ロボボプラネット 真のラスボスについて

2017年1月2日 追記

 電撃攻略本編集部編集「星のカービィロボボプラネット ザ・コンプリートガイド」を元に一部技やキャラの名称を加筆。

 公式サントラ「星のカービィロボボプラネット オリジナルサウンドトラック」より一部曲名を加筆。

 その他文章や画像の一部推敲、改定、加筆などを行いました。

 

 真のラスボスについて感想とか攻略とか考察とか書いてます。技名は小学館の公式攻略本&電撃の攻略本より。

 

 ゲームの核心にまつわる重大なネタバレだらけです。ご注意ください。 

 

 

 

 

 

 

 

星の夢.Soul OS

第1形態

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 「星の夢」の強化版にして、「真かちぬきボスバトル」の最終戦にのみ登場する本当の最終ボス。

 

 素直に考えれば「OS」は「オペレーティングシステム(Operating System)」の略。Windows10とかMac OS Xとかそういうの。

 と黒を基調とした禍々しいカラーリングは「星のカービィWii」のローアEXやマホロアEXを彷彿とさせる。ハルカンドラつながりか。

 スペシャルページの記述や後の展開を踏まえると、このモードでもハルトマンの精神と融合して自我を得たのだと思われる。しかし……。

 

 戦闘BGMは「VS.スタードリーム」


 星の夢との3Dシューティングのコツは、なるべく敵の正面に陣取って撃ち続けること。

 逃げてばかりではジリ貧に追い込まれてしまう。ギリギリまで目の前で撃ちこみ、敵の弾が当たりそうになったらセイルウィングの無敵で回避しよう。

 

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 ワープを多用しながらの「メガビット・ショット」は数も速度も段違いに強化されている。大半は自機狙い(プレイヤーのいる場所を狙ってくる弾)であるため、円を描くようにゆっくり動けば回避しやすい。

 「ギガバイト・ロケット」はプラネットバスターの原料にしておきたい。メガビット・ショットとの複合が多い。危なくなったらセイルウィングに頼ろう。「インベードアーマー」はキャプチャーの効率が悪く大した脅威でもないので放置してよい。

 

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 「テラバイト・ハート」はチャージ量が非常に多いため逃さないように。破壊できないとハルバードを包囲するようにビームを射出してしまう。これを防ぐ目的でも壊しておきたい。

 ワープ連発のせいでせっかくのフルチャージを避けられてしまうこともあるだろう。燃え上がりながらの突進「サーマル・モジュール」の前には動きが止まるので、この隙を待つのも手だ。

 

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 後半戦は「アウト・プット」の「アステロイド」からスタート。小惑星の飛来箇所は固定されている。セイルウィング1回で破壊可能。

 溢れかえる星屑を斬り裂くようにレーザー砲「スタードリーマー」が放たれる。中央列にいなければ回避は容易い。アステロイドも同時に3つ破壊されるのでありがたくキャプチャーしておこう。

 

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 「ハートフル・シェル」を展開してから「グランドICキューブ」で押し潰そうとしてくる。プラネットバスターがチャージされているならば、バリア展開直後に撃ちこむことですぐさま破ることが出来る。

 グランドICキューブは最大で4つ押し寄せてくる。ギリギリまで退かず壊してキャプチャーするのがよいだろう。ちなみに色がから金色に変化した。

 

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 シェルが割れると再び同バリアを展開するが、次の回転型「スタードリーマー」で自ら破壊してしまう。ギリギリまで中央に居座りダメージを稼ぎたい。なおこの後でないと2度目の「アステロイド」は用いられない。

 プラネットバスターは次の形態には持ち越されない、使いきってしまおう。

 

 

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 未知のダメージを受けたことで星の夢の最終プログラムがアンロックされた。戦闘能力は飛躍的に向上しており、あの生命体(カービィ)を排除できる確率は99.99%と宣言している。

 

 「未知のダメージ」はギャラクティックナイトによるもの。「メタナイトでゴーリターンズ」および「真かちぬきボスバトル」の11戦目を思い出していただきたい。傷跡はボディに深々と刻まれている。

