGM名は「第一楽章:星砕きの戯れ」。「戯れ(たわむれ)」は遊びのこと。戯れのように容易く星々を粉砕する魔神の姿を讃えるネーミングと思われます。
大地を踏みしめ全てを蹂躙する魔神の力強さと恐ろしさをイメージした、壮大で重厚なオーケストラ。間奏を挟んだサビのパート(「さあ地を哀で包め己が望むまま蹂躙を」の部分)はとりわけ迫力に満ちており、一歩ごとに地を轟かせ豪腕で何もかもを破壊するエンデ・ニルの姿が思い浮かびます。
第二楽章:胚子の器
第1コアのBGM名は「第二楽章:胚子の器」。「胚子(はいし)」は発生したばかりの生物の幼生、「胚」のこと。育ちゆくニルのコアとそれを包む繭を示す曲名でしょう。
ニルの不気味な体内空間と胎動するコアをイメージしたような焦燥感と不安を煽る曲。他の楽章よりも長さがかなり短く、第一楽章と第三楽章をつなぐ間奏曲とも言えます。文字のような何かを吐き出しながらドクンドクンと気味悪く脈打つニルのコア。でも更に恐ろしい何かがまだ待ち受けている……そんな不穏さに満ち満ちた曲です。
第三楽章:哀と渾天の翼
天使形態のBGM名は「第三楽章:哀と渾天の翼」。渾天(こんてん)は空、特に卵のように球状に広がった空のこと。生まれたばかりのエンデ・ニル、最終コアの形状、そしてピンクでまるいくいしんぼうを意識してこの言葉を選んだのかもしれません。
エンデ・ニルが巨大な翼で宇宙を飛ぶ終末を描いたような楽曲。クワイアとパイプオルガンが中心となっており、その音色からは神々しさと同時に寂しさや哀愁を感じさせます。森羅万象に終焉をもたらす「神」を前に、人々は祈り、叫び、逃げ惑い、そして虚無に還される……。宗教画のような世界の終わりが想像させる曲です。
第四楽章:生誕の希望
最終コアのBGM名は「第四楽章:生誕の希望」(ニンドリ7月号で判明)。エンデ・ニルに魂が宿ったことを示唆するかのようです。熊崎氏によると、復讐心に染まりニルを復活させるも、最終コアの目覚めには立ち会えずあの空間から脱出したハイネスたちへの願いも込められているとのこと。
前形態までの神々しさや禍々しさに溢れる曲調から一変、激しいロック風の曲となります。メロディも前半がグリーングリーンズ、後半がPrayer song to Godのアレンジという構成に変化。
Wii以降のラスボス戦BGMにはグリーングリーンズのフレーズが組み込まれているのが定番ですが、丸々一曲入っているのは今回が初めて。
よりにもよってカービィにそっくりなラスボスとの戦いでこの曲を丸々流すとは……。今回のグリーングリーンズは「ラスボスに立ち向かうカービィのテーマ」ではなく、「ラスボスのテーマ」なのでしょう。カービィにそっくりな外観も含め、偶然の一致ではなさそうなカービィとニルの因果を物語るかのようです。
2019年2月16日 追記
実は第四楽章はVer.1.0.0.とVer.2.0.0以降で音色が異なっており、前者はよりくぐもった音になっています。サウンドトラックのDisc6には星羅征く旅人の各楽章が単品で収録されていますが、第四楽章はこの初期バージョンの方が入っています。
The アルティメットチョイス
7辛「極辛ピンチ味」のラストにのみ登場。第1形態から第4形態と途中休憩無しで一気に戦います。
4人未満でも挑めるので第2形態の「マユハガレ」はなし。ハイネスたちもいないので回復アイテムも出てきません。後述する決戦パートも省略され、第4形態を倒せば勝利となります。
1人で挑むと第1形態や第3形態の体力がストーリーモードと比べて非常に低くなり、最終ゲージ以外はティンクルスター2~5発で弱点を破壊できます。
アッチョイでは基本的にフレンズハートを投げることができませんが、「トモダチノワ」の洗脳があるため、例外的にハートを投げることが可能です。ただし新しくフレンズヘルパーを増やすことはできません。
星のカービィさいごのてき
最終コアに勝利するとまたもや外に追い出されてしまいます。しかし今度はニルのコアも外に飛び出し、ニルのボディは消滅します。
もはやニルに逃げ場はありません。これがほんとの最終決戦!
