2017年1月7日 追記
公式Miiverseやハル研ブログへの投稿やオリジナルサウンドトラックなどを基に曲名などを加筆。
また、画像の差し替えや追加、ならびに文章の一部推敲、改定、加筆などを行いました。
エリア6の2体のボスについて攻略とか感想とか。技名は小学館の任天堂公式ガイドブックより。
メタナイトボーグ改
アクシスアークスのボスその1。
スクラップにされたメタナイトボーグがハルトマンワークスにより大型アップデート。
24時間眠ることなく働き続ける無慈悲な戦闘ロボとなった。
メタナイトボーグの強化版……のはず。マシンパーツが青から赤になった。
戦闘BGMはメタナイトの逆襲の「VS.メタナイト」のアレンジ。この曲は意外と出番が少ない。メタナイトのテーマはハルバード甲板なのだろうか。作曲者は石川淳さん。
2017年1月7日 追記
曲名は「己が精神との闘い」。
メタナイトはまだ心なき兵器に成り果ててはおらず、必死に抗い続けているのだろう。過去作と比べ遥かに弱いのも、その証なのかもしれない。
巨大な「メガビームソード」で斬りかかってくる。攻撃範囲が広い代わりに隙も非常に大きい。
左右から順番に3回ずつ斬りつける。過去作のナイト系のように近寄ってはこないため、飛び道具があれば遠距離から一方的に攻撃可能。
他にも回転斬りや下突きなど、前半戦はメガビームソードによる技がメインである。破壊に重点を置いたかのような大振りの太刀筋は、普段の剣技とは異質である。
この社長室での決闘はカメラワークが非常に凝っており、クライマックスに向けてテンションを高めさせてくれる。
体力が半分を切ると、サソリのような「バックアームズ」が姿を表す。なかなか格好いいのだがもう原型を留めてない。ダラリと垂れる機械の触手がメタナイトを操っているかのよう。
「アームズパンチ」の最中はこの通り背後がガラ空きであり、コピー能力があれば殴りたい放題となる。ただしこの間は防御力が高い。
アームの細長い部分に触れてもダメージは受けない。
次のラッシュパンチはダメージが大きいので注意。下手にジャンプすると当たってしまうので地上で距離を取ること。
「アームズグリップ」ではアームを支えに画面奥や手前からソードビームを放つ。この際は、設置されたアームに攻撃するとダメージを与えられる。
こちらはアームを振り回して掴みかかる「アームズホールド」。ガード不可なのでジャンプやそのば回避で凌ごう。
掴まれるとそのまま振り回された挙句、画面手前に叩きつけられる。ちなみに画像は星を頬張っている状態。
元来の強みである俊敏さと不規則な動きはまるで見られず、素材の味を殺して死体蹴りまでかましているような魔改造である。
耐久力や破壊力は向上したが余計に鈍重になっており、アップデート前より強いかというと微妙。普通のメタナイトより著しく弱いのは確かである。
メタナイトの剣術も美学も蔑ろにするような心ない改造を施した結果、大幅な弱体化に至ってしまったのだ。
撃破すると、仮面が割れて素顔が晒される。3Dカービィでは初となる。(スマブラのカービィ8Pカラーは除く)
夢の泉やスパデラでは瞳が白かったが、今作では黄色に変更された。
過去作ファンの印象も考慮し悩んだものの、以下の理由によりデザインのリファイン(洗練)として変更を決意したと公式Miiverseで語られている。
- 3Dモデルに起こすと白では違和感がある
- 夢の泉時点では技術的制約があった
- 仮面の奥の瞳は黄色く輝くものである
スペシャルページでは「彼を正気に戻す手立ては残されていないのだろうか……?」と不穏な一文があるが、撃破すれば仮面とともに洗脳装置が外れて正気に戻る。
メタナイトがタフなのかハルトマンワークスカンパニーの改造に粗があったのか。
まさか素顔が明かされた羞恥心がトリガーになったのでは……。
メタナイトボーグ改の敗北に動揺を隠せないスージー。
今度は自らが赴こうとするも、彼女にもう下がるよう命じる者がいた。
プレジデント・ハルトマン
アクシスアークスのボスその2。
ハルトマンワークスの社長にしてトップにして最高責任者にして、今作の黒幕。6-1で堂々と肖像画(あるいは写真)が飾られていたその人である。
マザーコンピューター「星の夢」の示す「カンペキな経営戦略」に基づき様々な惑星をキカイ化してきた。これまでのどの星よりも資源豊富なポップスターに目をつけたのが事の起こりである。
この辺の裏設定もニンドリ6月号で紹介されています。
「ピンクのゲンジュウ民」ことカービィを葬るべく、専用マシン「プレジデンバー」に乗り込み出撃する。
プレジデンバーの価格は372億ハルトマニー。D3砲の4倍、ウィスピーボーグの16倍ものお値段である。
金色のスージーみたいなのは「ミス・オフィサー」。スージーのドリーと同様、機雷やミサイルとして用いてくる。入手コピーもやはりスパークかボム。
