エリア1からエリア5のボスについて攻略とか感想とか。技名は小学館の任天堂公式ガイドブックより。
星のカービィ ロボボプラネット: 任天堂公式ガイドブック (ワンダーライフスペシャル NINTENDO 3DS任天堂公式ガイドブッ)
- 作者: 任天堂
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: ムック
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ウィスピーボーグ
エリア1「プレインプロプトン」のボス。
ハルトマンワークスに改造されたウィスピーウッズ。ドリルを装着されたことで自由に歩き回れるようになった。カービィハンターズの普通のウィスピーも大ジャンプするけど。
口からのミサイル、脚の「くっさくドリル」、頭の「タンクボウル」で攻撃してくる。もうリンゴも落とさないし、空気弾も吐いてこない。
HPを減らすとあわや転落……で終わるわけもなく。
「パワードライバー」で足場を浮上させ、円形フィールドでの戦いとなる。ドーナツ状の地形はカービィ64を彷彿とさせる。
後ずさりしてからの突進「サークルダッシュ」は鬼気迫る姿もありおっかなく見えるが、ウィスピーと同じ方向に走っていれば逃げきれる。火力のあるコピーならダッシュ前の段階以移行も十分狙える。
更に体力を減らすと壁がせり上がり空間が狭くなる。横穴からのドリルミサイル、ドリルでの連続突き「くしざしドリル」を繰り出してくるように。
画面奥からの「タンクボウル」は攻撃すると跳ね返してダメージを与えられる。トリデラのボスからの教訓だろうか。ほら、ヴォルゲロムとか。
第2段階のフィールドが広いこと、狭くなった頃にはもう体力が僅かなこと、攻撃範囲が控えめなことから、前作のウィスピーフラワーズよりは弱いと思われる。
撃破するとウィスピー恒例の表情を見せるのですが……。
いつもなら「負けちゃったもんなー」で済むんですけどね……。痛ましい。
ホログラフ防衛システムズ
エリア2「ラスタードロード」のボス。
過去の戦いのデータを元にホログラフを生み出すセキュリティマシン。
呼び出されるホログラフボスとの4連戦となる。外見はカービィ64のピクスを、戦法はカービィ3や64のアド(アドレーヌ)を思い出させる。どこかの星に眠っていた設計図を元にしているらしいが……?
ホロ・クラッコ
いつもの。古より天空に住まう雲のモンスターと解説されている。「イナズマ落とし」や「雨ふらし」が得意技。
攻撃パターンはトリデラの前半とほぼ同じであり、平たく言えばスパデラのクラッコ。 体当たりのパターンがちょっと多い程度。
ホログラフのくせして実物のワドルドゥを生み落とす。空間転移装置でも内蔵されているのだろうか?
HPも低く星型弾3発で沈む。まずは小手調べ。これにかぎらずHPが減るとホログラフが乱れる。
ホロ・ローパーズ
「星のカービィWii」の異空間ステージの中ボス。赤と紫のスフィアローパーのタッグ。スペシャルページによると紫じゃなくて青だそうだが、間を取って青紫としておこう。
赤の個体のくせしてバーニングアタックを使わない。フラフラと飛びながら「エナジー弾」を飛ばしてくる。体力が実物より更に低いので片方を先に沈めてしまいたい。
滑空体当たりは地上に居れば当たらない。低空パターンでもしゃがめばOK。
こいつらよりも好物のスフィアの方に謎が多いようだ。さて、異空間に潜むローパーのデータの出処とは……?
ホロ・アイスドラゴン
なんと「星のカービィ64」以来16年ぶりの出演。3や64でもアド(アドレーヌ)が描いていたため、そのオマージュだろう。偽物に定評があるボスである。アニメでも本人の後にロボが作成されてたし。
行動パターンは「星のカービィ2」のものに忠実であり、尻尾を振り回しての飛行(テイルホバー)や、氷飛ばし(カーリングアイス)や「つらら」の姿勢までほぼ当時そのまま。
割れたつららのやけに長い攻撃判定や、2連続カーリングアイスまで再現されている。
星のカービィ2より
新技「けっしょうカッター」は雪の結晶状のカッターを吐き出してくる。攻撃範囲が広めなので背面に回りたい。吸い込むことも可能。
他の3体と違い3Dグラフィックが新規に用意されている。カービィハンターズのボリュームアップ版がでたら、そのときは本人の出演もあるかもしれない。
プニプニしてて柔らかそう。アザラシのように皮下脂肪を蓄えているのだろうか。
スペシャルページにでは、ドラゴンは古代に存在したまぼろしの生物と解釈されており、炎を吐き出すタイプもいると付け加えている。おそらくこれはランディアのこと。
ホロ・ガラーガ
前作「星のカービィトリプルデラックス」より。ワイルドワールドのボス「トグ・ロ・ガラーガ」のホログラフ。頭が弱点だというウワサだ。
行動パターンはほぼ同じだが、「ファイアーボール」が電気属性の「スパークボール」になっている。入手コピーはもちろんスパーク。
さらに蛇行や「バラバラボディ」の着弾地点に電気が残るようになっている。少々反撃しにくくなった。這いよってスパークボールを連射している間に体力を削り、早期決着を狙いたい。
平和の象徴である神の偶像に、タランザのあやつりの魔法で命と悪しき心が吹きこまれたもの。今では天災をもたらす存在となってしまった。アイツろくな事しないな。
ハルトマンワークスによると思われるスペシャルページでは「エネルギーを注がれ動き出したヘビの人形にすぎない」と一蹴されており、彼らの宗教観が窺い知れる。