ここまできたらまけるきがしない!
ティンクルスターをはっしゃして
星のカービィさいごのてきをやっつけよう!!
というわけでトリプルデラックスから恒例、最後のトドメパート。
表示されたボタンを連打してビーム合戦に勝利しましょう。
失敗してもダメージを受けるだけで、即死にはなりません。
体力がゼロになりミスした場合は、トドメパートから再開となります。
スペシャルページ
スペシャルページにはカービィの勝利を確信させる勇ましい文章が書かれています。
「星のカービィ夢の泉の物語」より
この文章は「星のカービィ夢の泉の物語」の「スターロッド」のオマージュ。
一番最初の特別な能力、それもティンクルスターアライズと同じく星をイメージした神聖なアイテムを思い出させる演出に、『星のカービィさいごのてき』というフレーズが重なると、昔からカービィはヒーローだったんだと強く実感しますね。
BGM「あの星の友だちみんなが、ついているからだ!」
決戦パートのBGMはギターがギュンギュン唸る熱い曲。作曲者は安藤浩和さん。フレンズスターやフレンズれっしゃでも用いられているフレーズがメインとなっています。
2019年2月16日 追記
曲名は「あの星の友だちみんなが、ついているからだ!」。
あの星のみんながついているから
プププランドから食べ物が奪われてしまったあのときに、春風とともにあらわれた若き旅人、星のカービィ。彼はそれからも数々の冒険を繰り広げ、気がつけばたくさんの友だちができていました。
いまこそ、みんなの力を結集させるとき!
相手が破壊神だろうがなんだろうが関係ありません。
ご飯とお昼寝とあの星のみんなが待っている限り……星のカービィは負けないのだ!
エンディング
決戦を終えて宇宙に漂うカービィのもとに、フレンズヘルパーたちが駆け寄ってきます。
カービィたちはワープスターに乗り、宇宙の闇の中でやさしく輝くポップスターへと帰るのでした。
スタッフロール
ご飯食べてお昼寝タイム……の前に賑やかなスタッフロールが始まります。次々湧いてくるザコ敵を倒していきましょう。終盤にはデデデ大王が乱入してきます。
ハイスコアが記録されるのでスコアアタックも可能です。ご褒美の類は特になし。
2019年2月16日 追記
スタッフロールの曲名は「ずっと、君を見ていると。」。星のカービィの前身である未発売ゲーム「ティンクル・ポポ」のポスターに書かれていた一文「君を見ていると、ずっと昔からおともだちだった気がするよ」のオマージュでしょう。
今作メインテーマ「ティンクル☆スターズ」や、ニルとの決戦で纏ったティンクルスターアライズ、なによりカービィそっくりの顔になったニルなど、今作には「ティンクル☆ポポ」を連想させるネーミングや演出が数多くありますが、その極み付けと言えるでしょう。
謎多き「破壊の神」
カービィWii以降の本家ラスボスはスペシャルページでそのバックグラウンドが語られています。しかしながらエンデ・ニルは意味深な要素が多数見られる割に語られている情報量が少なく、多くの謎が残されています。
歴代ラスボスの集大成
エンデ・ニルには全形態に渡って過去作のラスボスを彷彿とさせる要素が多数見受けられます。歴代ラスボスの集大成とも言えるでしょう。
「星のカービィ参上!ドロッチェ団」より
魔神形態、天使形態の弱点である目玉はダークゼロと酷似しています。炎/氷/電気の3属性を操る点も同じです(三魔官由来の要素でもありますが)。
「星のカービィWii」より
大剣に変わった腕はマホロアのウルトラソードが由来でしょうか。さらに剣のつばは、マスタークラウンに似た形状をしています。
「星のカービィ64」より
体内の足場は、星のカービィ64でゼロツーが待ち受けるファイナルスター内部のものとに類似しています。「アカイナミダ」もゼロツーを意識した技名でしょうか。
「星のカービィロボボプラネット」より
第3形態はマルク、ゼロツー、星の夢を合体させたような姿をしています。愛の槍のカメラワークは星の夢のアステロイドと似ていますね。
「星のカービィWii」より
「巨悪と執念の冠」のシルエットはマスタークラウンほぼそのもの。技名はマホロアソウルのスペシャルページの一文「憎悪と執念にとらわれたマホロアの魂を……解き放て!」が由来でしょう。
「星のカービィ2」より
第4形態の液状の球体ボディは色も含めてドロシアソウルと似通っています。
