スプラトゥーンに先週追加されたガチヤグラを遊んだ所感を記事にします。
先行で大きくカウントリードを取ればそれだけで有利
ガチエリアと異なりペナルティが存在せず、また一旦進めたカウントが戻されることもありません。カウントをおよそ20以下にまで減らしてしまえば、後は敵の迎撃に徹することで逆転負けを防ぎやすくなりました。
こちらがヤグラを押し進めているならば、多少無理をしてでもカウントを1でも多く減らしたい。ガチエリアやナワバリバトルではご法度である最前線へのスーパージャンプも、敵陣への侵攻中には行動の選択肢となってきます。例え数秒で倒されようとも、1でも多くカウントを更新できれば犬死にではないはず。死なないに越したことはないとはいえ、命の価値はガチエリアと比べて安い。
カウントリードが第一、そのためには敵を倒したい、なのでできれば生き残りたい。優先順位はこうでしょうか。
攻防の使い分け――生きて、攻めて、そして守る
即効でヤグラに飛び乗ってカウントを進めてしまおうぜ……が、可能ならいいのですが、考えることは敵も同じ。よって、どうしてもヤグラ周辺では大乱闘になりがちです。ここで敵の隙をつき、全滅させてからヤグラに搭乗すれば、しばらくは安全にヤグラに乗り続けられました。ただし、ひとまずヤグラが動けばそこに敵の注意が向くため、囮となる覚悟でとりあえず乗るのもありなのかも。
敵のせん滅に成功したら、上述のように多少無茶をしてでもカウントを稼いでおくと以後有利になれました。デスを減らすよりも、キルを稼ぐくらいの気持ちで動いた方が、このときに限ってはよいかなと。
そのままノックアウトしてしまえばもちろん大勝利ですが、ゴールに近づけば近づくほど敵の到来も早くなるので中々そうはいきませんでした。ここでヤグラを戻されたら、はやる気持ちを抑えて、敵をヤグラから降ろすことに注力したいです。スプラッシュボムとキューバンボムは重宝しました。特にキューバンは強力で、ヤグラから一旦降ろす性能は全サブの中で最高かと思われます。試合延長中には効果バツグンです。
ヤグラを中央に戻す、余裕があれば優位を保ち続けるために乗る。そのために死なない。リード中にやることは序盤よりも絞られています。
ピンチのときこそ、うろたえない(自戒を込めて)
毎度毎度先手をとれるわけもなく、敵のカウントリードを許すこともよくあります。ノックアウトされたらそれまでなので、ゴールがリスポーン地点から近いことを活かした物量攻めも緊急時には選択肢となりました。頭数の揃えやすさはこちらのほうが断然上なので、数の暴力を継続するためにも、とりあえず1人倒すことを目標にしたい。
スプラッシュボムとキューバンボムはここでも強力です。ヤグラに投げ入れてやりましょう。捨て身のトラップも同様の使い方ができるかな?
ヤグラを戻して奪ったら反撃開始……とはいうものの、敵は守り切るべく慎重になっているので、猪突猛進すると狩られます。焦ったら負け、ここ最近身をもって知らされています。特攻作戦はカウント逆転ギリギリまで控え、ヤグラに注視する敵の不意を打つのが良さそう。
1でも多く減らしてしまえばこっちが有利なので、差を縮めてきたら命を投げ捨ててでもポイント確保に向かいたいです。ステージにもよりますが、大体10の差が目安でしょうか。
攻めと守りのスイッチ切り替えが求められるルール、それがガチヤグラ。
逆転しにくいので序盤が大事
とまあ劣勢時の戦いについて考えてみたんですが、ハッキリ言って序盤にカウントを1桁台にまで減らされるとすごく厳しいです。ガチエリアで顕著ですが、このゲームでは相手の守りを崩すのが難しい、ヤグラの先取と可能な限りのポイント更新をするためにも、序盤の攻防が非常に重要になってきます。全員倒して、乗って、無茶をするのはそこから。奪い返されないためには死なずに敵を倒したい。自分でもできるだけ実現したい。
ただし1人でも乗ればヤグラは進むので、2、3人倒したらとりあえずヤグラに乗ってしまうのもありだとは考えています。キルが重要なゲームではあっても、キル数を稼ぐのが本題ではありません。深追いしすぎてヤグラが戻されていた……なんて本末転倒もいいところ。
このルールで一番ダメなのはおそらく、ヤグラの確保に消極的すぎることでしょう。複数人で乗ればヤグラは速く動く(らしい)ので、敵のいないうちにどんどんカウントを進めることが望ましい。ガチエリアでは無謀がよくない、ガチヤグラでは臆病がよくない。
塗りの比重が軽い≠塗らなくても勝てる
これは塗り面積を競うゲームではなく、敵を倒してヤグラをゴールに押し込むゲーム。では効率よく敵を倒すにはどうすればいいか、逃さないためにはどうすればいいか。
やはり、ゲームの基本である色の上書きが効果的でした。塗りの重要性が低いとはいえ、敵の色に囲まれていると足元を取られるわセンプクされるわ背後を取られるわで劣勢になりやすかったです。