戦闘BGMはエレクトロでロックな感じ。テンションアゲアゲながらどこか不穏で不安定。社長の奇声とよく合うからすごい。
カービィシリーズには珍しいメロディがはっきりしない曲。社歌のフレーズはもちろん健在……なのだが聞き取れるのはイントロとラストのみ。
作曲者はサウンドルームの音符から判断するに石川淳さん(「浮遊大陸の花畑」と色が同じ)。Wiiやトリデラの「支配してアゲルヨォ」「Dirty&Beauty」と同様である。
2017年1月7日 追記
曲名は「Crazy Rolling in Money」。
直訳すると「狂った大金持ち」。紙幣をばら撒き、奇声を発しながら暴れ回るハルトマンにピッタリである。ハルトマニーキャッシュからのアジャイルは正にこれそのもの。
サウンドトラックでは2ループ目にハルトマンのボイスやSEが大量に盛り込まれており、それはそれは賑やかなことになっている。
ところでこのハルトマニー、ハルトマンワークスに侵略された星で強制的に流通させられるのだろうか。
平たく言えば秘書スージーの強化版。戦いは全4段階にも分かれている。
まずはドーナツ型フィールドでの戦い。厄介なのはミス・オフィサーと共に塔を周回する「オフィス・エグゼクティブローテート」。ハルトマンとオフィサーの間を縫ってホバリングで上空に行くなり、その場回避なりで対処したい。
だが一番良いのはやはり、この前に攻撃しまくって次に移行させることだろうか。
第2段階は2Dフィールド。まずは「アサイン・ザ・OJT」により金ピカのロボ「イエスマン」を呼び出し自身は高みの見物。倒さないとハルトマンは降りてこないし、この間はダメージが通りにくい。
しばらく経つと、イエスマンが自爆する。むしろしびれを切らした社長に「リストラ」されたと言うべきか……。「イエスマン(無批判で盲目的な追従者)」という名前といいなんとも皮肉である。
イエスマン撃破後の攻撃パターンは秘書スージーの第1段階とほぼ同じだが、速度や弾数は強化されている。フィールドが狭くダメージを受けやすい。
宝石のような「エグゼクティブミサイル」はすいこみや破壊が可能。放っておくと爆発してしまう。
ちなみにスージーの技のマイナーチェンジ版は、多くが「エグゼクティブ(Executive)」を名に冠している(「エグゼクティブローテート」など)。「重役」「管理経営者」といった意味の英語である。
第3段階では再びドーナツ型フィールド。「ハルトマニーキャッシュ」で視界を悪くしてから「アジャイル」「ビジネストリップ」で暴れまわる厄介な段階。
できればミス・オフィサーを連射する「キックオフパーティ」の直後に終わらせたい。
「アジャイル」は1周してから反対側に飛び移る。待ち伏せる、逆に回って無敵突進技ですり抜ける、飛び道具で対処など、コピーによって戦法を選ぼう。
「ビジネストリップ」は三角を描くように飛び回る。かなり反撃しにくい。無敵技でやり過ごしながらダメージを与えるといいかも。
最終段階では箱が出現。
イエスマンを囮にぶっ放す極太ビーム「リストラ・ショック」がとにかく印象的。技名といい演出といい秀逸。箱の角で避けるのが基本だが、実はホバリングで画面最上部に居れば全く当たらない。
タイムアタックでこの前に撃破することを「リストラ回避(阻止)」と呼ぶそうな。
この後はスージーの「タワー・ストライクボルト」の強化版「オフィス・ストライク」で反対側から突撃。対処法はほぼ同じだが、フェイントで外に出てタイミングをずらしてくるので気をつけよう。少し距離をおいて、ジャンプして、反撃。
エリア6の2戦目にふさわしい強敵。4段階に分かれている分それぞれの体力が低いが、跳ねまわるせいで攻撃を当てるにも一苦労。第2段階では追いかけっこはほぼ必要ないが、逆に逃げ場に乏しい。
ハルトマンの技名はどれもこれもビジネス・就業関係の用語が由来となっている。着眼点から当てはめ方に至るまで目が点になる。
スペシャルページにはハルトマンワークスカンパニー社歌「銀河に名立たるハルトマン」の1番の歌詞が掲載されている。
作詞者は今作のゼネラルディレクター、熊崎信也さん。
「作らなくても、もうある!」の言葉はリードサウンドの安藤浩和さんをビックリさせたそうな。
なおこの歌、JOYSOUNDのカラオケで配信されている。しかも3番まである。
彼のはっちゃけた戦闘中ボイスを担当しているのは、クレジットからするに麦人さん。
ロックマンXシリーズのシグマや、俳優「パトリック・スチュワート」氏の吹き替え(スター・トレックなど)が主な代表作。最近はウォンバットになった。
ところで麦人さんについて調べてて知ったんですが……。
カービィ(とスージー)の大本眞基子さんと、ハルトマンの麦人さん、「コレクター・ユイ」の主人公と大ボスなんですね。