また、オオキナウタを繰り出すときの姿形はリアルダークマターにそっくり。
「タッチ!カービィ」より。左右の敵が「パラマター」。
第4形態の技の多くは、過去作のラスボスたちの模倣あるいは複合となっています。コピー元と思しき技は以下の通り。
- カケッコ→セクトニアソウルの「デッドリーバウンド・サン」
- マンメンノエガオ→ミラクルマターのニードル形態
- オオキナウタ→マルクの「マルク砲」+ネクロディアスのビーム攻撃+リアルダークマターの回転ダークビーム
- イタダキマス→ゼロの「リトルダークマター」+ドロシアソウルの「パラマター」+マホロアの「ブラックホール」
エンデ・ニルは戦闘中に様々な表情を見せますが、これはハイネスによって宇宙中から集められた様々な心の影響だそうです(ニンドリ7月号より)。その中には、かつてのラスボスたちの執念や怨恨も含まれていたのかもしれません。
技名について-純真と破壊衝動
エンデ・ニルの技名は魔神形態や天使形態とコアとで大きく傾向が異なっており、前者は「破殴拳」「巨悪と執念の冠」など漢字を多数用いた物々しい雰囲気な一方、後者は「ヒトリゴト」「オオキナウタ」など、単純な言葉のカタカナ表記となっています。
特に第4形態は「トモダチノワ」「タノシイユメ」「カケッコ」と幼児を連想させる言葉が多く、実際に繰り出される苛烈な攻撃とのギャップもあり、狂気と恐ろしさに拍車をかけています。
こちらにとっては冗談ですまない致命的な攻撃であっても、ニル自身は無邪気に友だちと遊んでいるつもりなのかもしれません。
本当に「破壊の神」なのか
ハイネスはエンデ・ニルに「破神」と名付けていますが、実はエンデ・ニルが神であるかどうかは定かではありません。ニル自身が神と名乗っているわけではなく、ハイネスが「神」と信じた存在がエンデ・ニルであっただけなのです。
熊崎氏は「本物の『神』という存在をカービィシリーズに出して良いのか?」と悩んだようです。その末に、特定の神様とするのではなく、何か超越した謎の存在にしようと思ったとのこと。
エンデ・ニルは闇のハートのエネルギーが器によって凝縮されて生まれた存在なのですが、魔神形態の時点では明確な意志を持っていませんでした。
闇の心のパワーが具現化した身体という設定なので、パワー溢れる魔人や巨人のような形態を想像してエンデ・ニルというボスを作っていったようです。
その名は終焉と虚無
名前の由来はおそらく「End(終わり)」+「Nil(無)」。宇宙の全てに終焉と虚無をもたらすイメージでしょう。
英語名は「Void Termina」。こちらも虚無(Void)と終焉(Terminal)の組み合わせ。中国語名に至っては「终焉•虚无」ともうそのまんま。
伝説の書と心のヤリ
ハイネスが手に入れた「伝説の書」には「4人の英雄が闇を生み出し続けていたニルの始祖を、4本の心のヤリで封印した」としか書かれていませんでした。
今作でカービィが投げるフレンズハートにはこの心のヤリのパワーが込められています。
ニンドリ6月号によると、OPでハイネスが封印を解いたときに、飛び散った良い心のカケラがカービィにぶつかり、フレンズハートを投げられるようになったとのこと。
ちなみにステージ各所やハイネス戦の直前に落ちてくるフレンズフロアは、落下した良い心のカケラが変化したもののようです(ニンドリ6月号より)。
君に似る
しかし最大の謎はやはり「エンデ・ニルのコアがなぜカービィそっくりな顔になったのか」でしょう。 ニンドリ7月号のインタビューで、熊崎氏は以下のように語っています。
「最後に生まれたニルの中では、無邪気な心と破壊し、滅亡させようとする衝動とが混ざりあい始めまていました。そんな時、初めて目にしたカービィに対し、何かを感じ、よく似た顔になったりします」
この何かがどのような感情なのかは曖昧なままにされています。「僕も君みたいになりたい」なのかもしれないし、もしかするとニルはカービィと同じ種族になれたのかもしれません。
ハイネスによると「ニルは目覚めさせたものに染まる」性質を持つようですが、これも「伝説の書」の情報であり、そもそもハイネスの言葉自体の信憑性が怪しい。
エンデ・ニルは、友に出会うことなく、孤独にさまよい続けた末に歴代ラスボスの闇の心をコピーした、「『星のカービィ』の『もしもの姿』」なのかもしれません。
小ネタ・余談
すぐにエンデ・ニルとたいけつ!
