多種多様な美技を繰り出す第2形態。狂花水月は取り巻くなにかもが完璧過ぎる。
前哨戦の「セクトニア ヴァイン」とストーリーのクライマックス「この星をかけた魂の戦い」も合わせて紹介。
クィン・セクトニア第1形態攻撃パターン - クレセント クローゼット
セクトニア ヴァイン
第1形態と第2形態のインターバル。ジャイロ操作*1で照準を合わせて目玉にぶつけて倒す。最終決戦の演出としてだけでなく、この先の練習でもある。攻撃はココナッツ弾のみ。
1つ→3つ→5つと数が増えていき、最後にはトゲが生えるが、目玉以外にぶつかるとダメージを受けるのは最初からそうなのであくまで見栄え的な問題である。
全部倒してからモタモタしてると復活してしまう。流石に花は3つだけ。*2
黒幕を前に2人があたふたし、デデデがカービィを送り届ける展開は夢の泉の物語を彷彿とさせる。ラスボスの前にデデデと戦うところまで同じ。*3
ここからが本番。小学館の公式ガイドブックに基づく技名は赤の太字、電撃Nintendoの攻略本は青の太字、両方に共通するものは黒の太字で技名を記しています。通常の文字は筆者による仮の名前。
両脇の花は「セクトニアフラワード」。ワールドツリーを乗っ取ったセクトニアのオプションといったところか。ラスボス恒例の単眼要素でもある。ちなみに一部攻撃中を除き、接触してもダメージはない。
第1段階
- フローラルファイア弾
- フローラルソード(串刺し)
- フローラルニードル
- フローラルボム弾
- フローラルソード(交差斬り)
- フローラルカノン(なぎ払い)
- フローラルスパーク弾
- フローラルソード(回転斬り)
- 1に戻る
フローラルファイア弾
奥へ手前へ場所を変えつつカービィに向かって炎の玉(種子だろうか)を発射。4回で1セット。飲み込むとファイアをコピー可能。
フローラルソード
複数パターンが存在する。フラワード自体にダメージ判定はなし。
串刺し
上方からカービィの位置に落下。剣が突き刺さり少し動けなくなる。地面との衝突時に星が出る。4回で1セット。
交差斬り
左右から同時に切り裂いてくる。鋭いエフェクトだが単純な自機狙いだったりする。斜めにジャンプし過ぎないように。
回転斬り
左右交互に回転しながら斬りつける。しっかりカービィの高さに合わせてくる。計6回。
フローラルニードル
フラワードがトゲの塊となり、右あるいは左から突進。あんまり速くない。
フローラルボム弾
時間経過で爆発する大玉を画面奥から投下。カービィの場所に合わせてくる。ボムが入手可能。
フローラルカノン*4
これも複数パターンがあるが、この段階では1種類しか用いない。
回転なぎ払い
ソウルの開幕行動としてよく知られているが、実はこちらも使用してくる。回転しながらビームを照射。一度上方に傾けてから一気に地上を薙ぎ払ってくる。フラワードの間でホバリングして回避しよう。
フローラルスパーク弾
左右から中央へ、また左右へと移ろいながら電気の弾を下方に発射。よく見るとフラワードは前後に揺れているため、見てくれほどの攻撃範囲はない。スパークが手に入る。
第2段階
足場の中央に穴が出現。転落死に注意しよう。
- フローラルカッター
- フローラルソード(交差斬り)
- フローラルソード(横突き)
- フローラルニードル(バウンド)
- フローラルカノン(上方)
- フローラルファイア弾
- フローラルソード(串刺し)
- フローラルボム弾
- フローラルカノン(なぎ払い)
- フローラルスパーク弾
- フローラルソード(回転斬り)
- フローラルニードル
- 1に戻る
フローラルカッター
フラワードの花弁がカッターに変化。まずは画面奥から、次に画面手前から1輪ずつ体当たりし、最後に2輪が広がりながら突撃してくる。フラワードが並んだときにカービィがいる側とは反対の花から向かってくる。順番の決定タイミングが早い。
ファイアやソードと同様に、これも高さを合わせてくる。
フローラルソード
横突き
カービィと軸を合わせ、左右から順番にまっすぐ突き刺してくる。当たり判定は半透明の刃の部分のみ。
フローラルニードル(バウンド)
トゲ状になって奥に手前に飛び跳ね、最後にカービィに直撃してくる。どちらかといえば外見で驚かせてくる技。
フローラルカノン
上方
上空からのビーム砲。3回で1セット。画像のように1発目でカービィが動かなかった場合、2発目はカービィが不在の地点に放つ。
フローラルカノンはガードで防げるが、連続ヒットであるため削り性能が高い。挟まれると普通より深手を負うこともある。
第3段階
足場が3分割され穴は2箇所に。スパーク弾やボム弾で落下事故が起こりやすい。
- フローラルカノン(奥)
- フローラルスパーク弾
- フローラルボム弾
- フローラルカノン(上方)
- フローラルソード(横突き)
- フローラルニードル(バウンド)
- フローラルソード(交差斬り)
- フローラルニードル
- フローラルファイア弾
- フローラルソード(串刺し)
- フローラルカノン(なぎ払い)
- フローラルカッター
- フローラルソード(回転斬り)
- 1に戻る
3と4の間隔が短い。もしかすると他の攻撃でもスピードアップしてるかも。
フローラルカノン
画面奥
画面奥から3回撃ってくる。これまでと違い位置が固定されている。
第4段階
セクトニアフラワードが4つに増加し、新技も多数披露してくる。足場は更に狭くなり、画面両端も奈落の入り口と化した。ここからが正念場である。
