クレセント クローゼット

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MOTHERの大地をまた踏みしめる プレイ日記その1

 「MOTHER3」のVC発売開始ということで初代「MOTHER」からプレイします。GBA版以来9年以上ぶりですね。WIIUがあればMOTHERシリーズが全作遊べる、良い時代になったものだ。

 今回は電源ONからマジカント到達まで。

プロローグ~マザーズデイ

 開始して真っ先に耳に入る、綺麗ながらも寂しげなBGM。真っ暗な中に浮かぶ地球もあり、切なさと共に怖さを覚えますね。このゲームの雰囲気が端的に表れている。

 キャラ名はデフォルト(主人公は「ニンテン」)、好物は「SUSHI」でスタート。プロローグが表示されるといきなり自室に放り出されます。ファミコンならではの不親切な始まり方ですね。

 

 

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

『部屋を出ようとしたらでんきスタンドに襲われた』

な…何を言っているのかわからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった……。

 

 

 何も知らずに初プレイした人たちは恐怖を刻み込まれたんじゃないでしょうか。特に突然のラップ現象はバグと勘違いした人も少なくなさそう。怪異現象の演出として秀逸だと思います。

 

 戦闘自体は難なくこなし妹の部屋へ。どこそこに行けとかそういう指示はありません。次は、にんぎょうとの戦いですが……。

 

 

 

 

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  率直に言ってすごく不気味……。どんな遊びをしていたんだ。ラップ現象がなくても毎日肝試しができそうだ。顔もさることながら、下腹部のでっぷり加減が幼児に忠実でいやなリアルさがある。

 

 そんなキモこわいい肌色人形は実はオルゴール内蔵、第1のメロディーを覚えます。この時点では「メロディー……?」なんですけども。

 

 マイホームでの怪異を解決し、いざ外に出るとそこには犬が。「主人公は動物とも話せる」「『はなす』『チェック』の2種類がある」という結構大事な情報を教える存在だったりします。まあ、GBA版だと便利ボタンでだいたい事足りるんですがね。

 

 さっきのポルターガイストの後なので真っ暗な地下室にもなにか出てくるんじゃないかと思わされますね。冒険に必要な不安を抱かせてくれる。このゾクゾクは現代*1が舞台ならでは。

 

 

 我が家を後にしていよいよ広い世界へと足を踏み出します。Pollyannaは名曲。それと「そうそふのにっき」は持ち物欄を圧迫するし預けておこう。

 GBA版と違いダッシュがないので広いフィールドの移動は正直面倒臭さがつきまとってしまいますね……。PSIもさっぱり覚えていないので戦闘もまだ単調、というかおじさんやおにいさんに普通に殴り負けるんですけども。どうしても最近のゲームと比べてしまって、この辺は古き悪しきものを感じざる得ませんねえ。名作が保証されていなかったら投げ出したくなっていた。

 

 

マザーズデイ~墓地

 MOTHERシリーズのテキストは全体的に、柔らかい中にも棘があるというか、そっけない本心が包み隠されていなくて、そのへんの人がポロッと喋っているような温かい生々しさがありますね。あちらこちらに「意図的な無駄」が散りばめられているような気がします。

 

 そういうわけなので情報収集が捗る捗る……のだけど、ゾンビもどきにいきなり襲われるのは流石に理不尽じゃないっすかね。到達時点ではまず勝てませんからね!? いくら現代が舞台とはいえ社会の厳しさをこんなふうに体現しなくても……。

 

 「はい」と「いいえ」が意味を成さない町長の頼みで墓地へ子ども探しに。で、これまた敵が強く、まだSMASHと空振りに翻弄されながら殴りあうしかない。ギャングゾンビとかまずお手上げです。

 負けても所持金半減&PP0で最後のセーブ地点に戻されるだけ、お金は銀行に振り込まれ、PSIなど殆ど覚えてもいないのので、無一文で負けるならほぼ問題なし。

 

 と、いうわけで、傷つき倒れるまでひたすら戦い続ける捨て身のレベル上げを決行。ごめんよパパ、「むりするなよ」と心配している息子はおじさんやゾンビやコウモリと喧嘩してもう10回以上意識を失っているんだ。

 

 レベルを6まで上げ、ふつうのバットを買ったところで墓場の探索を開始。墓場に踏み入れた瞬間にBGMがホラーになるの、やはり良いですね。身を引き締めてくれる。

 おっと、いかにもWelcomeと言っていそうな穴があるぞ入ってみよう……。

 

 

 

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 いきなりこれは肝が冷える。

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 階段を下った先の部屋がこちら。ピッピが居るのは一番左、つまり扉からは一番遠い棺桶の中。手前から順に調べていくとゾンビもどきと3回戦うことになるわけで、「もしかしたら女の子も……」と予感させる配置が上手い。

 

カナリア村~シュークリーム動物園~マジカントへ

 さてこのピッピ、か弱い少女と思わせて成長スピードが恐ろしく早く、レベル5にもなればレベル7か8のニンテンくらい頼りになる。散々書いてきましたが、このゲームは序盤の戦闘がキツく、この後の動物園にはタイガーやきょぞうなどの難敵がわんさか出てくる。ニンテン1人だと何回エサにされるかわかったものじゃない。

 

 というわけで、動物園の入口までピッピを連れて行き、レベル上げ&金稼ぎを手伝ってもらいました。せめてハイエナを1撃で倒せるくらいはならないとしんどいだろうなと。

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 ピップはレベル1から10まででこのくらい強くなります。別れが惜しかった。

 

 カナリアのひなをローラに届けて2つ目のメロディーを入手。カナリアの村がありながらヒナがデパートで売っている世界観はシュールで黒い。ピッピの件もそうですが、このゲームでは「親」がちょくちょくクローズアップされますよね。

 

 連続攻撃をしかけるタイガーを前にディフェンスアップαを、やたらディフェンスの高いきょぞうにディフェンスダウンαを使うと、やっとRPGらしい戦闘をしている気分になりましたね。「たたかう」連打からやっと開放された。

 

 スターマンのむすこはアイテムで回復しながら撃破。スターマンは中盤からわんさか雑魚敵として出てくるんですけども、果たしてどのスターマンの子どもなんだろうか。それとも小さいから「むすこ」呼ばわりなのか。

 3番めのメロディーはしみじみと歌うサルから。こいつも動物園の怪現象を怖がっていたんだろうか。2のバルーンモンキー、3のサルサと続くサル枠の始祖である。「ちょっとロコツ」なやり方で道を塞ぐ警察官はRPG定番の通せん坊への皮肉ですね。

 

 テレパシーで変な岩に念じてマジカントへ……あ、「そうそふのにっき」は預けてあるんだった……。歩いて戻らないと……。パンが無ければもっと大変だった。

 

 

 

続き

*1:1980年代だけど