はじめに
ポケモンチャンピオンズの「マンスリーチャレンジ2026.06」でランキングに入れたので初めて構築記事を書きます。参考になれば幸いです。

使用構築


コーディネートチームは記事の最後の方にあります。
構築経緯
①好きなポケモンが好みの特性を手に入れたのでメガドラミドロを使いたい。
②サイクルを回すうえで相性補完の良い「はがね/ひこう」タイプの採用はほぼ確定。ステルスロック(と一応メガ偽装)のエアームドととんぼがえりのアーマーガアを両方試したが、蜻蛉による対面操作ができるアーマーガアの方が感触が良かった。
③オーロンゲ入りやヒスイダイケンキ入りなどを試す中で以下の所感を得た。
- メガマフォクシー、サザンドラ、ヒスイダイケンキに弱い。
- (SVにいた)ママンボウと違って火力がある上にメガシンカ枠を割くのであれば、クイックターンでのクッション運用をメガドラミドロにさせなくてよいのでは?
- 相手のアーマーガアやドヒドイデ等に決め手がなくグダグダになりそう。
- 雨パが厳しそうだが対策としてメガリザードンYを採用するとステルスロックが痛すぎる。
スカーフサザンドラの上から蜻蛉で殴れてアーマーガア等にはトリックができる、こだわりスカーフマスカーニャを採用。
④第2メガ枠としてシャドーボール持ちのメガマフォクシーを採用。以前はドラミドロが苦手なマフォクシーやルカリオに強いスターミーを入れていたが、あちこちにいるドラミドロやアーマーガアも含めてブリジュラスに弱くなりすぎたので変更。
⑤マフォクシーの苦手なスターミーやギャラドスに強く、ステルスロックも使えるブリジュラスを採用。
⑥設置技と相性の良いあくびが使え、天候特性で相手の雨パを牽制できるカバルドンを採用。オーロンゲやアシレーヌも試したが、ブリジュラスやギルガルドの対策にもなるカバルドン入りが一番強く感じた。
個別解説
ポケモンの技や特性等の名称は基本的にひらがなやカタカナで書いていますが、ひらがな続きで読みにくそうな場合は漢字を用いています。ポケモン名の後ろの@以下は持ち物、ステータスの後ろの()内の数字は能力ポイントです。
マスカーニャ@こだわりスカーフ

基本情報
特性:へんげんじざい
性格:ようき
持ち物:こだわりスカーフ
ステータス:183(32)-130-104(14)-90-90-179(20)
調整意図
火力:イカサマでごまかす。メガマフォクシーをじごくづきでワンパンするには意地っ張りにして攻撃を大きく伸ばす必要がある上に耐久振りのマフォクシーも多くいるので、確定1発にはこだわらない。
耐久:サイクル戦への参加回数を増やすために厚く振る。意地っ張りメガラグラージの雨ウェーブタックルは2回耐える。
素早さ:スカーフトリック後も最速メガメタグロスから先手を取れる素早さを確保。
技構成
とんぼがえり:対面操作兼サザンドラやヒスイダイケンキ等への打点。特性でタイプ一致になるのでそこそこ火力が出る。
イカサマ:A無振りでも火力を出せる攻撃技。元はギルガルドのキングシールドを嫌って採用した技だったが、積み技持ちやメガメタグロス等にも有効なので強かった。結局ギルガルドには全然撃っていない。
どくびし:相手に毒が通ったときの戦績が良かったため、ドラミドロ以外にもどくびし役を用意することにした。
トリック:相手のアーマーガアや初手ブリジュラス等にこだわりスカーフを押し付ける。相手の技が固定されるので以降のサイクル戦を有利に運びやすくなる。
解説
基本的に先発要員。蜻蛉、トリック、どくびし等でサイクル戦の準備をしていきます。相手にゲッコウガやサザンドラやヒスイダイケンキがいるときにはほぼ確定で選出しています。
初手で出てくるブリジュラスは大半がオボンや食べ残し持ちでステルスロックを撒いてくるのでトリックが有効でした。こだわりスカーフさえ押し付ければ、ドラゴン技を押した場合はアーマーガア、それ以外であればドラミドロで倒せるようになります。
ラグラージ対策のトリックフラワーも欲しかったのですが、悪技がないとマフォクシーやメタグロスがキツイのでイカサマを優先しました。アーマーガアやドラミドロが剣舞持ちを呼ぶので相性が良かったです。
元々はメガカイリュー対策にトリプルアクセルを採用していましたが、ドラミドロを出さないときでも毒びしを撒きたいこと、上位帯では恐らくメガカイリューがあまりいないと予想したことから毒びしに変更しています。実際に出てきた際もブリジュラスのステルスロックとマフォクシーのマジカルシャインで何とかなっていました。
アーマーガア@オボンのみ

