星のタランザもとい星の〇〇〇〇タランザ編の感想メモ。アプデ第3弾の追加ラスボスのネタバレはありません。
タイトル
タイトル画面の元ネタは「星のカービィトリプルデラックス」のパッケージ。サブタイトルは永遠なる眠りについたあの人への未練から。
登場ジングルは「あやつりの魔術師タランザ」のアレンジ。作曲者は石川淳さん。
2019年2月17日 追記
曲名は「タランザが、おみとおしなのねっ!」。彼も結構高飛車な性格してますよね。お坊ちゃんめ。
スペシャルページ
とてもつらい。
鏡面の花や水面の月だとわかっていても手を伸ばさずにはいられない彼が、切れることない蜘蛛の糸を掴める日は来るのだろうか……。
類似した境遇にあるスージーとは非常に対照的。というかあの結末から立ち直ってカンパニー再建を決意できるスージーのメンタルは頑強すぎる。ナイトメアが悪夢のネタに困るレベル。
通常のスペシャルページはこちら。ワールドツリーに選ばれた以上デデデ大王も下界の勇者にふさわしい実力者ではあるんだろうし、カービィを誘拐しなかったのは2分の1のくじ引きに負けたようなもんだと思う。もっとダメだったのはディメンションミラーを持ってきてしまったことの方。
インテリ坊やのあやつり魔法
タランザの技の多くはスパイダーの強化版です。スパイダーと同じくかくさんウェブショット(ダッシュジャンプ+B)がやはり扱いやすく、ハエトリグモのようにぴょんぴょんはねながらこれ撃ってるだけで雑魚が次々繭になっていきます。蹴っ飛ばした繭の勢いもスパイダー以上。
ガードはまゆなかガードではなくまじゅつガード。ガード削り無効のガードなので性質はだいたい同じ。
空中移動はネスパーやマホロアと同じ浮遊タイプ。重たいデデデをぶら下げて飛び回っただけあり、かなーり身軽のようです。
タランザウェブホールドはB押しっぱなしで発動。壁をすり抜けるので謎解きで頻繁に使用することになります。ルート短縮や遠距離のザコ敵の撃破にも便利。
空中で上Bを押すとタランザボウルを投げつけ、チャージするとスーパータランザボウルとなります。スーパーの方かなり長い時間画面を跳ね回るのでザコラッシュで活躍します。
上Bで出せるいとしのワールドツリーは対空技としても設置技としても優秀。そこそこ威力が高い上に発動後はしばらく画面にとどまり続けます。連発可能ですが、画面に残るワールドツリーはひとつだけ。世界一の花はふたつと要らないのね。
セクトニアの幻影を呼び出すクィンズファントムは広範囲高威力の大技。メタナイトやツインクラッコのような複数体で登場する敵に効果てきめん。発動には時間がかかりますが、召喚中の魔法陣にも攻撃力があります。ちなみに電気属性。
クィンズファントムを連発しながら「タランザの心にいるセクトニア様はいつだって彼を助けてくれるんだろうな」と考えてしまいとても辛くなった。
スタアラへとびだせ!
レベル1の再現ステージはファインフィールドのステージ1とステージ3とステージ4。原作通り最初のワープスターに乗るまでの道のりからスタートします。でも今作はステージ中にワープスターがないのでふっとばし大砲で代用されています。
転がす岩がないのでワドルディが自ら転がることにしたようです。
そういやファインフィールドステージ3の曲名はスタアラサントラで明かされるのだろうか(エクストラスターβの氷雪地帯で使用されている)。
トリプルデラックスの奥と手前の2ラインステージは、大砲での上下の行き来とカメラワークによって再現が試みられています。キャラが画面外に出た直後にステージが切り替わる演出が3Dワープスターのカメラ移動を彷彿とさせる。
ちなみに3Dワープスターはジャマハルダのマップに設置されています。
奥へ手前へ配置されたゴルドー達。立体視がないので原作より位置関係がわかりにくのはやむなしですかね。
ビッグバン専用のしかけはタランザウェブホールドでスイッチを押して動かすというアレンジとともに再現されています。
キャノンタワー代わりのシャッツォとスイッチ。ビッグバン用の中ボスをタランザ向けのにアレンジし、原作の雰囲気を出しつつもまた異なる遊びを提供するセンスが素敵。
レベル3の再現ステージはエバーエクスプロージョンのステージ1。メテオボールが背景は惑星ドルムアーツだけどジャマハルダです。フラン・キッスが暑さで苦しんでいそうだが大丈夫なのか。



ボヨンガフレンズでのゴルドー突破、タランザウェブホールドでのスイッチ起動、いとしのワールドツリーでスイッチ押しっぱなしを組み合わせたパズル地帯。少しずつテクニックを覚えさせる基礎→応用→発展の階段式ステップアップが非常に巧妙。HAL研はこういうとこほんと抜かり無い。
蜘蛛VS雲。セクトニア様にひれ伏し、あがめ、すべてを捧げるがいいのね!
