終盤ボスの名前とかボスの弱点とかストーリーとかは書いてません。クリアするまでのシステム面が中心です。結論から先に述べると、前作の問題点が数多く解消されています。
念のため下げておく、ついでに前作の感想記事を貼っておきます。基本的なゲーム内容は変わりません。プレイヤーキャラを道中で成長させる要素の加わった、ロックマンフォロワーの2Dアクションシューティングゲームですね。
ジズーでEXPERTをクリア。EXPERTとありますが、前作のNORMAL相当の難易度です。おそらくCASUALが前作のEASY相当でしょう。ちなみにそれよりもさらに簡単なVERY VERY EASYも用意されています。最高難易度はやはりLUNATIC、例によってエンディング後に開放されます。
前作の難点として「アクションの初心者に厳しすぎる」というものがありましたが、それを改善する試みがなされています。
まず、自機キャラを大きく強化できるようになりました。
- パワーアップの上限が激増した。ライフを10にするなんてことも*1。
- トレースのレベルアップは純色のシェガー+トレースとの交換方式に。
- 純色のシェガーは各ステージに4つ隠されていて種類はどれも同じ。「LINEを強化したいのにLINEのシェガーがどこにあるか分からない……」なんてことはもう起きない。
- 純色のシェガーの在処には光のエフェクトが出るようになった。ドット潰しに撃ちまわる必要なし。
- 新たな効果をもつスロットを購入して既存のものと交換可能*2。
加えて、ステージ中で使用できるマジックアイテムをトレースと引き換えに購入できるようになりました。ライフ回復、転落死防止、純色のシェガーのサーチなど。
要するに「挑戦を続けて溜めた蓄積トレースを用いればステージクリアが近づく」という「キャラの成長」が実行しやすくなり、サポートも充実しました。
これらのキャラ育成およびお助け要素はプレイヤーの意思に任されているため、自分のアクション技術を信じた攻略も可能です。キャラだけでなくプレイヤーも成長を実感する、魔神少女らしさには磨きがかかっています。
ちょっとネタバレ。何度もゲームオーバーになると「禁断の能力」がショップに追加されます。回復アイテムドロップ、インストール維持、攻撃力3倍、果ては無敵化などやりたい放題。……ただし、奇跡のような力に代償が存在しないわけもなく、そのデータではプレイングレベル(頑張ったご褒美)が取得不可能になります。どーしてもエンディングが見れないときだけ、禁忌の果実をを口にしましょう。ネタバレここまで、反転して閲覧してね。
正直に申し上げてしまうと、前作のテクニカルスキルは今一歩扱いにくかったのですが、これも改良されています。ライナーショットだけでも道中クリアは十分狙えるけれど、テクニカルスキルを活用すればよりスピーディーに、鮮やかに駆け抜けられる。こういったバランスに収まっているかなと。詳しいことはまたそのうち。
クラッシュアイス、ジェットペンギン&レッドペンギン、ダークサイドフェニックスなどといった悪辣が過ぎるザコもいないはず。これらの後継者と思しきザコは登場していますが、カウンターや突進スピードが緩やかになっています。ちなみに(前作でみんなを苦しめた「アイツ」に関するちょっとネタバレ)ベルファ島の悪魔ことカニーンが再登場しているのですが、泡の飛距離がだいぶ縮まっています。あいつのカウンターはえげつなかったからなあ(ネタバレここまで)。
初期ボスはロックマンと同様に6体から8体に増えており、単純にボリュームが増しています。最強候補パペルネと最弱候補ソラのような露骨な差は見受けられないかなと。純色のシェガーの仕様変更もあり、攻略順はより幅広くなっていそうです。
初プレイでの攻略順
イッケ→マリ→リティ→クリンスィー→キト→ハルバート→ヤーケン→ルディ
それと、ゲームオーバーになるとステージやボスの攻略ヒントが表示されるようになりました。ボスの避けにくい攻撃に関するメッセージもあります。
BGMはやはり良曲揃いです。クリンスィーステージ、ハルバートステージ、ルディステージなどがお気に入りですね。さらに今回のサウンドテストでは、再生中に3DSを閉じてもヘッドホンから音が流れるようになりました。これがあると音楽鑑賞が捗るんですよね。それとミニゲームとしてリズムゲームが収録されており、関連して前作のBGMのアレンジが多数収録されています。「疾走高気圧サンクチュアリ」はやっぱり人気あるんですね。クリンスィーちゃん、色々と恵まれている。
リザルト画面のスクショを貼ってあるんで一応下げておきます。
初回クリアの成績はこの通り。DEADの半分以上はラスボスによるものだと思います。無駄にキリの良い数字になった。
もうひとりの主人公でのクリア、最高難易度クリア、プレイングレベル解放など、ゲームマスターまでの道のりはまだまだ長いですね。