機動力の高さは戦闘の勝敗に直結すると分かってきました。急いで敵前に飛び出るよりも、有利な場を造り上げてから戦ったほうが堅実ですね、ほんと。
それと、ヤグラの側面は地面近くまでしっかり塗っておかないと、乗れそうで乗れずビチビチするハメになります。特に敵の色は細部まで塗りつぶしておかないと引っ掛かってイライラするし危険。その間に撃ち抜かれることもしばしば……。敵の上陸の遅延にもつながるため、自分色に染め上げるってとても大事。
ヤグラ上でのバトルの軸は「柱」
ガチヤグラ中央の柱は飾りではなく、攻防の要として存在していると、プレイ数を重ねるうちに理解してきました。
相手の弾を遮る、ダイナモシャワーをやり過ごす、ボムやトラップの爆風を防ぐ、キューバンボムやスプリンクラーを貼りつける……などなど。
ちなみにブラスターでヤグラを狙う際は、この柱がすっごく邪魔です。弾を柱にぶつけてしまうと爆発せず、相手にダメージを与えられません。ヤグラ中心から少しずらして発射しないとペチペチ音を鳴らすだけに終わります。距離を置いて撃つと爆発させやすかったです。
敵と回転ダンスするのも柱が原因。
ブキとサブとスペシャルとギアパワー――やはり敵を倒せるものが強い
後でまた記事を書くかもしれないので大雑把に。「ガチエリアと比べて」強いものも混じっています。
強いブキ
ブラスター全般(敵を倒すためのブキ。ヤグラや高台にいる相手を爆殺しやすい)
シューターコラボ(キューバンボムとスーパーショットを携えたミスターオールマイティー)
カーボンローラー(近距離戦が増えるのでエリアより使いやすい。ヤグラ進行中は軽さ早さが光る)
ダイナモローラー&テスラ(ヤグラに居座る敵を一掃。ヤグラ上から振り回しても強い)
.96ガロン(真っ向勝負でのエリート。塗りの重要度が比較的小さいのでデコの方がより有用かも)
弱いブキ
金銀プロモデラー(塗りは長けても殺しは不得手。ただしモズクだと塗り速度のせいでバカにできない)
チャージャー全般(臨機応変が苦手。動く的には狙いが定めにくく、ヤグラ上では弱点が露わに)*1
パブロ(おそらくワースト1。平和に塗り続けられるゲームじゃないんですよ)
わかば*2以外の短射程シューター(撃ち負けやすい、近距離戦ならノヴァとローラーがいる)
強いサブ
キューバンボム(上述の通り)
スプラッシュボム(対ヤグラではキューバンに劣るも、爆発までが早い)
トラップ(ナワバリやエリアよりプレイヤーが密集しやすい)
これらはヤグラ上でのデス直前に置き土産にできる。
弱いサブ
スプリンクラー(ヤグラの柱に貼れば動く噴水にできるけど……)
ジャンプビーコン(ジャンプしたい場所がコロコロ変わる)
チェイスボム(ヤグラの壁にぶつかる)
強いスペシャル
スーパーショット(結局これがいちばん強くてすごいんだよね)
メガホンレーダー(ステージにもよるがナワバリとエリアより強い。ハコフグやアロワナだと鬼)
バリア(混戦では弱いわけがない。この距離ならバリアで逃げ切れるな! ただしタチウオパーキングでは落下死を誘発しやすい)
ダイオウイカ(暴れるもよしヤグラで鎮座するもよし。バリアと違い伝染はできない、可能だったらホラーである)
弱いスペシャル
トルネード(ヤグラは動き続ける上、追い出すだけならボムで同じことができる。高台の上にいる敵を倒す程度)
どうしても死にやすいルールであるため、スペシャル前提の戦法は取らないほうが無難。
強いギアパワー
復活時間短縮(デス数を押さえにくいなら復活を早めればいい)
うらみ&逆境強化&カムバック(デス増加に伴い発動機会が増える)
スペシャル減少量ダウン(デメリットの軽減)
弱いギアパワー
イカニンジャ(ダッシュ速度の低下が致命的。そもそもこのルールでは居場所が把握されやすい)
まとめ――死にやすい人でも比較的遊びやすいのがガチエリア
ここまで色々書いてきましたが、ぶっちゃけ私、特攻癖がある上に焦りやすいです。そういうわけなのでガチエリアは正直苦手で、長らくB-とC+の間をさまよっていました。今ではB程度は維持できますけど、それでも向いてないルールだなあと思います。
なのですが、デスの重みが比較的小さい、状況によっては特攻も大いにあり、なガチヤグラは、比較的向いているみたいでして。ダイナモを振り回していたらウデマエをA-にまで上げることができました。B+のときにA+部屋に放り込まれたのは印象的です*3。ガチエリアが苦手な人にこそ、このルールで暴れてほしいなと思います。エキサイティングですよ。
キルの重要性を学びつつ、徐々ににデスを減らしていけたら、理想的だし自分もそう動きたいです。
読んでくださった皆様ありがとうございます。(なおこの後ガチエリアでウデマエBにまで落としたという)
最後に、優れたガチヤグラ攻略記事を見つけたので紹介です。タメになる記事を綴った筆者に感謝。