東方紺珠伝 完全無欠ノーマルクリアまでの感想

 狂気の世界の門をくぐってきました。

東方紺珠伝 ~ Legacy of Lunatic Kingdom.

東方儚月抄 〜Cage in Lunatic Runagate.

 霊夢のイージーと早苗のノーマルを完全無欠でクリア。エクストラはボスの顔を見るところまでしかやってません。

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 キャッチコピーに偽りなし、常軌を逸した弾幕が展開されています。弾幕の難易度だけで言えば間違いなく歴代でダントツ。

 ノーマルではステージ2の時点で従来のステージ4や5に相当する激しさとなり、後半戦に至ってはハードやルナティックと比較しても遜色ありません。イージーでも妖々夢や輝針城のノーマルと大差ないと思われます。

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 もうひとつの特徴である完全無欠モードは、残機制度を撤廃して無限にリトライできる代わりに、そのチャプター*1をクリアするまで先に進めないというもの。突破できるまで挑み続ける点は文花帖弾幕アマノジャクからの着想でしょうか。

 ちなみにこの記事のスクリーンショットはプラクティスモードで撮影したものなので、いつも通り残機があります。「おまけ」という位置づけのレガシーモードも同様です。

 「安心して死にまくれ!!」を体現した厚い手心と超スパルタの両立。これが今作のコンセプトでしょう。

 完全無欠においてはミスが非常に軽く、抱え落ちの心配とは無縁です。弾幕が非常に難しい反面、気軽な挑戦が出来ました。凡ミスのせいでクリアが遠のき1面からやり直す……なんてこともない。

 難関を越えた達成感はやはり心地よいものでして。挑戦をひたすらにさせてくれるこのシステムはかなり好きです。知識と技術とひらめきによって壁を乗り越える喜びをもたらす。ゲームの在り方のひとつです。

 道中もボスも5面が印象的でした。同時におそろしく難しくもあったわけですが、悲鳴を上げながらも攻略に燃えてはいました。フラッシュアンドストライプのえげつないことえげつないこと……。

 ボムはどうしてもクリアできないときの白旗です。面倒だからボム、を繰り返していると後で泣きを見ることになる。スコアアタックならまた事情は変わってくるんでしょうが、クリア重視なら温存しないとまずい。「東方はボムゲー」へのアンチテーゼ……ではない、かな? すぐにボムに頼らず避け方撃ちこみ方を考える面白さが味わえたので、これはこれでいいですね。

 ただ弾幕の件で残念だったのは、発光している弾がやたらと多いこと。眩しくて目が疲れやすく、そもそも見えにくい場面が少なくない。4面道中なんか背景に巧みにカモフラージュしちゃってます。

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 関連して、散弾中の明滅演出も止めていただきたかったですね……。輝針城でもやっちゃっているんですけど。ミスティアや正邪のような意図的な視界ギミックはそれ込みの調整がされているからともかく、弾や背景の眩しさは事故ですよ。

 それと6ボスはイライラ棒要素が強すぎやしませんかね。針の穴に糸を通し続けるのはゲームの攻略って言えるんでしょうか。特に酷いのが通常4で、狭い、速い、見えにくいと揃っている。せめて輪郭の色を変えて欲しかったなあ……。

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画像ではどうしても伝えにくいですが、速く動いていると大変見えにくいです。

 コンセプトは好きだし超絶難易度も別に構わない、むしろ尻込みせず挑めるのは喜ばしいのですが……。想定とは外れた形で不適切に難易度が上がっちゃっていませんかね。ツメが甘いというか、背景と弾色の兼ね合いはもうちょっと見なおしてもらいたいです。

 敵や弾の配置は十分練られているんですが、眩しすぎるせいで遊びにくい。辛酸を嘗めさせられようとも5面が楽しかったのは、視認性の問題があまりなかったからというのが大きかったりします。

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 高速でズオッと迫ってくるよ!

 東方Projectの誕生経緯からすると本体とも言えるBGMは、今作もやっぱり素晴らしい。お気に入りを3曲上げるなら

「永遠の春夢」(3面ボス)

「凍り付いた永遠の都」(4面道中)

「ピュアヒューリーズ ~ 心の在処」(6面ボス)

ですかね。3面4面の時点であたかも終盤のような雰囲気が漂っていて、今回はタダ事じゃないぞと思わせたり、6面ボスのテーマが「捻りもなく」ラスボス感全開だったり。なんというか、パワーがありますね、歴代最高難易度にふさわしい、パワーが。

 キャラクターはどうかと言えば、神主の引き出しの広さと多彩さを思い知らされることとなりました。BGMのこともそうですが、控えめに言って天才ですよやっぱり。ボスとして悪く言っちゃった6ボスの純狐も、キャラ造形は秀逸。ヘカーティア共々やたら悪役っぽいなと初見では思ったんですが、おまけテキストによると「いつもの東方」のノリですね。でもスケールは壮大。

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二つ名が表示されていないんじゃありません、存在しないのです。

 可愛くて無慈悲に強く、愛憎共にぶつけられているクラウンピースは比良坂真琴先生*2の目に止まったようでして。心綺楼の布都のような旋風を巻き起こすのか、これは。

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 稀神サグメの能力ですが、どういうストックが頭にあれば生み出せるんですかと尋ねたいくらい。

  • 「過去に起きた結果」を逆にすることはできないが、「これから起きる出来事の結果」が規定ラインとは逆になる。
  • 言葉と反対の事象が発生するわけではない。
  • サグメに未来予知の能力はない。

 大事なのはこの辺でしょうか。外見的にもポジション的にも、ドレミーと並んで今回のお気に入りキャラですね。というか天邪鬼の一種なのか。

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 「ここがお前の墓場となるのだ」の台詞で始まった戦いに言及したら勝利フラグに転換されるんでしょうかね?

 ここからはエクストラの攻略とかレガシーでのクリアを目指して遊んでいくと思います。ゆっくりとたまに入り浸りますか。

tsukimajiro.hatenablog.com

 紺珠伝のアイツが登場。

東方儚月抄 ~月のイナバと地上の因幡 (上) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

東方儚月抄 ‾Silent Sinner in Blue. 上巻 (IDコミックス REXコミックス)

東方香霖堂 ~Curiosities of Lotus Asia.

東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red

*1:今作はステージ内が複数に区切られている。道中は一定区間、ボスは弾幕毎に分割されている。

*2:東方三月精の漫画担当。連載が終わった現在も二次創作で三月精主役の同人誌を描いています。