基本情報
特性:プレッシャー
性格:のんき
持ち物:オボンのみ
ステータス:205(32)-107-172(32)-73-107(2)-78
調整意図
物理耐久特化。後攻とんぼのために素早さを下げている。スカーフイダイトウ等のPP切れを狙えるので特性はプレッシャー。
技構成
ボディプレス:HBアーマーガアの攻撃技。
てっぺき:剣舞ガブリアス等を想定すると防御アップ技が必要と感じたため採用。ボディプレスの火力も上げられる。
とんぼがえり:後攻とんぼで有利対面を作る。ヒスイダイケンキ等には打点としても機能する。
はねやすめ:回復技。毒やプレッシャーとの相性も良い。
解説
一般的なHBボディプレスアーマーガア。ビルドアップ+つけあがるorドリルくちばしで採用していた時期もありますが、以下の理由で鉄壁ボディプレス型となりました。
- ドラミドロがいる以上剣舞ガブリアスは重くみないといけないので、より短いターンで防御を上げたい。
- 毒が入ればギルガルド以外の物理ゴースト(要はミミッキュとイダイトウ)は耐えているだけで倒せる。いのちのたまで自滅してくれることもある。
- かくとう技がないとドドゲザンが辛い。
相手の交代を誘いやすいので試合序盤のうちは蜻蛉返りや羽休めを優先し、特殊アタッカーがいなくなってから鉄壁を積むようにしていました。
ドラミドロ@ドラミドナイト

基本情報
特性:てきおうりょく→さいせいりょく(メガシンカ後)
性格:おだやか
持ち物:ドラミドナイト
ステータス:171(31)-85-134(24)-117-165(7)-68(4)
メガシンカ後ステータス: 171-94-149-152-209-68
調整意図
物理耐久:意地っ張りメガムクホークのインファイト→ブレイブバードをほぼ耐える。
特殊耐久:11n。C194(ブリジュラスやサザンドラ等)のりゅうせいぐんは耐える。
素早さ:無振りカバルドン抜き
技構成
りゅうせいぐん:強力なタイプ一致技。たまに外れるがそれでも採用した。
ヘドロばくだん:選出されやすいアシレーヌ等への打点で3割毒もなにげに強い。りゅうせいぐんの外しやC-2が嫌なときもこちらを打つ。
どくどく:ムクホーク等どくびしを踏まない相手にも毒を入れたいので採用。ラウドボーンやハラバリーなどにも毒ではなく猛毒を入れたい。どくびしと比べるとあまり使わなかった。
どくびし:有利対面の内にセットしておくことでミミッキュ等のゴーストタイプをアーマーガアでも倒せるようになる。
解説
本構築の軸。火力デフレ気味の環境の中でメガ枠を使うのであれば、クッション役に徹するのではなく体力を維持してアタッカーとしても運用するべきではないかと考え、相手に与える直接の負荷が小さい上にドラミドロ自身が被弾するクイックターンは不採用(一時期使ってみたが馴染まなかった)としました。
最初は交代先にダメージを与えるために火力を高めていましたが、毒びしや毒々を確実に打ちたいことが多かったので耐久重視に変更しました。そもそも鋼タイプへの交代を猛烈に誘う関係で思ったよりは火力を活かせなかったという感じです。バトル序盤の有利対面ではもっぱら毒びしを撒いていました。
当初はヘドロばくだんではなくサーフゴーやギルガルド対策のシャドーボールを採用していましたが、以下の理由で変更しました。
- その2体にはカバルドンの方が有利に戦える。
- 火力の高いアシレーヌを毒だけで削るのは悠長すぎる。
- 剣舞ガルドには結局勝てない。
メガシンカせずに攻撃することはほぼ無いので、特性はどくのトゲでもいいかもしれません。多分そっちのほうが強い。
カバルドン@たべのこし