- ジャイアントナッツ
- フローラルレイ:カルテット
- デスブルーム
- フローラルナックル
- フローラルファイア弾
- フローラルカッター
- フローラルソード(斜め斜め交差斬り)
- フローラルニードル(往復→奥)
- フローラルカノン(なぎ払い)
- フローラルレイ:デュエット
- フローラルスパーク弾
- フローラルボム弾
- ジャイアントナッツ
- フローラルカノン(奥)
- デスブルーム
- フローラルカノン(上方)
- フローラルソード(串刺し)
- 1に戻る
ジャイアントナッツ
トゲトゲのフラワードをセクトニアが発射。バウンドしながら転がり回る。3発目と4発目は高く跳ねる場合があり、その際には射出前にセクトニアが少し上を向く。
フローラルレイ:カルテット
フラワード4輪が電気の線でつながりこちらを包囲。一定時間経過後に押しつぶしてくる。2回で1セット。
デスブルーム
マルクやマホロアの流れをくむ極太ビームであり、セクトニアの必殺技。セクトニアとフラワードが画面奥から威力大のビームを放つ。3発で1セット。セクトニアのふもとから遠くに撃つ場合と、上空から手前に寄せていく場合がある。おそらく奇数回目は前者、偶数回目は後者。浮いていれば余裕、という思い込みを逆手に取っている。
意外や意外、実はガード可能。……なのだが、ガッツリ連続ヒットするので結局被害大であり、しかも猛烈に押し出されるのでそのまま落下することも多い。ガードした方が危険だとさえ言える。気づかれにくい罠である。
「デスブルーム(Death Bloom)」を直訳すると「死花(しにばな)」となり、これは死に際の名誉あるいは死後の名誉を意味する。ED後を考慮すると……なんとも皮肉なものである。
フローラルナックル
フラワードが丸くなって画面奥から突進。上段と下段に2回攻撃する。攻撃判定が一瞬、予備モーションもたっぷり、範囲まで狭いと揃ったヌルい技。
フローラルソード
斜め→斜め→交差斬り
斜めに2回斬りつけ、最後に交差斬り。スピードで焦らされるが、簡単な自機狙いの3連続なので落ち着いて、かつ立ち止まらないように。
フローラルニードル
片側に4つ並んでから突撃。そのまま画面外に消えるが往復してくる。そして〆に画面奥から突き刺す。易しいと油断したプレイヤーへの引っ掛けと言える。単体ではそんなにキツくない。
フローラルレイ:デュエット
フラワードが電気の光線で2輪1組となり、まずは画面奥から手前に、地を払うように平行移動。その後十字に組み合わさり回転する。Wiiのランディアの攻撃に類似している。
コピーロストや転落の危険を伴う厄介な技だが出番が遅い。カルテットもそうだが技名がなんとも優雅である。
フローラルスパーク弾
フラワードが2ペアで交互に電気弾を発射、実質的な攻撃範囲が広がった。フラワードとは逆に、中央→端→中央と動くとよい。
他の攻撃はフラワードならびに弾の数以外の違いが少ないので解説は割愛。画像だけ掲載する。
フローラルカノンやフローラルソードのパターン、フラワード増加後を別々の技とカウントすると、なんということでしょう。27種類もの攻撃を持ち合わせていることになる。*5マホロア第2形態の魔力球のパターンを全て別々としてもこれに追いつけるかどうか怪しいところ。
この星をかけた魂の戦い
ビッグバンカービィに対抗するかのように、セクトニアの技も一段と豪快になる。いよいよ追いつめられ、下界の勇者を屈服させた後のことなど構っていられなくなったのだろう。要は体力の消耗が激しすぎるとかそんなところだと思います。
フローラルミサイル
種子のミサイルによる砲撃。小ミサイルを流星のごとく降り注がせ、動きを封じてから巨大ミサイルで粉砕を狙う。実は小さい方をわざと食らうと大きい方は撃ち出されない。格好悪いが。
フローラルアーム
フラワードで掴みかかってくる。歩いていれば余裕でかわせる、一応ガードできない。足場に衝突したフラワードはみっともなく潰れる。セクトニアの体力ももう限界なのだろうか。あえて吸わないでいると復帰し、別の花が掴みかかってくる。無闇に3回も繰り返してくる。
フローラルバリア
セクトニアフラワードをコアにバリアを展開。フェイントを交えながら回転する。吸い込んだフラワードを別のにぶつければ解除され、1つが散る。*6セクトニア ヴァインはこれの練習でもある。
時間切れになったりはせず、吐き出すまで待ってくれている。というか、守るのに必死なのだろう。フラワードが1つでも2つでもバリアの質は変わらない気がする。「1つで守って2つで攻撃」のように分担させないので、もはや頭に血が上っている状態と思われる。
ファイナルデスブルーム*7
なにもかもを失ったセクトニアが最期に咲かせる大輪。
ここまできたら、やるべきことはただひとつ。
吸い込み合戦に(わざと)負けるとこうなります。ダメージも極大。カービィの喘ぎが可愛いので聞いてみてもいいかも。まったく締まらないけど。
当たりもしない掴みを繰り返し、フラワードが吸われると残りを全てバリアに回す。前段階までの華麗なコンビネーションはなんだったのかとばかりに、直情的で行き当たりばったり。
忠臣には裏切られ、夜に閉じ込めた帝都は朝日に照らされ、万物の女王のプライドは跡形もなく砕かれた。もう理性など吹き飛んでしまったのでしょう。
せめて、タランザとの美しい過去を抱いて永遠に……とすら、いかないんだなこれが。