「星のアドレーヌ&リボン」もとい星の〇〇〇〇アドレーヌ&リボン編の感想メモ。隠しボスなどネタバレ注意。
タイトル
タイトル画面の元ネタは「星のカービィ64」のパッケージ。左下にある虹の尾の流れ星まで描かれてます。ピンク中心のカラーリングがキュートな2人にマッチしてますね。
サブタイトル「あたしたちもまぜて」はカービィ64でアドレーヌが加入するムービー「あたしもまぜて」が由来です。
登場ジングルは星のカービィ64の「ポップスター」のアレンジ。作曲者は安藤浩和さん。
2019年2月18日 追記
曲名は「おまたせ!アドレーヌ&リボン」。おかえり!
- タイトル
- スペシャルページ
- 出た!ピンクの訪問者
- 画用紙並みの装甲
- アドレーヌとリボンの技
- お絵かきガールと妖精さんの道中
- バルフレイナイト戦BGM「おとめたちのやみとのたたかい」
- 星のアドレーヌ&リボン クリア!
- エンディング
- おまけ
スペシャルページ
諸々の事情を知っているとスペシャルページで目が潤んでくる。ついに帰ってこれたんだな……。
アドレーヌやリボン、および64のキャラは不自然なまでに再登場せず、カービィ3のアドがいるトリデラのキーホルダーですら「描かれたスイートスタッフ」表記。ロボプラでアドレーヌとリボンのステッカーが登場し、公式ツイッターのイラストでも姿を見せて、これはもしやと期待が高まる中……スタアラにてドリームフレンズとして復活! 夢のような現実の話!
18年間ずっと待ってたよ、おかえりなさい!
星の〇〇〇〇以外の通常スペシャルページはこちら。作中においては「ポップスターを出て旅をしていた」という設定らしい。
出た!ピンクの訪問者
さっそくペインターでお絵かきしてみるかー……バタモンとドネンとゴーストナイトが出るんだっけ。
お、このタコは
オクタコンちゃんZOY!?
PVの3種類で全部だとばかり思ってたから仰天した。バタモンだけでサプライズ性抜群なので考えもしなかった。上手いこと隠しおって……。
オクタコンはアニメカービィに登場したアニメオリジナルキャラクター。記念すべき第1話でカービィと戦った最初の魔獣です。アニメでは巨大な姿に変身しましたが、ペインターでは熱気を吹き出しがら少し膨れ上がるのみ。
2011年の「あつめて!カービィ」ではエスカルゴンやカスタマーサービスなどアニメキャラが多数登場していましたが、本家「星のカービィ」シリーズにアニメキャラが出てくるのはこれが初めて。最初の魔獣がトップを飾ったか。
64のキャラはアニメにも全く出ていなかったのですが、同作の代表がしれっとアニメカービィのキャラを描いていると、シリーズの垣根は取り払われたんだなと強く実感します。
ちなみにアニメカービィ第1話はWiiソフト「星のカービィ20周年スペシャルコレクション」に収録されています。星のカービィ64も遊べるのでWiiかWiiUをお持ちの方は是非。
画用紙並みの装甲
話を星のアドレーヌに戻しまして。
「体力に自信がない」とある通りHPは本当に低く、星の〇〇〇〇の初期状態だと敵にぶつかっただけで4割近くHPが減ってしまいます。おそらく全キャラ中最低。
「星のカービィ3」より
これはカービィ3や64におけるアド(アドレーヌ)本人のスライディングや空気弾1発で吹き飛ぶ貧弱さに基づいた設定。これでも当時と比べればタフになってるんですよ。パラソルワドルディに追い抜かれてるけど……。
紙装甲っぷりは後半のレベルになるとかなり響いてきますね。ゴリ押しで突っ走るのはだいぶ難しい。
しかしこのか弱さをカバーするがごとく、彼女たちは強力な技をいくつも有しています。
アドレーヌとリボンの技
まず回復手段として「ピクニッカペインター」を有しています。技としてはフードデルペインターの上位互換になります。
ピクニックシートは地獄のカードマラソンこと64のゴールゲームを意識したもの。そういやフードデルペインターの冷蔵庫も64ネタだったな。
また、ガード(キャンバスにかくれる)により完全無敵になれます。仕様としてはWiiのリーフやトリデラのスナイパーとほぼ同じで、接触判定自体が消えるようです。
ちなみにキャンバスのイラストは「ポップスターステージ1」「ホロビタスターステージ1」「ブルブルスターステージ1」「エンディングの美化された自画像」の4種類らしい。自画像はやや出にくい。