ホログラフを全て倒すと「システムエラー」を起こして暴走。とはいうものの、逃げまわるだけの悪あがきでしかない。時間が経つに連れて鈍くなる。
あとは1回攻撃するだけで倒せる。というか空気弾でもいいし、ぶつかるだけでも構わない。そう、3のアドのように……。
秘書スージー
エリア3「オクターンオーシャン」のボス。
ハルトマンワークスの美人秘書であり、パッケージにも描かれているキーキャラクター。趣味はカラオケとピアノ。
幹部専用インベードアーマー「リレインバー」に乗り込み、ピンクのゲンジュウ民の駆除に赴く。アイスクリームのコーンっぽいのは好物に由来するのだろう。
これらのプロフィールはニンドリ6月号のディレクターインタビューより。他にも興味深い情報が掲載されているのでオススメ。
ジャンプ押しつぶし、腕を振り回す「ヘビーローテートダンス」、底部からの「ドライバーミサイル」などで攻撃してくる。
体力を減らすとウィスピーボーグ戦のような円形フィールドとなる。小型ユニット「ドリー」を爆弾にしたり、一緒に飛び跳ねて潰そうとしてくる。このジャンプ攻撃がカービィ64のウィスピーJr.っぽい。
ちなみにドリーから得られるコピーはスパーク、爆発パターンならボム。
星型弾はフィールドを半周ほどした後に消える。
さらに体力が少なくなると「オープン ザ ホール」により柱に穴を開け、これを利用した「タワー・ストライク」や強化版「タワー・ストライクボルト」を使うようになる。
反対側から回転ダイブ、着地時に衝撃波が発生する。ジャンプでかわしつつ反撃を狙おう。
これらはカービィが遠くに離れていると不発に終わる。攻撃チャンスも減るので早期撃破を狙うなら引き付けること。
トリデラのセクトニアと同様に声優によるキャラボイス付きであり、戦闘中に掛け声や笑い声を発する。
おそらくカービィと同じ大本眞基子さんだろう。セクトニアよりも分かりやすい。
メタナイトボーグ
エリア4「ギガントグラウンド」のボス。
果敢に立ち向かうも敗北し、敵幹部の手で改造と洗脳を施された気高き仮面の騎士。
メタナイトの行動パターンに「ショルダーランチャー」や「アイビーム」などの兵器攻撃が加わった。その代償としてスピードが下がり、不規則な動きも抑えられている。
加えて「スパークトルネイドアタック」「たつまき雷めい」は同系統の技より範囲が狭まってしまった。
要するに、普段のメタナイトよりはるかに弱い。
ファイアの「バーニングアタック」などの無敵突進技で剣技をしのぎ、ミサイルやビームで隙が生じたら大ダメージを与えると戦いやすい。
後半戦では「プラズマウォーク」「メガアイビーム」などが加わる。メガアイビームの後にはガラクタが降ってくる。穴の位置に移動して回避しよう。
撃破すると溶鉱炉に落ちて爆発。親指を立てて沈むメタナイトボーグを尻目に笑顔で踊るカービィは涙なしでは見られなかった。
ちなみにスージーは彼を大層気に入っており、専属のボディガードにしようと考えたらしい。素早い剣士の長所を台無しにしてでもゴテゴテした武装をさせたかったのだろうか……。
クローンデデデ
エリア5「リポジトリムリズム」のボス。
デンジャラスでデッドリーでデラックスなクローンモンスター。カービィへの強い敵対心をむき出しに襲いかかる。
行動パターンはスパデラや夢の泉のデデデとほぼ同じ。おなじみ吸い込み攻撃が「がんばり吸いこみ」としてマホロアのブラックホールのように引き寄せるタイプになっている。
HPを減らすと3体の「デデデクローンズ」に分裂。「カービィファイターズZ」がベースであり、「ハンマーファーマー」らしき技も披露する。
カービィにしつこくまとわりつくように行動を続けるため、下手にガードしようものならジリ貧に追い込まれる。ストーンやリーフやスナイパーの無敵でやり過ごそうとしても、取り囲まれてダメージ必須になりやすい。
それぞれの体力は低く、倒す度に休止時間が生じて復活後は脆くなる。よってダメージ覚悟でゴリ押しする方がよいだろう。
この星でもかなり強い生命体とのデータは伊達ではない難敵。クローンであっても流石は永遠のライバルである。
だが、これでは終わらない。
クローンデデデ&D3砲
屋上にたどり着くとそこには巨大な戦車のようなものが……。
これぞスージーが与えた兵器「D3砲」。クローンデデデからの連戦となる。
特筆すべきはBGM。「デデデ大王のテーマ」とメタナイトの逆襲ED「友と夕日と……」のミックスアレンジ。つなぎには戦艦ハルバードのマップのフレーズも用いられている。ジャジーな曲調であり、夜景にも馴染んでいて素敵。
「ディーゼルトレイン」でレールの上を移動しながら「デッドビームマシンガン」「ディザスターフレイム」「デンジャーキャノン」「デストラクション・レイ」などを撃ちだしてくる。
どれもこれも「デ」で始まっているのは気のせいではあるまい。
HPが半分を切ると投げつける「ダイナミックボマー」はある程度攻撃すると弾き返してダメージを与えられる。流石に「デイナミック」とはいかなかったか。
これまた手強いが、回避ターンと攻撃ターンに分かれているだけデデデクローンズよりは戦いやすいと思われる。
撃破時の演出は必見。せっかくここまでシリアスだったのに……。
レベル5にふさわしい情熱が詰まったボスといえる(主にディレクターの)。
ウルデラの大王の逆襲は「大王様でメタナイトの逆襲がやりたかった」も動機のひとつなんだろうか……。
ちなみによく見ると、左右のデデデが必死でペダルを漕いでいる。
Nintendo DREAM(ニンテンドードリーム) 2016年 06 月号