一度エンデ・ニルと戦うと、「遥か、きらめきの勇者たち」のワールドマップに黒い渦が出現し、エンデ・ニルとすぐに戦えるようになります。
ワールドセレクト画面からも最終章「星のカービィスターアライズ」が選べるようになります。
スターアライズ
今作の英語タイトルは「Kirby Star Allies」。Alliesは同盟、結束を意味します。敵を仲間にする今作にうってつけのタイトルですね。
三魔官とハイネスの食べ物
第2形態で救出された三魔官およびハイネスが落とす回復アイテムの種類は以下の通り。
- フラン・キッス→クリームソーダ
- フラン・ルージュ→ホットドッグ
- ザン・パルルティザーヌ→プリン
- ハイネス→哺乳瓶
ハイネスの哺乳瓶は鼻や耳からの連想なのか、それとも実は精神が幼児退行しているとでも言いたいのか……。
星から得られるコピー
第4形態では様々な色の星が出現しますが、黄色以外からはそれぞれ異なるコピーが得られます。
- 赤→ファイア
- 青→ウォーター
- 緑→プラズマ
- オレンジ→ビーム
- 水色→ウィング
- 黒→ボム
- 紫→エスパー
- 茶色→ストーン
1人でエンディング
エンデ・ニルの第4形態では他のボスやステージと同様にフレンズヘルパーが時間経過で消滅しますが(自分でお別れすることも可能)、4人未満のままトドメパートに移行して勝利すると、4人揃っていないままでエンディングに突入します。
エンディングのムービーにはそのときのメンバーしかいません。もちろんカービィ1人で倒した場合はカービィだけです。
ワープスターこそがカービィの最大の友達なのかもしれない。
スタッフロールのミニゲームも1人で行います。誰にも邪魔されないのでスコアを突き詰める場合にはオススメ。
また4人未満の状態で第4形態に敗北すると、ストーリーモードであっても3人以下でティンクルスターアライズを操作することができます。後はニルの体内に突入するだけですが……。
フレンズヘルパーの突撃順
決戦パートのフレンズヘルパーは、初登場作品の発売が早い順に突撃していきます。
ただしドリームフレンズはスタアラデビュー組の後に回され、彼らもまたバンダナワドルディから順に、登場が早い順に突撃します。バンダナワドルディはウルデラではなく(デデデ大王と同じく)初代カービィの代表らしい。
追加フレンズも集合
無料アップデートで追加されたドリームフレンズも最後のフレンズ集合シーンに登場しています(画像はVer.2.0.0時点)。リック&カイン&クーも全員揃っていて抜かり無い。
いまはきみと、友だちになれない
エンデ・ニルの最終コアにフレンズハートを投げ当てるとダメージを与えることができます。心のヤリのパワーがこもったハートは、ニルにとっては当たると痛いものなのです(ニンドリ7月号より)。
これが意味することは……。
カービィと今のニルは絶対に友だちになれない。
カービィにそっくりな顔と、友だちを欲する心を持ちながら。孤独な闇の物質に生まれてしまったニルにとってはあまりにも残酷な仕打ち。
伝説の書の続きによれば、エンデ・ニルは無限の可能性を秘めており、集うエネルギー次第でどんな存在にもなりうるようです。
もしも彼に次の生命が宿るのであれば、そのときは、友だちになれるのでしょうか……。