 「未知も何も自分で呼び出したんじゃないか」とツッコみたくなるが、攻撃の正体ではなく損傷の度合いが未知(と計測してしまうほどに深刻)ということなのかもしれない。


 ドロシア、マルク、マホロア、セクトニアに続く第5の「ソウル」である。

 これまでと違いゾンビや怨霊のような存在ではなく、最終プログラム「.Soul OS」が起動したコンピューターであり、たいへん異質と言えよう。

 ハルトマンの言葉や第3形態からするに、ハルカンドラ製品の可能性が非常に高い。マルクマホロアハルカンドラの力を吸収するなり逆に呑まれるなりでソウル化したことも考えると、「ソウル」とハルカンドラの間には深い因縁があると考えられる。

 

 つまり、星の夢はハルカンドラのアイテムによりソウル化したのではなく、むしろ「星の夢」自体がハルカンドラのアイテムなのである。もしかすると、ドロシアを描いた魔法の絵筆や、セクトニアを狂わせたディメンションミラーやその骸を蘇らせたきせきの実も……。


 無限のパワーを持つカービィさえも排除可能と豪語する戦闘能力と分析力を持ち合わせ、食事や睡眠がなければ活動の維持すらできないか弱き生命体とは比較にならぬ圧倒的な存在であるが、まだ完全とは言えないらしい。

 

 ハルトマンという生命体の「ココロ」というものが不要であるようだ。

 

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 ストーリーモードの最終決戦では、カービィの無限のパワーを眼前にして恐れおののいているかのような記述が見られる。

 「恐怖心」とも言えるエラーのために、最善手が打てなかったのかもしれない。「ココロ」などなければこのような失態を犯さずにすむのだ。

 

 星の夢は、ハルトマンのメモリーの消去を開始するのであった……。

 

 

第2形態

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 「マージ・マザー」により「アクシスアークス」と合体した、あらたなる星の卵とも呼べる姿。カラーリングは通常版とほぼ変わらないが、頭頂部のマザーコンピューターはソウル版である。

 

 戦闘BGMは「主のいないインテルメッツォ」

 

 最初の行動は「インストール・ホール」。星の夢をロックオンした状態でキーを下に押すと、吸い込みから逃れつつ撃ちこみを続けられる。

 この後は吸引したアステロイドを吐き出してくる。破壊してキャプチャー可能だが、飛来箇所がランダムなのが困り者。3つキャプチャーすればプラネットバスターを1発撃てるようになる。

 

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 これがインストール・ホールの内部。むしろ星の夢の内部というべきか。マルクやマホロアのブラックホールを想起させる。

 

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 第2形態のメインウェポンはリング状のビームと「ペタバイト・ロケット」。ロケットはキャプチャーできるが、ビームとの複合も多いためぶつかってしまいやすい。

 

2017年1月2日 追記

 リング状ビームの技名は「メガバイト・ショット」(電撃攻略本「星のカービィロボボプラネット ザ・コンプリ-」より)。

 左右から挟んでくるメガバイト・ショットは回避がやや難しい。攻撃を欲張らず、セイルウィングも用いてダメージを防ぎたい。

 

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 「鉄巨兵ギガヴォルト2」はキャプチャーしてもゲージがあまり溜まらない。星の夢に攻撃を集中させて、段階移行させてしまおう。ギガヴォルトも同時に消滅する。

 

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 「サーマル・モジュール」も引き続き使用する。デカイ、とにかくデカイ。全てを溶かし尽くす極熱の太陽と見紛わんばかり。ドロシアソウルの「デッドリー・サン」の系譜だろうか。画面の隅に避難しよう。

 

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 剥がれ落ちた「グラウンド・シールド」は破壊もキャプチャーもできない。ぶつかった時のダメージも大きめ。

 なお本当に見た目通りの被弾判定であるため、画像のように穴に潜り込むことが可能。ちょうど攻撃しやすいポジションでもあり、入念な調整が伺える。

 

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 バリアを貼りながら「H」「A」「L」のアルファベットを飛ばしてくる。「H」と「A」は画面の最上部にいれば当たらない。

 加えてこのバリアはこれまた本当に見た目通りのガード範囲であるため、はみ出ている上部や下部になら2連主砲が当てられる。少しでもダメージを稼いでおこう。

 

2017年1月2日 追記

 これらアルファベットの技名は「ハルトマンワークスカンパニー」(電撃攻略本より)。

 

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 「ワークス・アークス」は第3段階で解禁される。バリアもなしに接近してくるのでショットは当て放題だが、安全クリアを目指すなら叩きつけの少し前にセイルウィングを使おう。

 