レベル5の再現ステージはロイヤルロードステージ1とステージ5。セクトル5連砲がでかいシャッツォで代用されていると、マジュハルガロアとセクトラトアの経済格差が浮き彫りにされているようで世知辛くなりますね。
短縮されてるけどロイヤルロードステージ5の86秒部屋の再現。Switch本体やコントローラーを傾けなくてもゴンドラは動きます。むしろ勝手に落ちてしまうのでジャンプで飛び移ること。
ロイヤルロードステージ5は大幅に短縮されており、攻略するのは星ブロックがたくさんある部屋のみ。トリデラの2ラインステージはやはり再現が難しいらしい。
もちろん天空の民はいない。というかタランザは捕まえた側である。
美の監獄の中ボス食べ放題エリアは無敵キャンディーと爆弾ブロックによる足場スライドで再現されています。今作の中ボスメンバーでトリデラにもいたのはフロスティとボンカースの2名。カブトムシはクワガタムシになった。あとコックカワサキがたくさんいるしここはジャマハルダの厨房かな?
ブロックに押しつぶされるかわいそうな二人組。フレイムガルボロスDXがボンカースになってるけど役割は同じ。無敵キャンディで瞬殺されたり潰されたりとフロスティは毎度ろくな目にあっていない。
TARANZA
TARANZAブロック。BGMはあやつりの魔術師タランザのアレンジ。作曲者は石川淳さん。安藤さんの曲を石川さんがアレンジするのは割と珍しい気がする(逆は多い)。
2019年2月17日 追記
曲名は「あやつりの魔術師タランザ/スターアライズ アレンジ ver.」。
バルフレイナイト戦BGM「月魄のファントム」
バルフレイナイト戦BGMは「Dirty&Beauty」「この星をかけた魂の戦い」「狂花水月」のミックスアレンジ。作曲者は安藤浩和さん。
絶世独立の暴君の苛烈なオーラと、仲睦まじかった2人の悲劇が音色に込められたような、物悲しくも情熱的な一曲。美しく舞うように剣を振るうセクトニア様の凛々しきお姿が目に浮かんできます。曲の終盤に配置された「この星をかけた魂の戦い」のイントロが、最終決戦の夜明けの演出を思い出させますね。
セクトニア戦の曲はどれも人気が高いだけにどれがアレンジされるか予想しにくかったのですが、なんということでしょう。まさか3曲全てがミックスされるとは。毎度毎度期待の遥か上を行かれる。
2019年2月17日 追記
曲名は「月魄のファントム」。月魄(げっぱく)は月の精霊や月の神、あるいは月そのもの。魄は魂を意味するようです。魂魄(こんぱく)の魄ですね。ファントムは幻、あるいは亡霊。
かつて常夜の帝国の女王であった悲壮な骸、セクトニアソウルをイメージさせる曲名です。タランザはいまも、あの水色の月とワールドツリーに、永遠なる眠りについたセクトニアの幻を見ているのでしょう。
星のタランザ クリア!
第3弾のドリフレにしては道中の難易度が低い部類だと思われます。
エンディング
EDはトリプルデラックスのウィスピーフラワーズ戦前のデモ。トリデラの発表時には「デデデがヒロインかよ」と言われまくってましたね。実際はヒロイン兼ミニゲーム係兼ラスボス前座兼もうひとりの主人公というデラックス山盛りケーキ状態。「王位の復権」はこの作品で完全に果たされた。
おまけ
「ボスの登場中に蜘蛛の巣やワールドツリーやクィンズファントム設置→スーパータランザバーストのチャージ→防御アップが解けたらいっきに体力を削り取る」で大半のボスをズタボロにできます。無敵技のラインナップはイマイチなものの、その高い火力とヒットストップでボスを瞬殺可能なポテンシャルを秘めた強キャラです。
高威力の置き技とスーパータランザバーストの組み合わせが非常に強力。マホロアと違い地上の相手にもエグい火力を叩き出せるため、デデデやメタナイトが強い魂辛EXへの適性がより高いかもしれません。ただしクリア向けというよりタイムアタック向けっぽい。
(おっと。紳士たるもの、レディとのおしゃべりの前には身なりに一層気を使わねばならないのね……)
「よし……ってもういなーい!?」