サブゲーム「カービィの3Dチャレンジ」の感想をプラチナ取得のヒント的なものも含めて今更ながら書いておきます。
シンプルながら面白くて遊びやすかったです。これもシリーズ化しないかな。
星のカービィ つながるラバーストラップ BOX商品 1BOX=個入り、全種類
- 出版社/メーカー: エスケイジャパン
- 発売日: 2016/06/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
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いつものようで新しいチャレンジ
すってはいてで敵を倒す3Dアクションゲーム。各レベルは4ステージか5ステージに分かれていて、最後のボスを倒せばクリアとなります。
外すことなく星型弾をヒットさせ続ければコンボが続いて得点アップ、また複数の敵を吸って作った大きな貫通弾でまとめて倒せば高得点が狙えます。
一列に並んだ敵を一気に貫くのはとても気持ちがいい。その快感が味わえるよう、敵の配置も練られています。
サブゲームとはいえ試行錯誤を重ねてきた3Dカービィが遂にデビューしたのです。これは星のカービィに求めてる楽しさだと、そう噛み締められる内容で本当に嬉しい。
星型弾の判定はかなり大きく、プレイヤーにとって有利な甘めの調整がされています。かなり端っこでも当たる。
敵のルートを先読みし、早めに星を吐き出すとタイムを短縮しやすいです。
なおほお張った状態でしゃがむ(LかRを押す)と敵を飲み込めます。星型弾を外すとコンボが途切れますが、飲み込んだ場合は途切れません。
本編同様に「スカーフィ(可愛い顔から怖い顔になる敵)」は吸い込めません。どうしても余ってしまったらホバリングからの空気弾で倒しましょう。
なおバネで跳びはねる「バウンシー」は今作だとこのサブゲームでしか出ない。ヤリを投げる「ヤリワドルディ」も同様。
コインによるルート誘導が極めて丁寧です。
いったん敵を全部倒したらコインを取るように動くことで、ちょうど次の敵集団やブロックが吸える位置まで到達できるようになってます。
敵の出現パターンを覚え、プラチナ取得を目指す上でのパターン構築にも重宝します。もちろん全取得でのボーナスも忘れないように。見えにくい物陰に隠れていたりはしません。
ホバリングに時間制限がある、スライディングができない、ガードは使えないなど、本編と異なる仕様がいくつかあります。
転落時のカメラワークは「コロコロカービィ」のオマージュでしょうか。
余談ですが、バットンやメガイターのステッカーがあるとは思いませんでした。というかコロコロカービィのネタがまた拾われるとさえ思っていなかった。
ステージBGMは以下のとおり。全てなつかしい原曲そのまま。
- レベル1→「星のカービィWii」の「キャリーチャレンジ」(グリーングリーンズ)
- レベル2→「星のカービィスーパーデラックス」の「山地ステージ」(キャンディ山やメタ逆Chapter3やスカイハイの曲)
- レベル3→「カービィのエアライド」の「エアライド:ヴァレリオン」
タイトルBGMは初代カービィのタイトルのアレンジです。
曲名はシンプルに「カービィの3Dチャレンジ」.。
ボスキャラの「マッシャー」です!