 第4段階に移行するとアクシスアークスの脚が外れて迫ってくる。通常版にはない新パターンであり、鬼門。

 またまた見た目通りの被弾判定をしているのでぶつかりやすい。ダメージも大きく危険である。1本目の脚が通りすぎた空きスペースにセイルウィングで逃げ込みたい。

 

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 その後はギガヴォルト2をアウト・プットし、あみだくじのような「バイナリー・ツリー」を撃ってくる。ギガヴォルト2は無視して星の夢に撃ちこむこと。

 バイナリー・ツリーはハルバードを狙ってくるが、到達までが遅い。どうせ追尾がしつこいので爆発直前まで真正面で粘って体力を削りたいところ。

 

 

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 スペシャルページはまた別の誰かの独白となる。後悔と嘆きの主は「プレジデント・ハルトマン」こと「ゲインズ・インカム・ハルトマン」であろう。

 

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 スージーことスザンナはマザーコンピューター「星の夢」の起動実験で行方不明になっている。したがって、誰が何のために作ったのかわからないものを起動させてでも叶えたかった夢は、娘との再会とは別の何かであったと推測される。

 

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 マシンが夢など叶えてくれないともう分かっていたが、それでも星の夢を起動せずにはいられなかった。どうやら以前にも、機械に夢を裏切られたとでも言うべき出来事があったらしい。

 

 夢の成就は叶わず、星の夢の起動実験では娘を喪い、己の記憶とココロまで奪われてしまった。数多の星々から資源と生命を絞り尽くした罪は重いが、彼の境遇は悲惨にも程がある。

 

第3形態

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 これは……なんということだろう。

 7つの星々を手折り束ねてミルキーロードでつなげた者の前に姿を現す黄金の大彗星「ギャラクティック・ノヴァ」そのものではないか。

 「.Soul OS」がアンロックされ、星の夢はより一層ノヴァへと近づいたのだ。

 ノヴァを模して星の夢が作られたのか、星の夢が先でノヴァが後継作なのかは分からない。ノヴァの力を吸収したマルクが「マルクソウル」へと変貌したことを踏まえると、「ソウル」にまつわる力が両方に宿っていると推測される。

 

 だがそんなことは、プププランドのまるい若者にとっては些細な事である。成すべきはただひとつ。暴走した願い星を止めるのみ。

 

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 開幕は両目からの「スタードリーマー」で確定。実は画面中央ラインの真下にいれば当たらない。撃ちこんで少しでも体力を奪っておこう。のんびりはしていられないのだ。

 ストーリーモードと同じく、数字を飛ばす「デッド・エンド・コード」「メモリーズ」と総称されるオブジェクトの召喚を交互に繰り出してくる。最後に「Fatal Error」で時間切れになるのも同様。

 

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 「Fatal Error」発生までに2連主砲だけでHPをゼロにするのはほぼ不可能。

 

 メモリーズをキャプチャーし、プラネットバスターをチャージすること。フルチャージしたプラネットバスターを発射していかないと勝利は厳しい。ハルバードが欠けても、カービィが欠けても、この桁外れな相手は打倒できないのだ。

 デッド・エンド・コードではバリアが展開されるので、プラネットバスターを弾かれないように。数字が飛来し、バリアが消失してから発射しても十分間に合う。

 星の夢は時間とともに防御力が下がっていく。「2」や「1」の頃には2連主砲でも結構ダメージが通るので、諦めずに正面で撃ちこみ続けよう。

 

 ちなみに、amiiboやストックアイテムなどで無理やりFatal Errorを凌ぐと再びデッド・エンド・コードの「5」から始まる。

 

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 「ウェザー・コック」は2つに増えた。自機狙いの矢を3本放ってくる。風見鶏の前で小さく回るようにするとよい。まずは片方に集中攻撃だ。

 

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 「ライトバルブ」は3つに増加。カービィの前を漂ってから同ラインに移動し、6方向に電撃を放射する。

 最初に出現したひとつを破壊してキャプチャーし、残り2つが重なった瞬間にプラネットバスターを発射すると素早く片付けられる。

 

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 「グランドピアノ」はソウル版で新登場。螺旋を描くように動き続ける。

 左の鍵盤を破壊してキャプチャー、そして残る鍵盤にプラネットバスターをお見舞いしたい。

 

 プラネットバスターが赤や黄色になったら即Aボタンを押してしまおう。もちろん星の夢に放つ分も必要なので、余った鍵盤はセイルウィングと2連主砲で片付けよう。

 鍵盤が全滅すると星の夢が即座に出現する。高速クリアを目指す場合、フルチャージになったらすかさずAボタンを押してしまいたい。上手くいけば最後に壊した鍵盤の分がすぐにゲージに溜まり、もう1発プラネットバスターを撃てるからだ。 

