クレセント クローゼット

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セクトニア ソウル 第2形態 攻撃パターン

 ストーリーモードが赤い朝日が輝く「この星を救うための戦い」なら、こちらは水色の満月に照らされた「誰かの魂を救うための戦い」でしょうか。

第1形態はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 まさかまさかの第2形態。ラスボスに第2形態があるなど今となっては当たり前であるが、このボスの場合は熟練のプレイヤーでさえも不意をつかれやすい。

  • ハードモードのボスラッシュ「真・格闘王への道」の最後であり、休憩所の表記も「のこり1」であった。
  • セクトニア ソウル」第1形態はストーリーモードの「クィン・セクトニア」第2形態の強化版。ラスボス最終形態のパワーアップ版ならもう次はないと思い込みやすい。
  • これまでのカービィシリーズで「ソウル」と名のついたボスには第2形態が存在しなかった。

 

 ……と、第2形態を予測させない前振りが見事に施されている。

 Wii同様、格闘王のタイム表記は最終戦になると隠される*1のだが、セクトニアソウル第1形態の時点ではそうなっていない。つまり予告自体は確かにあったのだが、初クリアを目指す際にはタイムなど気にしない人が大半であろう。

 

 BGMは「この星をかけた魂の戦い」のイントロとループ位置を変更したもの。暗く響き渡る鐘の音は、勝利の喜びと安堵をかき消すかのよう。

 

 小学館の公式ガイドブックに基づく技名は赤の太字、電撃Nintendoの攻略本は青の太字、両方に共通するものは黒の太字で技名を記しています。通常の文字は筆者による仮の名前。

前半戦
  1. テレポート追尾シューターカッター*2
  2. スプラッシュラッシュ*3
  3. ロードアントラー×2
  4. ヴァインヴァインド
  5. レッドアントラー×1 グリーンアントラー×2
  6. フローラルカノン
  7. テレポート追尾シューターカッター
  8. スプラッシュラッシュ
  9. ロードアントラー×1 ホワイトアントラー×2
  10. テレポート追尾シューターカッター
  11. ヴァインヴァインド
  12. レッドアントラー×1 グリーンアントラー×2
  13. 7に戻る

 

テレポート追尾~シューターカッター

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  狂った笑い声とともに奥から手前に連続でワープ飛行。連戦に唖然としているプレイヤーの焦燥感を煽ってくる。カービィと並んだ瞬間には攻撃が当たる。余談だが、夜空に映える金色の翼がありながらほとんど羽ばたいていない。

 

 5回テレポートしたところでカービィの頭上に現れて四方にカッターを発射し、すかさず消え去る。これを3セット繰り返す。最後の1セットは溜めが長く、カッターを2連続で放ってくる。攻撃後の待機時間にも猶予があるので反撃チャンスとなる。

 

 このボスは基本的に画面奥で待ち構えているためダメージを与えにくいが、その代わり体力が低く設定されている。それを教える役割も兼ねた技。

 

 技名はドロシアやマルクと同一。飲み込むとカッターがコピーできる点もマルクと共通している。ただし単発威力の低いカッターは著しく相性が悪く、ぶっちゃけすっぴんで戦った方が遥かに楽。コピーロストしたプレイヤーに向けられた甘い罠である。

 

スプラッシュラッシュ

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  ドロドロの球体に変化してはじけ飛び、上空から無数の飛沫を降り注がせる。技名は技名はドロシアと同じだが性質はマルクに近い。

 

 初回のみ両端安置、それ以降は片端のみ安置。予備モーションで飛び散った方向と同じ側が休憩エリアとなる。

  雫のひとつひとつがセクトニアの顔を象っているが、これらを潰してもダメージは与えられない。飲み込んでもスカ。ペイント能力は今作にありません。

 

 一粒ごとに笑い声がするため「ヒャハ「ヒヒ「ファファ「キャハハ「キャキャキャ「フフ「イヒヒャハハ「ハハ」と壮絶なことに。

 

バグズ

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  ロードアントラーだけでなく下位のバグズも召喚される。まるで産み落とすがごとく、テレポートしながら1体ずつ呼び出してくる。ロードアントラー×2のパターンは前半戦の最初の1回のみ。

 やっぱり巻き添えにされる。全滅したか否かでパターンを変えたりはしないはず。

 

ヴァインヴァインド

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 この形態のメインウェポン。4本→3本→4本で1セット。スピードが急上昇しており、次から次へと蔓が突っ込んでくる。これに攻撃してもダメージを与えられるのは第1形態と一緒。ロードアントラーに手こずっていると餌食にされやすい。