各レベルの最後にはボスキャラとして「マッシャー」が待ち構えています。
元々は「星のカービィ2」に登場した強めのザコキャラで、ゲームシリーズへの登場はなんと21年ぶり。メイスナイトと差別化するためか、武器はモーニングスターから棒付きトゲ棍棒に生りました。
サブゲームとはいえザコからボスに昇格するのも珍しい。アニメカービィで「最強魔獣」としてカービィを苦しめた名残でしょうか。ブレイド、バッツ、すまない……。
マッシャーが棍棒を叩きつけると星が出てくるので、これを吸って反撃しましょう。
動きも遅いので勝つだけなら大して難しくないはず。チャージしてからだと衝撃波が発生するのでこれはジャンプで飛び越えましょう。
ちなみに行動モーションは「星のカービィWii」から定番となった中ボス「ギガントエッジ」のものが流用されています。体格似てますしね。そのギガントエッジも「みんなで! カービィハンターズ」に出演中。
レベル2では紫、レベル3では赤の強化版が登場します。レベル3は盾まで装備していかにも強そう。名称は「パワードマッシャー」になったりせず、単に「マッシャー」のまま。
紫には突進攻撃が追加され、赤は更に追尾衝撃波や盾ガードを行うようになります。基本的に周囲を走り回っていれば攻撃には当たらない。
レベル3では青→紫→赤と3連戦になります。そして倒したマッシャーは吸い込むことが可能です。これを次のマッシャーにぶつけるとタイム短縮へとつながります。
ちなみにマッシャーは高台に攻撃する術を持ちません。
一応安全地帯となりますが、モタモタしてるとプラチナには到底届かない。同じ高さで引きつけて、できるだけ早く星を吸えるようにしましょう。
ボス戦BGMは以下のとおり。
- レベル1と2は「星のカービィ3」のボス戦の原曲
- レベル3の青&紫マッシャー戦は「星のカービィ64」のボス戦のアレンジ(曲名は「VS.マッシャー兵長」)
- レベル3赤マッシャー戦→64の「ファイナルスター」のアレンジ(曲名は「VS.マッシャー師団長」)
名曲のアレンジが大トリを飾っていて嬉しい。
空からポップスターを見てみよう
New3DS(LL)のCスティックでカメラを傾けることができます。攻略においては全く必要ないテクニックですが、ロボプラでは逆に珍しい「いつものポップスター」をじっくり眺めるのも乙なもの。
デデデ城の姿が見えるなど、背景グラフィックにはかなーり気合が入っており、レベル2の眩しい夕日やレベル3の水色の満月は特に美しい。あの月は、今もワールドツリーを優しく雅に照らしているのでしょう。
各ステージには1つずつステッカーが隠されています。発見しても具体的にメリットがあるわけではないですが、なんとなく嬉しい。
上の画像は「スーパーレインボー」のカービィ。虹に乗っているのは原作の虹のラインを意識したものですね。
レベル1は色々なカービィ、レベル2はカービィ2や3の仲間たち、レベル3は初代カービィのボスキャラと、ステッカーのテーマは各レベルごとに決まっています。
クラッコはやや見つけにくい。Cスティックでカメラを固定するのが難しいせいでスクショにちょっと苦労した。
ステッカーとは別に、時間が経過すると背景にゲストが登場します。
レベル1はおなじみデデデ大王。
本編では冒頭で城を壊されて寝てるだけでしたね……。クローンやらD3砲やらのおかげで存在感はしっかりありましたけど。まあ前作で大活躍したしね。
レベル2では戦艦ハルバードが飛来してきます。
BGMに夕焼けの背景、キャンディ山っぽい山もあってメタナイトの逆襲Chapter3を思い出す。
レベル3では3-4のみ変化が訪れます。
なんとあの「大彗星ギャラクティック・ノヴァ」が登場。
なぜこいつが選ばれたのか……ストーリーモードをクリアした皆様はお分かりですね?
「3Dチャレンジ」が意味するもの
3Dフィールドという新たな舞台でも、星のカービィの「すってはいて」の楽しいアクションは顕在でした。BGMやキャラクターもちょっとしたお祭り状態。
このサブゲームは過去を踏襲した新たなる大きな第一歩だったと、未来にはそう言われることでしょう。
本編の円形フィールドやトリデラよりパワーアップしたカメラ演出を踏まえると、HAL研はより本格的な3Dカービィを目指していると思われます。
「カービィの3Dチャレンジ」とは、HAL研究所が己に向けた言葉なのかもしれません。
星のカービィ スーパーデラックス [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]
星のカービィ64[WiiUで遊べる NINTENDO64ソフト] [オンラインコード]
2017年7月3日 追記
パワーアップ版「カービィのすいこみ大作戦」が配信されます。