 

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 望遠鏡「テレスコープ」と懐中時計「ポケットウォッチ」が同時に登場。ポケットウォッチに食べられるとキャプチャーもできない。奥に引っ込んだら噛み付いてくるのでセイルウィングで横方向に逃げよう。

 ビームを照射するテレスコープを先に壊してしまいたい。ポケットウォッチが突進してくるギリギリまでテレスコープの正面を陣取ろう。

 

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 最後のメモリーズは「ダンシングコンパス」。ここまで長引いてしまうと後がない。仕留めてプラネットバスターの原料にしよう。

 通常版の「コンパス」よりも遥かに動きが荒ぶっているが、その代わり弾の分散も激しくなった。どうせもう時間がない、回避よりも攻撃を優先してコンパスを狙い続けたい。

 

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 「デッド・エンド・コード」は「2」が厄介。最初の回転はフェイントで即座に逆回転を始める。「2」の斜面の隙間で回転すればダメージを与えられ続けるが、被弾もしやすい。

 

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 次の「1」はスタンプのように「1」が何度も押し付けられる。テレスコープとポケットウォッチをキャプチャーし、プラネットバスターで止めを刺したいところ。もっと早ければグランドピアノ後の2で決着を着けられる。

 

 スペシャルページは前形態と同じ。とある男の悔恨と悲嘆が綴られているのみ。

 高級チキンが好きで、ピカンと閃く発明数字の扱いを特技とし、ピアノ天体観測をたしなみ、時の止まった懐中時計を宝物としている、とある人物の心である。

 戦闘BGMは「回歴する追憶の数え唄」。きっと、彼の記憶を辿っていたのだろう。

 

 

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 ここで体力をゼロにしても星の夢の抵抗は続く。

 あとはもう、無限のパワーの一撃で貫くのみ……?

 

 ポップスターと、おいしいごはんと、みんなの夢のために。

 戦え! 星のカービィ!

 

 

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余談だが、amiiboによるカラーチェンジはこのムービーにも反映される。

 

 

 

 

 

 

最終形態

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 星の夢の内部に引きずり込まれたカービィが目にしたのは、無機質に波打つ星の夢の心臓であった。

 ここは星の夢の中枢部。宇宙最高のコンピューターはハイリスクハイリターンな戦法に出たようだ。

 計測タイムはここではじめて非表示となる。こんどこそ、こんどこそ最後の戦いだ。「のこり1」から長かった。

 

 まずはシリンダーに設置された4色のコアを破壊していく。スーパーデラックスの「銀河にねがいを」のシューティングと同じであり、もうノヴァそのものである。

 最初は3本、次に4本、最後に6本が出現する。黄色のコアは耐久力が高めで、が最も固い。

2017年1月2日 追記

 これらシリンダーにはそれぞれ「防衛システムOS 1.0/2.0/3.0」の名前が付けられている(電撃攻略本より)。

 

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 「フリップ・フロップ」で台座を逆回転させてカービィを翻弄してくる。光っている柱に触れるとダメージを受けてしまう。

 また「アウト・プット」でワドルドゥやガルボやケミトリィなど、コピー能力持ちのザコ敵を出現させる。

 すっぴんで戦うならば柱が停止した時の星か、ザコ敵を吸い込もう。星型弾は円を約半周する。

 

 BGMは「銀河にねがいを」のシューティング面のフレーズをふんだんに用いた緊迫感あふれるもの。重厚感漂う中で響く金属音が焦燥と高揚を煽るよう。作曲者は安藤浩和さん。

2017年1月2日 追記

 BGM名は「Soul 0 System」

 「Soul OS」に「ココロ消去化システム」の意味が秘められていたとでも暗示するかのよう。

 

 コアを破壊する度に悲鳴のような音が聞こえてくるのは……気のせいではあるまい。

 

 

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 最後のコアを破壊すると遂に心臓が動き出す。本当に本当のファイナルバトルだ!

