3ヶ月ぶりの三月精。桜が散ったかと思えば例大祭目前で、秘封倶楽部の新作CDも発表されました。空中に沈む輝針城のアレンジが楽しみ。
もうね、開始6ページの時点ですごいですね。
比良坂先生の全身からあふれるクラピへのラブが爛々としていますね。
地上の桜に大はしゃぎするクラウンピースの一挙一動……ワーオ! ワンダホー!
満開の桜並木を俯瞰するシーンはクラウンピースの覚えた高揚感を余すことなく伝えるかのよう。青い空と桃色の海、そして緑の地平は、彼女にサイコーの喜びを与えたことでしょう。
三月精全体に言えることですけど、開放的な自然空間に心が洗われる。
地獄の桜は「東方茨歌仙」6巻収録の第28話「桜の木の地底には死体も眠らない」の件ですね。あれは非常に綺麗だと思うので、モノクロページ以外のかたちでも目にしたい。
ただしあれはクラウンピースの好みではない模様。自然の象徴たる妖精にとっては生命力が大切らしい。
東方茨歌仙 ?Wild and Horned Hermit: 6 (REXコミックス)
- 作者: あずまあや,ZUN
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2016/01/27
- メディア: Kindle版
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何で地上だけが生命に満ち溢れているのか、何で月の民は生命を嫌うのか、何で自分は地上に生まれなかったのか。
生命力の豊かな地上に憧れてクラピは地上に来たのでしょうか。紺珠伝の一件で地上の世界を知り、月面や地獄よりは良いところかもしれないと望みを抱いたとか。
クラピが生命への羨望を語る場面では綿月姉妹、サグメ、純狐、ヘカーティアが描かれています。
純狐の淀んだ瞳とサグメのクールで理知的な顔が素敵。いつか本人も出ないものか。
クラピの能力に目をつけた三妖精は花見対策にスカウトします。心を作用する能力は妖精にしては非常に珍しいのだとか。
視覚を欺き聴覚を遮り存在を先んじて暴き、そして精神を狂わせる。これだけ書くと大ボスクラスなんだけど、圧倒的に腕っ節と脳みそが足りない。闇属性使いが1ボスの頃から続くハッタリの伝統である。
花見に来たのはそうそうたる面々。山の神々に妖怪狸の大親分に女子高生、一歩間違えば満身創痍にされそうだけど、それでも三妖精のいたずら心は止まらない。
よーく見ると小町の肩に針妙丸が乗っているんですね。三月精で針妙丸メインの話があったら嬉しい。比良坂先生ならこの子の魅力を120%引き出せるはずだ。
ターゲットに選ばれたのは魂魄妖夢。主の西行寺幽々子やおなじみ霊夢や魔理沙と花見もとい酒飲みの真っ最中。相変わらずマイペースなゆゆ様に翻弄されているらしい。真面目だけど半人前な妖夢らしさが表情にも浮かんでいるよう。
スターサファイア発案の作戦は、クラピの松明の火で誰かを狂わせてやろうというもの。炎まで消したら意味が無いとはいえ、浮かぶ火の玉が不審がられないわけもなく最初は失敗。
幽々子様の念仏はツッコミ待ちなんだろうか。比良坂絵の幽々子様はお姉さん度高い。
飛べるんだから肩車の必要ありませんよね? ルナチャの困り顔を拝みたいとかそういう趣旨でもあるんです?
カモフラージュ用の篝火を近づけて今度は作戦成功。妖夢以外の3人は大体わかっていて放ったらかしたんだろうか。酒癖が悪くなったで片付けられてなお不憫。ゲームだと毎回強いのにね。妖夢とルナチャはいい酒が飲めそうだよ。
花見対策のメインは人任せにしながら陰で一番の手柄を上げるスターサファイアのしたたかさは末恐ろしい。グレートですよこいつはァ。
まあ霊夢さん曰く治る見込みのないバカだそうなので大丈夫かな。
天真爛漫で脳内快晴のサニーミルク、比較的冷静な苦労人ルナチャイルド、要領が良くて飄々としたスターサファイアに、やる気元気狂気のクラウンピースが加わり、彼女らのイタズラ三昧な日々はますます充実したものとなるでしょう。
でも赤い巫女はめちゃくちゃ強いから気をつけよう。クラピとの約束だよ! 弱い妖精視点の三月精だと、なおさら赤い通り魔扱いされてるね!
第3部の最終回で瞬殺されてたんで手遅れといえば手遅れだけど。
クラウンピース加入までもっとひっぱるかと思ってたから意外だった。準レギュどころかレギュラーじゃないですか。
次の掲載は7月。雪だるまに花見ときて、今度は川で水遊びでもするんでしょうかね。
上海アリス幻樂団 燕石博物誌~ Dr.Latency's Freak Report.
東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery.(5) (角川コミックス)
東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity. (1) (角川コミックス)
[まとめ買い] 東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.(REXコミックス)