基本情報
特性:すなおこし
性格:のんき
持ち物:たべのこし
ステータス:215(32)-112-165(12)-88-114(22)-60
調整意図
物理耐久:11n。ようきイダイトウのてきおうりょくウェーブタックルを大体耐える。ただしM-Bからいのちのたまが解禁されたので過信はしない。
特殊耐久:ひかえめアシレーヌのうたかたのアリア耐え。
素早さ:ミラーマッチで後から交換したいので下降補正。結果としてトリックルーム中のメガクチートの対策にもなった。
技構成
あくび:カバルドンの基本技。交代の誘発、相手が眠っている間の交代、なまけるやたべのこしで回復するための時間稼ぎ等全てにおいて優秀。
じしん:タイプ一致技。威力命中ともに優秀。
まもる:あくびと合わせて相手を眠らせる、毒や砂などのダメージ稼ぎ、砂嵐のターン管理、たべのこしと合わせてギリギリ攻撃を耐える等、用途は様々。
なまける:回復技。積み技のない物理には滅法強くなれる。
解説
前期のカバフロル構築で全幅の信頼を置いていたあくび怠けるカバルドン。お察しの方もいるでしょうがとある上位構築のほぼパクリです。設置技は他のポケモンで準備して、カバルドン自身は回復しながら相手を消耗させることに専念させました。ギルガルド、ソウブレイズ、リザードンがいるときはほぼ確定で選出しています。
メガキラフロル構築と比べると選出は減りましたが、それでも非常に頼もしかったです。ただ不意のみがわりとミストフィールドにはめちゃくちゃ弱い。
ブリジュラス@シュカのみ

基本情報
特性:じきゅうりょく
性格:ひかえめ
持ち物:シュカのみ
ステータス:197(32)-112-150-165(5)-111(26)-108(3)
調整意図
特殊火力:11n。HP実数値215のガブリアスをりゅうせいぐんで確定1。
耐久:物理方面は特性とシュカで補えるので特殊耐久重視。
素早さ:ミラーマッチを意識して3振り。
技構成
りゅうせいぐん:ガブリアスやサザンドラを素早く倒せるタイプ一致技。
10まんボルト:アーマーガアやギャラドス等への打点。
ステルスロック:サイクル戦が予想される場合は早めに設置しておく。カイリュー入りには特に重要。
ほえる:積み技対策。ステルスロックやどくびしと合わせると強力。ドラゴンテールと迷ったが、フェアリータイプやみがわりにも通るのでこちらを採用。りゅうせいぐんでCが下がったが交代したくない場合はひたすら吠え続ける。
解説
こちらも前期のカバフロル構築にいたブリジュラス。技構成は前期と同じ。
オボンもたべのこしも他に取られているのでシュカを持たせたのですが、選出したときはほぼ毎試合発動していたと思います。竜舞メガギャラドスの地震を耐えて返り討ちにできた試合もありました。持ち物の選定については大正解だったと思います。
とくこうが下がった後もほえるで起点化を回避できるのも偉い。ミミッキュを化けの皮が残ったまま割合ダメージ(と珠の反動)で倒しきった試合もあります。
バトルとは全く関係のない余談なんですが、進化前のジュラルドンはガラル初出でふくごうきんぞくのあるブルーベリー学園はイッシュの側にあるので、ブリジュラスを「パルデアのポケモン」と呼んでいいのか困る。
マフォクシー@マフォクシナイト