2017年1月2日 追記

 心臓の名前は「防衛システムOS 0」(電撃攻略本より)。

 

 スペシャルページはここでようやく変化する。

 

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 ハルトマンのメモリーの消去が完了し、最後に想うあの心も消えた。

 

 先ほどの叫び声と重ねて考えると……。あろうことか、メモリーの削除にカービィを利用したのかもしれない。

 

 

 星の夢がより完全となるには、ハルトマンの「ココロ」を彼のメモリーともどもアンインストールする必要があった。

 アクシスアークスと合体してなおカービィが排除できないなら、その力を逆手に取ってしまおうと策を立てたのだろう。

 中枢部にカービィを引きずり込み、メモリーの完全削除を遂行させる。そして完全となった心臓自らカービィを始末すればよい。

 デリート完遂前にカービィが力尽きればもちろんそれで構わないのだ。後でゆっくりとメモリーを消すのみである。

 

 ミス・オフィサーの形状や50000ハルトマニー札の絵柄からするに、まだハルトマンにはスージーを大切に思う心があったはずだ。

 たとえ愛娘と気がつかずとも、理由など分からずとも、スージーへの思いは自覚のないまま残っていた。

 無慈悲なことに……それさえも消してしまったのだ。

 

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 こんなやつは完全な存在とは程遠い。壊れたマシンに負けるものか。

 

 夢も見ない、ゴハンも食べない、そんな相手はもはや、星のカービィの敵ではなかった!

 

 

 

 

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 ……などと負ける気のしないムード全開であるが、勝利確実のイベントバトルでは断じて無い。最後の最後まで気を抜かないように。

 

 「夢も見ない、ゴハンも食べない」はおそらく、スパデラのスターシップの説明文にある「マルクのやぼうをさっさとくいとめ、ゴハンたべてねよう」のオマージュ。

 

 最初は「ハートフル・ティアーズ」を繰り出す。レーザーが這った後に地面から衝撃波が噴出される。

 衝撃波はガード不可能。コピー技の無敵時間や、ジャンプからの「空中かいひ」で回避しよう。衝撃波が収まった直後にそちらにダッシュジャンプ、すぐにLかRを押すとかわしやすい。

 

 ちなみに、和製英語(本来の英単語にはない日本産の英語風言葉)の「Heartful」「心温まる」という意味だが、英単語の「Hurtful」だと一転し「有害な」「苦痛を与える」となってしまう。

 

 ハルトマンの心が消えた直後に「心温かい涙」なんてのは明らかにおかしい。言うなれば「苦痛まみれの涙」だろうか……。

 

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 「スーパーバイザコール」により「パタ」「ボルム」「ダクーガ」が射出される。星の夢の近くから遠くへ、あるいは遠くから近くへと、往復するように2セット撃ち出される。

 これらは「銀河にねがいを」で「ギャラクティック・ノヴァ」の内部にいたザコ敵と同一の名前と姿をしている。

 水色で丸いのが「パタ」赤いのが「ボルム」ミサイルのような形をしてるのは「ダクーガ」。それぞれ「スパーク」「ボム」「ポイズン」がコピー可能。

真下に潜り込めば攻撃のチャンス。隙の小さいボスなのでダメージを稼いでおきたい。

 

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 「フェイト・ハート」と名称の付いた高速ワープの連発から「シューター・カッター」を放つ。

 カービィの上方に移動するものの、真上だったり右寄りだったり左寄りだったりとランダム要素がつきまとう。カッターは速度にも範囲にも優れ、判断が遅れると被弾しやすい。

 その場で2連続でカッターを放つ場合と、1回放ってから再ワープして次の1回を放つ場合がある。後者のパターンの場合、直前にゆっくりとワープする。入手コピーはやはり「カッター」。

 

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 体力が全体の4分の1ほどになるとマルクソウルの「デッドリーボウル」に類似した技が解禁される。

2017年1月2日 追記

 技名はデッドリーハート

 

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 コアが半分に分かれて円に沿うように移動し、衝突時に大爆発を起こす。この爆風の範囲がやたらと広く、画面の半分弱を覆ってしまうほど。おまけにガード不可。距離は十分に取ろう。

 

 

 BGMは星の夢第3形態戦「回歴する追憶の数え唄」のループ箇所を変更した微アレンジ版。いきなり曲のサビからスタートし、1ループ目のみサビ終了からAメロまでが短縮されている。

2017年1月2日 追記

 BGM名は「回歴スル追約ノ忘レ貝」

 「忘れ貝」とは二枚貝の割れた一片のこと。拾うと恋しい人を忘れることができると考えられていた。「歌」ではなく「唄」なのは、「貝」との言葉遊びのためらしい。

 「追約」とは一つの契約に伴い発生する契約のこと。との再会を願った対価に心と記憶を消されてしまったハルトマンの境遇を示しているのだろう。

 カタカナ表記も相まって、いよいよ心は消えてしまったと感じさせる曲名である。サウンドトラックでは「Soul 0 System」とひとつなぎにされている。

 