 蔓にはトゲが生え、鮮血のごとき紅の花が咲いている*4。マルクソウルのシード攻撃を彷彿とさせる。

 

フローラルカノン*5

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 フラワードがないので魔法陣から照射。最後以外は真ん中が安全地帯。第2波が止んだら少し右か左に歩こう。ひとつ隣の足場に移動するとちょうど良い。

 画面奥に待機しながらのビーム攻撃は、マホロアソウルのマホロア砲ワープタイプの特徴でもある。

 

 

後半戦
  1. デッドリーバウンド・サン
  2. フローラルカノン
  3. テレポート追尾シューターカッター*6
  4. スプラッシュラッシュ
  5. レッドアントラー×1 グリーンアントラー×2
  6. ヴァインヴァインド
  7. テレポート追尾シューターカッター
  8. デッドリーバウンド・サン
  9. テレポート追尾シューターカッター
  10. フローラルカノン
  11. ロードアントラー×1 ホワイトアントラー×2
  12. ヴァインヴァインド
  13. 3に戻る

 残り体力が約3分の1を下回ると次の段階へ。他のボスと違って移行モーションは存在しない。

 シューターカッターやヴァインヴァインドの途中で体力がそこまで到達した場合、現在の分は遂行してから残りをキャンセルし、デッドリーバウンド・サンを発動する。*7 

 

 なお、デッドリーバウンド・サンの開始以前にどれだけ攻撃しても残り体力1で踏みとどまるため、発動前の撃破は絶対にできない。擬似的に段階移行を表現しているものと思われる。

 

 ……魂を燃やし尽くすまで、飽くなき強欲からは解き放たれぬらしい。

 

 

 デッドリーバウンド・サン

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 セクトニアソウルの大技。ドロシアソウルの「バウンドポンド」と「デッドリー・サン」を混ぜあわせ更に執念深くしたような性能。

 

 まず巨大な火の玉となって跳ねまわり、そのままカービィの真上からプレスアタック。これを3回繰り返したら次は画面横から体当たり。そして今度は奥から3度も突進してくる。これにてようやく終了となる。全てガード不可。

 

 押しつぶしと奥からの突進はダッシュで、横からの突撃はホバリングで避ければよいのだが、見た目通り判定が大きくなにより初見ではその光景に圧倒される。

 

 この間は「コピー能力によるダメージ」が減少する。星型弾のダメージはそのまま。星を逃さず当てていればこの最中に倒すことも可能。

 

 攻撃中の背景はドロシアソウルのデッドリー・サン使用時と酷似している。「ソウル」にはなにかつながりがあるんだろうか。

 

 陽の光を閉じ込め、月影の帝都を支配していた常夜の女王セクトニア。その成れの果てが燃え盛る太陽の如き様相で暴れ狂うとは、なんとも皮肉なものである。

 

 

シューターカッター

 攻撃自体は以前と同じだが、後半戦突入後の初回のみ3セット目のチャージエフェクトが変化。瞬く間に多数の残像が出現し、応じて笑い声も重なりあう。

 

 狂気に満ち満ちたその声は、果たして、「永遠なる眠りを求める何者か」にはどう聞こえているのだろうか……。

 

 

 歴代のソウルの要素が取り入れられており、中でも元祖であるドロシアと似通った部分が多い。デッドリーバウンド・サンの仕様もあり、単発火力に劣るコピーよりもすっぴんの方がずっと楽に戦えるはず。ストーリーモードとは別の意味で原点回帰、かもしれない。

 

 

 無残な骸と化してなお、水色の月夜に照らされる蝶のようになったセクトニア。滅びても、狂っても、華麗であった彼女は、永遠の美を我がものとしたと言えるはず。

 それでも、正解も限界もない幻に心酔したがために、満たされはしなかったのでしょうか。

 

 

*1:数字が全て「?」になる。

*2:電撃の攻略本では「テレポート追尾~シューターカッター」と記載されている。公式ガイドブックでは「シューターカッター」のみ。

*3:この1回のみ両端安置

*4:バラだろうか

*5:電撃攻略本にもこの技名は存在するが、「フローラルカノン」とされているのは第1形態の技のみ。

*6:この1回のみ、3発目直前のエフェクトが変化する。

*7:例えばシューターカッターの2セット目やヴァインヴァインドの蔓×3の最中に体力が残り少なくなると、2セット目や蔓×3の直後にデッドリーバウンド・サンが始まる。3セット目や蔓×4は繰り出されない。