大人気アイテム「ウォーロックディスク」について解説しています。
極めて強烈な効果を持ち、拠点を守るアイテムとしては最強のカードと言えるでしょう。
カード概要
「ウォーロックディスク」は「戦闘中に全ての効果や能力の発動を封じる(この効果は最も早く発動する)」というアイテムです。
カテゴリーは道具でコストは110G。全アイテムで最も高額で、「ウェイストワールド」発動中だとなんと220Gも必要となります。
具体的な効果について――HPとSTと地形効果ですべてが決まる
「全ての効果や能力は発動しない」は具体的に何を意味するのか。
それは、「カードに記載されている『基本HPやST』と『地形効果』だけで勝負が決まってしまう」ということです。
強打や先制や無効化といったクリーチャー能力は一切無視されますし、アイテムによるステータス変化や効果の付与も全く起こりません。
上の画像では「ティラノサウルス」が「ロングソード」を、「G・ノーチラス」が「ウォーロックディスク」を使用しています。
本来ならばティラノサウルスのSTはロングソードで+30されて80になるはずですが、ウォーロックディスクによりこのステータス変化が起きていません。ロングソードは全くの無駄遣いとなってしまいました。
クリーチャー破壊時や戦闘終了後の効果も完全に封じられます。
「ティアマト」たち神竜の地形変化や、「アネイマブル」の抹消、「バルキリー」のステータス上昇に、「コーンフォーク」の遺産。なにもかも発動しません。
つまり「戦闘中はクリーチャーの能力テキスト欄が空白になる」ということです。後手などのマイナス能力も例外ではありません。
さらに応援クリーチャーによるステータス変化も起こりません。戦っている2体のクリーチャーの基本STとHPと地形効果だけで勝負が決します。
地形効果の関係で防衛に使われることが多いアイテムですが、STの高いクリーチャーであれば侵略に役立てることもできます。
反射や無効化、能力変化や復活などをすべて無視できるため、「デコイ」「リビンググローブ」「ヘルグラマイト」などの破壊に向いています。
「グレムリン」「カイザーペンギン」「シルバンダッチェス」のアイテム破壊すら受け付けません。ウォーロックディスクの効果が何よりも優先されて発動するため、アイテム破壊能力が封じられているのです。
土地にかかっている呪いに関しても同様です。「スピットコブラ」などによる衰弱ダメージや「シニリティ」などによる自壊も不発に終わります。世界呪い「ミラーワールド」による同種相殺も防がれます。
ただし「ディスエレメント」「スクリーマー」による「地形効果無効」は例外で、ウォーロックディスクを使おうと呪いを無視して地形効果を得ることは叶いません。これは地形効果無効の呪いが戦闘開始以前から効果を発揮しているためです。
逆に「ハーフリング」「サーペントフライ」の「擬態」による地形効果取得は戦闘開始後に行われます。よってウォーロックディスクが使用されると地形効果が得られません。この能力が発動しないのです。ハーフリングを拠点にする際には絶対に警戒してください。
なお「バーナックル」の秘術による通行料1/2など、戦闘が完全に終わってマップに戻ってから効果が出るものに関しては、ウォーロックディスクの適用外となります。「ウェイストワールド」のコスト増加も直接戦闘に関係しないためかウォーロックディスクの影響を受けません。
関連クリーチャーとスペル
この「ウォーロックディスク」の効果を内蔵したクリーチャーが「シーボンズ」になります。シーボンズとの戦闘ではアイテムを使っても全くの無駄ですし、応援にも頼れません。
ただし「バインドミスト」などでシーボンズに戦闘行動不可の呪いがつくと、「全ての効果や能力は発動しない」の方が封じられてしまいます。こうなればアイテムを使っても大丈夫。
クリーチャーをシーボンズ化するスペルとも言えるのが「ボーテックス」です。前作からある呪いですが、今回はワンドローがつきました。
自分のクリーチャーであればHPの高いものに、相手であれば低ステータスで能力が厄介なものにかけておきましょう。呪いスペルなので上書きにご注意ください。
対策
ありとあらゆる効果より先に発動するため、他のアイテムやクリーチャーの戦闘中能力で対処することは不可能です。
「シャッター」「スクイーズ」「メタモルフォシス」「スニークハンド」「レイオブロウ」といったスペルで手札にあるうちに破壊してください。
あまりにも強力すぎる効果が故に、真っ先にメタモルフォシスの標的になるアイテムと呼んでも過言ではありません。
ウォーロックディスクでの防衛への対処は極めて難しく、強いていうなら「シャイニングガイザー」でHPを削っておくとか、「ディスエレメント」「スクリーマー」で地形効果を剥いでおくとか、そのくらいになってしまいます。
「キングバラン」のようにSTが高いクリーチャーが侵略に用いる状況に対しては、MHPが高いクリーチャーのレベルを上げるのが抵抗になるでしょうか。
「ファットボディ」などでクリーチャーのMHPを上昇させるのもよいでしょう。ついでに「アングリーマスク」「バーニングハート」にも対応しやすくなる。
レベル1を狙った連鎖切り侵略にはほぼ打つ手がありません。「拠点防衛に温存されるよりはマシ」と思っておきましょう。
このカードの元ネタだそうです。無限に回転して周囲の魔力を空にしてしまい、魔法の効果を消し去る円盤が出てくるとか。