そして目玉が「アドペインター」。アイスドラゴン、クラッコ、ワイユーのどれかを召喚し、乗って操作することができます。いちど攻撃を受けると消えてしまいますが、アドレーヌ自身はダメージを受けません。
クラッコは自由に空を飛ぶことができます。ビームやイナズマの威力も高く、特にツインクラッコ戦で大活躍。目には目を、クラッコにはクラッコだ。これもクラッコの恨みつらみリストに載るんだろうか。
アイスドラゴンはブリザードの威力が恐ろしく高く、ボスのHPがゴリゴリ削れていきます。ちなみにつらら落とし(空中で下B)と氷キック(地上で下B)も使用可能。
他2体と比べるとワイユーはぶっちゃけ地味。忍者だからって性能まで忍ばなくても。ウィスピーやユグドラルウッズに対しては空中下Bが非常に強いんですけども。
お絵かきガールと妖精さんの道中
レベル1の草原エリアはカービィ64のポップスターステージ1の再現。ジャハルビリーバはエヌゼットの代理ですね。原作ではダンゴがいましたが残念ながら今作にニードル能力はない。
ルームガーダーはデカいバウンシー。アドレーヌと出会ったポップスターステージ2と同じ。その場でピョンピョンしてる雑魚でしかない点まで一緒。
アドレーヌ専用エリアではペイントを使った謎解きが用意されています。3段階で難易度を上げていくのはここ最近のHAL研のお約束。
「デデの旦那ぁ!?」
君がいない間にデデの旦那にも色々あったんだぞ。
出番がなかったりとか濡れ衣を着せられたりとかスマブラに参戦したりとかメタナイトごっこしたりとか操られたりとか操られたりとか音ゲーで何度も落下したりとかラスボスだったこと忘れたりとか城を壊されたりとか超巨大化したりとかドキッ!カービィだらけのバトルグランプリ開催したりとか……。
レベル2の共通新ステージではリボンクリスタルが大活躍。自在に空を飛びながら連射できて非常に使いやすい。ラスボス用能力は伊達じゃないってことか。ちゃんと「アドレーヌ&リボン」になってて良いですね。
密着して打つとボス相手にもいいダメージソースになってくれる。相手が暗黒物質でなくても当たれば普通に痛いらしい。
なにげにメタナイトとはこれが初対面。いきなり決闘をふっかけてくる変な人と思われたかも知れない。昔はアメちゃんくれたんだけどな。
ポンとコンもずいぶんイメチェンしましたね。
君がいない間に……出番なかったわ。
レベル3の専用マップはホロビタスターステージ2の再現。クリスタルの場所もきっちり再現されています。
ひろーいマップを探索しながら鍵探し。いかにもイナズマで倒してくれとばかりにフローティザセルコアが待機していたのでしびれさせてやった。
フレンズれっしゃでは目をつぶるアドちゃん。「キャー!」って叫んでそう。ちなみにリボンちゃんは出てこない。
レベル4の共通新マップ。前回のアプデに続きまたもやころがる1000のワドルディ登場。本編でももっと使いたかったんだろうか。こんな状況だけどワドルディと秋の森のコントラストが綺麗。
マジュハルガロアけんがく
レベル5の再現ステージはもうお察しの通りあそこです。遠くに見えるドームやポッと置かれてる肉まで再現しているという気合の入りよう。
「星のカービィ64」より
冬空の下に佇むファンシーなドーム。ブルブルスターのキュートなBGM。中には何がるんだろうと、ワクワクしちゃいますよね。
ここでようやくドリームロッドを発見。これまた初対面のマルクが仲間に。
やってきました「こうじょうけんがく」ことブルブルスターステージ4。ピコハンマシンにゲート、三角カバーの電灯までそれっぽく組まれています。もちろん床はベルトコンベアー。もしかしてプレス機のピストンって新規に制作されたものでは……。
「星のカービィ64」より
この再現度の高さよ。やろうと思えばデデデ大王に乗って進むことも可能な親切仕様。でも難易度は無駄に上がるので心折れないように。
「星のカービィ64」より
つーかここ何の工場だったんだよ……。ここのBGM名「こうじょうけんがく」には「タノシイユメ」「カケッコ」に通じる狂気がある。
デカバーニスの代わりに大量のバードンとのバトルになります。ご丁寧にデカイのもいる。マグマの代わりにトゲ。スパークカッターの代わりにバリッカソード……は別に必要ない。
マルクやメタナイトが強いこともありラクラク突破。みんな、最後まで一緒だよ!