基本情報
特性:もうか→ふゆう(メガシンカ後)
性格:おくびょう
持ち物:マフォクシナイト
ステータス:171(21)-80-122(30)-136(2)-120-150(13)
メガシンカ後ステータス: 171-80-122-181-145-183
調整意図
特殊火力:耐久と素早さの残り。
耐久:ソウブレイズの剣舞かげうち耐えだが明確な調整先がわからないので、HPから入って残りをBでも良さそう。
素早さ:準速メガゲンガー(S実数値182)抜き。最速メガメタグロスよりも速い。
技構成
かえんほうしゃ:威力命中安定のタイプ一致技。
サイコショック:ドラミドロやめいそう意識でサイコキネシスではなくこちらを採用。若干威力不足を感じることもあった。
シャドーボール:相手のメガマフォクシーへの打点。無振りメガマフォクシーは確定2発だが耐久振りが多かった。
マジカルシャイン:サザンドラやヒスイダイケンキ等の対策。基本的には有利対面での交代読みで打つ。
解説
ドラミドロが呼び込む鋼タイプに強い第2メガ枠。炎タイプとしてはメガリザードンYや(メガ)バシャーモ、ウルガモスを採用していた時期もありますが、リザードンとウルガモスはステルスロックがキツすぎる、バシャーモだと相手のマフォクシーに弱いままということで、シャドーボール入りのマフォクシーに決定しました。正直マフォクシーでもステロはキツイ。
豊富な補助技を覚えるポケモンですが、苦手な相手への打点が色々欲しいので今回はフルアタ構成となっています。
上位に行くにつれてドラミドロを出しにくいパーティ(主にマフォクシー入り)と当たることが増えたので、こちらを選出することが増えたと思います。
選出
あまり具体的には決めていません。有利そうなポケモンを出してます。
ドラミドロが通りそうな時
先発:マスカーニャorブリジュラスor(ガブやグロス等がいなければ)ドラミドロ
後発:ドラミドロ+アーマーガアorカバルドン
orだらけの基本選出。先述の通りマスカーニャからサイクル戦に持ち込むか、ブリジュラスでステルスロックを設置します。
ガブリアスがいる場合は絶対にドラミドロを先発させないように注意していました。剣舞よりドラテステロの方が危険。
マフォクシーの方が良さそうな時(相手にマフォクシーやルカリオがいる場合等)
先発:マスカーニャorブリジュラス
後発:マフォクシー+何か(ドラミドロ以外)
何か枠については、ヒスイダイケンキがいるときはアーマーガア、ギルガルドやソウブレイズがいる場合はカバルドン等、臨機応変という名の行き当たりばったりで決めていました。マスカーニャ+マフォクシー+ブリジュラスが一番勝てていたと思います。
対雨パ
先発:マスカーニャorドラミドロ
後発:カバルドン+何か(第2メガ枠で決める)
ペリッパーからラグラージへの交代時にりゅうせいぐんで削ることを狙っていました。毒びしが設置できると後々アーマーガア等で対応しやすくなります。
また、カバルドンでペリッパーにあくびを打つと蜻蛉で逃げようとするので、守るで眠らせていました。こちらのパーティと技構成だけ見ると辛そうですが、実際には互角以上に戦えていたと思います。
特に苦手なポケモン
メガリザードンX
剣舞フレアドライブだとカバルドンでも受けきれません。Yにはドラミドロが有利なだけに、Xだったときの損害が大きい。
めいそうメガヤミラミ
初手に出てきてメガシンカと瞑想をされたらほぼ負け確定。急所に当てない限り倒せません。ちなみに同じくマジックミラーのメガピクシーは全然選出されませんでした。
バイバニラ わるだくみアローラキュウコン
マフォクシー以外は氷技を半減できません。アローラキュウコンの火力ならアーマーガアやドラミドロでなんとか戦えますが、バイバニラだとそれも無理。悪巧み持ちの場合はアローラキュウコンでも無理。相手にカメックスがいたのでドラミドロとマフォクシーを両方出してマフォクシーをメガシンカさせなかったら火力不足で負けました。
それと氷技が通りまくっている関係で被弾数も増えるのでとにかく凍る。4倍弱点でもないのにメタグロスのれいとうパンチが怖かった。
ビビヨン
マフォクシーとマスカーニャ以外先手を取れず、蝶舞みがわり眠り粉の起点にされます。アーマーガアでぼうふうのPP切れを狙う、ブリジュラスでステルスロック+ほえる、マスカーニャでスカーフトリック等の対策は思いつきますが、そもそもビビヨンのせいで選出や立ち回りが歪む時点で苦しい。もっと言うとビビヨン入りで上位に上り詰めたプレイヤー自体がめっちゃ強い。
同じパーティのメガ枠がライチュウやカメックスだとマフォクシーも出しにくいのでかなりどうしようもない感じでした。
成績

最高レート:1799.872
最終レート:1787.442
最終順位:300位

ランキングに残れるか不安でしたが、まさかの300位ぴったりでフィニッシュとなりました。門番みたくなったのでおいしい結果かもしれない。
というか参加人数131万人って多すぎない!? 先月よりも増えているんでスマホ版の配信って影響大きいんですね。
コーディネートチーム


チームID:RC4P5U3HWD
マフォクシーの配分は自分でも何が正解か分からないのでHSベースに変えていいと思います。
おわりに
剣盾のグローバルチャレンジ(2021年2月末、禁伝1体環境)以来の好成績*1を残せた上に、先月は取り逃したエリート称号を入手できて嬉しいです。
もうすぐカルドセプトビギンズが発売されますがチャンピオンズも引き続き遊んでいきたいと思います。
あと普段何気なく読んでいる構築記事を自分で書くのは大変だということが分かりました。それとカルドセプトビギンズも遊びましょう。みんなも遊べ。7/16(木)発売だぞ。
おまけ


カバルドンとブリジュラスの項目で触れた前期のカバフロル構築もついでに載せておきます。実は6体中3体が今回の構築と共通しています(カバは配分も同じ)。

ランクバトルで最終484位に残れたので記事を書こうとも思った(途中まで書いてた)んですが、ヒスイジュナイパー以外はほとんどパクリなので「最終二桁の元構築様を参考にしてもらえばいいかあ」という感じでお蔵入り。

ヒスイジュナイパーはメガスターミーの苦手なブリジュラスやブラッキーやサザンドラに強く、一貫気味な地面を半減できるので採用しました。ピントレンズ込で5割急所となる「3ぼんのや」で持久力ブリジュラスを突破できるので強かったです。ブリジュラスのしろいハーブりゅうせいぐん意識でHD特化しています。
*1:メインのムゲンダイナ入りが39位、サブのレシラム入りが99位