10月後半の預言者の神殿3人戦、11月のマルセスブルク4人戦、12月のダムウッド3人戦で使ったブックを紹介。
前回と前々回
ランキング#84 預言者の神殿3人戦
ドラウトドレマジ4枚積み火属性。分岐の一切ない護符マップなので拠点の作成を遅らせたかった。戦闘での消費魔力を削るべきカウンターシールドではなくファイアーシールド。呪いスペルを活用すべくエグザイル。
ドロドロの侵略劇が日常茶飯事であったバロックの後だとどうにも物足りず、ランキング初登場のマップだというのにほとんどやっていない。かなり逆転の起こりにくいマップだとは思います。
ランキング#85 マルセスブルク4人戦
ブック作成講座では「他人の妨害より自分の儲けを考えろ」とか「大型クリーチャーより安い割に守れるやつが有用」とか記述したが、これのコンセプトはほとんどその逆。踏み侵略と妨害が決めやすいマップであるため、己の手で土地を育てるよりも他者から奪取と展開の遅延を優先した。アンチエレメント、ディジーズ、ウィークネス、イビルブラスト、エグザイル、セフト、ターンウォールと、他人に不利益をもたらすスペルばかりである。
パワークラウンとのコンボや毒の付与に期待してカトブレパスを用いてみた。前述した妨害カードとも噛み合っているはずなのだが、まあ実戦では簡単に決まらない。なんというか、微妙。採用理由がないミノタウロスよりこいつの方がよっぽど「微妙」。ワンダーウォールに雪辱を決めたときが一番輝いていた。
4人戦ということもありアベンジャーがひたすら強かった。バーンタイタンは狭いマップゆえに弱体化しにくく。生存率がいつもより高かったように思う。シェイドガルーダといった青天井組が非力なままで終わりやすいのでかつてはケットシーを1枚使っていたが、どうにも役目に乏しく解雇となった。援護組とか関羽とかパイロとかにはやられるし……。
チェーンバロック以上に混沌としやすいマップであるためか、泥試合上等ブックも案外扱いやすかった。素早く逃げ切りを狙うブックをこちらのフィールドに引き込めるように更なる改良を加えたい。つまりグリマルキンを潰したい。
ローズ地獄を上回るクリーチャー数を誇る火地混合ヒャッハーブック。暴力はいいぞ。マルセスブルクは王都のくせして世紀末レベルで荒れやすい。お師さんの墓とか建設してそう。
手札の消費スピードがすさまじい。ドレマジを減らしてファインド2枚でよかったかも。あるいはクインテッセンスを諦めるか。コンセプト的にはチャリオットを入れて駆けまわりたいがブックに復帰してしまうのがネック。
グレムリンアムルやスティンクボトルは援護クリをあべしさせる超危険アイテムなのでリフォームしてしまいたい。グレンデル、サルファバルーンも大敵。スクイーズはこれらのために入れているも同然である。
移動侵略を防ぎつつデコイを潰せるソーンフェターを試用してみたが、まあケツを拭く紙にはならずに済んだといったところ。鎖で繋いでもチャリオットに対しては無駄。所詮土地呪いなので上書きもされる。ただしコストが安いのは評価点。
ここのバンディットは救世主に粛清されるザコキャラなどとは程遠く、20Gのコストもあってとにかくいやらしい。本気で攻めれば落としやすいが半端な侵略では大赤字になってしまうのがポイントで、手札と魔力の浪費を迫りやすい。
遺産目当てでクリーチャー自滅させアヌビアスをモリモリ成長させる。現金輸送になりやすいのでアンチマジックでガード。足スペルはフライで、敵の高額土地に備えてブラックアウトとローカストを採用している。
踏みの起きやすい砦の周辺に拠点を築けるかどうかが最も重要。ここにアヌビアスを置いてランプロをかけられれば理想的である。
手持ち魔力は増えるしアヌビアスは健やかに魂を吸ってくれるものの、連鎖数が稼げず結局総魔力が増やせない試合が多かった。ブラックアウトとアイテムを1枚抜いてクインテッセンスを2枚入れるべきだろうか。それと通行料回避ならレイスよりもバロウワイトが適任であった。
3マス先に敵拠点があるのにフライで1+2を見事やってのけたのだが、これは散っていたとうもころしの怨念かもしれない。
ランキング#88 ダムウッド3人戦
ラマのおかげで風属性超有利、ということで共食いのプロのテングが主体のブック。バロックやモーフアイランドでの経験が基となっている。フュージョン強打はもちろんのこと、「ターンウォール+バタリングラム」も取り入れている。例によって実際には決まらなかったが、ガルーダやモンクを黙らせられるのでターンウォールは便利。2枚入れたフュージョンをなるべく腐らせたくないのでドラゴノイドとニンジャを2枚ずつ。
風属性は防衛アイテムを数多く消費するハメになるので、少しでも負担を減らすべくバイタリティを4積み。これに伴い先制クリーチャーを優先している。敵にも恩恵を授けるケツァルコアトルは欠席させた。エリート撒きクリスペクターは敵のガルーダに貢献しやすいため不採用。低コスト枠にはアンバーモスを用いた。
アースシェイカーに弱すぎるのでハーピーとグレムリンを採用。ペガサスの防魔は邪魔。ハーピーなら巻物も読める。
砦ボーナスがケチ*1なせいで手持ち魔力が不足しやすい。1周も短めなこのマップではマナが有用である。インフルエンスはせめて片方をウェザリングにすべきだっただろうか。手札で居残りしがちなリンカネーションはリベレーションにしたい。全く別のカードでも語感は似てる。
スレイプニルは過労死寸前まで働いて勝利に貢献してくれた。ウナギかウェンディゴをリストラしてこれを追加したい。ちなみにダンピールは申し訳程度のグリマルキン対策。
同属性メタを意識しまくった結果、「風被りが起きないと弱い」という奇妙なブックとなった。普段はパイの奪い合いで息切れしやすいものなのだが……。これもテングって奴の仕業なんだ。
マナ4積み火属性。安価なクリーチャーでとっとと上がりたいブック。その割に平均Gが60を超えてしまったが。明らかにコロ助とフレイムロードのせい。敵のデコイは見ないふり。こっちのデコイは置物となっていたため、押し入れにしまってコンジャラーを増やすべきだった。
他にはバードも今一歩。後の回収を想定するとコイツには40G以上かかる。無難にゴーレムだろうか。フレイムロードはディスカードを渋って置けずじまいだったり序盤にきてしまったり。応援を諦めて先制のドラゴンでシェイドフォークやコカトリスやレイスなどに厚くした方が防衛しやすそう。
手札不足に陥りやすかった。もうちょっとドロースペルがほしい。一度連鎖を稼げれば夢のアジト作って城にウェルカムしてもらえるのだが。シャラザードにピラーフレイム、コーンフォークと魔力になりやすいクリーチャーの優秀さは確かだった。スピードに磨きをかけたい。
アースシェイカーを警戒してシャラザードとバルキリーに拠点を任せていたにもかかわらず、祠の集団成長によりでんぐりどんでん返しを決められたときはあのヒゲをむしってやりたくなった。
普段はハーゲンダッツなど食べもしないのにラムレーズンを買ってくる程度には影響されやすい。あと過去作にはイフリートってクリーチャーいたんですね。
新作も発表されたので来年もしっかりカルドセプトをやりたいですね。それでは良いお年を。
*1:100Gが2回