 

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 攻撃パターンこそ多くはないが、その代わりサービス行動といえるものも殆ど無い。回避しにくい技だけに絞られている。

 歴代の真ラスボスの中でも非常に手強い部類であり、勝率99.99%を自負するだけのことはある。

 

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 そしてなにより、ここまでが非常に長い。3形態に及ぶシューティングの後ろに控えているのだ。怒涛の4連戦である。

 Wiiやトリデラと比べて全体的にボスが弱くなっている今作であるが、真ボスラッシュの難易度はこの「のこり1」のせいで高くなっている。確かに敵は「星の夢.Soul OS」のみであるが……。

 

 

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 激戦の末にとうとう撃破した。後は感慨に浸りながらムービーとクリアタイムを瞳に映すのみ。心臓は今にも破裂しそうに波打っている、いやあよくやった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ……は?

 

 

 

HEARTLESS PROGRAM

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 これぞシリーズ最凶最悪の無慈悲な初見殺し「ハートレス・ティアーズ」

 その威力は異常で、なんと全体力の9割近くを奪い取ってしまう。

 そして何よりえげつないのが、ガードはおろかストーンやリーフやスナイパーの無敵まで無効化してしまうこと。なにかくるなと思って無敵ガードに入ったプレイヤーを涙させる凶悪仕様である。

 そこまでして初見クリアをさせたくないか。なにもボスラッシュの最後にこんなの仕込まんでも。

 ただでさえ歴代最強クラスのラスボスなのにこの心ない置き土産である、初挑戦では99.99%の通り負けてしまったプレイヤーも多いだろう。

 

 カービィが地上にいる場合、1発目は上段に、2発目は中段に、3発目は上段と下段の両方に放たれる。この3発目を凌げば、ようやく、こんどこそ偽りなくクリアだ。

 なおカービィが空中にいると1発目は下段に放たれる。つまり1発目でいきなり駆除しない設計となっている。親切なんだか心折なんだか……。

 

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 要するに3発目だけ避ければよい。

 衝撃波と同時にジャンプし、LかRを押して「空中かいひ」で滞空時間を稼ぐのが最もやりやすいだろうか。

 2発目が去ったらホバリングで中段をキープしてもよいが、Aボタンを押しすぎないように。

 なおワドルディカーズやサイバークラッカーもこれと同じく無敵貫通攻撃となっている。どうやらハートレス・ティアーズは奥からの地形トラップという扱いらしい。

 ちなみにエスパーの「バニシュ」でも回避可能。カービィが画面にいないと判定されるためだろうか。

 

 ちなみに筆者は初クリアをミラーで目指していたこともあり、これを初見で避けてしまった(どうせガード不可だと思ってた)。もったいなかったかもしれない。クリア自体には3、4回かかっている。

 

 

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 涙を流すかのようにコアが砕け散っていく。既にココロはなくなったというのに、1粒1粒が悲しみの結晶であるかのよう。うめき声を発している本人には、もう苦痛の理由も原因もわからないのだろう。

 ギャラクティック・ノヴァのことを考えるに、星の夢に自己修復機能が備わっていてもおかしくない。しかしメインコアが粉々になってしまったら、果たして再生できるか疑わしい。

 

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 おそらくは宇宙にその悪名を轟かせたとはいえ、真かちぬきでのハルトマンの末路はあまりに惨たらしい。

 もしも生きていればやり直せる可能性はある。もとよりキャラの生死が曖昧な世界観だ。プププ大全掲載のシリーズ初期(夢の泉のころ)の設定集には、ザコ敵は雑草のように復活しているとさえ書いてある。

 しかし心も記憶も消えてしまったのであれば……生命活動をかろうじて維持しているだけで「生きている」と呼べるのか?

 なによりスージーがまるで報われない。 確かに父は狂気からは開放され、根源も滅びた。それで、彼女に何が残った?

 

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 それでもカービィにとってはいつも通り「みんなのご飯と夢をじゃまする悪いやつをやっつけた」だけなのだ。スージーが明かさぬ限り知ることもあるまい。ポップスターを脅かす敵を退けた勇者を誰が責められようか。