最難関のプレス通路エリア。でも64のカービィと違って機動力高いしスピードもアップしてるので楽勝楽勝……とか余裕こいてたらマルクが潰れた。
プレイヤーではなくドリフレを圧死させることで恐怖を植え付けるとはな。4人で遊べることに目をつけてきたか。
最後の電気壁が追いかけてくるエリアも顕在。ネスパーはバッチの代わり。誰に代役を担当させるか含めて、この再現マップ考えるのすげえ楽しかったろうなと思います。
こうじょうけんがくを終えるとアドちゃん専用の謎解きエリア。看板に色を塗るとポイントスターが出現するので同じのがある通路を進めばOK……?
とはいかず、後半はちょっと捻って同じ色のアイテムが正解になります。64の5-3にこういう色当ての謎解きありましたね。普通に正解の色の絵の具を塗ってくれればよかったと思うの。
ADELEINE&RIBBON
謎解きの果てにたどり着いたADELEINEブロックと……
RIBBONブロック。BGMは星のカービィ64より「ポップスター:ステージセレクトの」アレンジ。第2弾ドリフレは原曲じゃなくてアレンジになっています。
2019年2月18日 追記
曲名は「ポップスター:ステージセレクト/スターアライズ アレンジ ver.」。
バルフレイナイト戦BGM「おとめたちのやみとのたたかい」
バルフレイナイト戦のBGMは星のカービィ64より。「VS.ゼロ・ツー」と「ミラクルマター」と「リップルスター:ステージセレクト」のミックスアレンジ。作曲者は安藤浩和さん。
荘厳で重々しいゼロ・ツーから始まり、徐々にミラクルマターの不気味な旋律がフェードイン。禍々しく激しくなったところで明るいリップルスターへと一気に切り替わり、再びミラクルマターで締める……という、ストーリー性を感じさせる構成。
暗雲に包まれたリップルスターを目にして絶望しかけたものの、傍らにいる頼もしい仲間たちを見て笑顔を取り戻す……という、64のムービー「やらいでか」のリボンちゃんを思い起こさせるような曲です。
2019年2月18日 追記
曲名は「おとめたちのやみとのたたかい」。カービィ64の曲名と同じく、漢字が全く用いられていません。ゼロツー一味に立ち向かうリボンやアドレーヌを指し示す名前ですが、ワドルディ、アドレーヌ、デデデ大王との戦闘曲「なかまたちとのたたかい*1」のオマージュでもあるかもしれません。
星のアドレーヌ&リボン クリア!
体力が低いので後半の道中で結構ミスしました。こうじょうけんがく再現マップもあり難易度高め。
エンディング
ED最後の1枚絵は64のムービー「あたしもまぜて」のラスト付近。あれから18年、カービィやワドルディやデデデ大王、そして彼らの新しい友達とも一緒に冒険できる日がとうとうやってきたと思うと本当に感慨深い。
アドが描いてるのはリップルスターの王女だか女王だかはっきりしない人。流石に上手い。リボンが描いているのはカービィ。今も彼女にとってヒーローであり続けているんだろうなあ。
おまけ
待機モーションではリボンちゃんが出てきてハイタッチ。カービィとワドルディがやってたやつですね。それはそうと日陰の森が綺麗。
ティンクルスターアライズのアドちゃん。ハッキリ表情が変わるキャラって珍しいかも。
ファイナルスターを彷彿とさせる場所で、暗黒物質にそっくりな姿になるニルを見て、リボンは何を考えたのでしょうか。カービィとの戦いを思い出したのかもしれませんね。
口移し? 普通にしますが?
2019年2月18日 追記
第3弾で追加されたスージーや三魔官シスターズと違い、照れくさそうに口元を手で覆っている模様。モーションが細かい。
おかえりなさいのお料理パーティ。コック能力で出てくるのはカービィ64のゴールゲームで食べていたものと同じデザインのサンドイッチ。このためだけに新たに追加されています。
*1:64のサントラではVS.ワドルディ、VS.アドレーヌ、VS.デデデ大王の3曲がまとめて1トラックで収録されています。