MOTHERの大地をまた踏みしめる プレイ日記その2「マジカント」

Q.かみのしっぽはどこにある?

A.あまかけるふねのわすれもの

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 現代的な街並みから一転、そこには桃色の原っぱが広がっていました。よくあるファンタジーRPGらしさがおそらく意図的に排除されていただけに、ギャップが半端じゃない。スマブラfor3DSのステージにもなっていましたね。

 

 魔法の世界に住まう人々はこれまでと比べてもニンテンに優しい。好きな食べ物も知っているし、持ち物も預かってくれるし、パパとの連絡もしてくれる。彼に勇気と優しさと、ちょっぴり難しいことを授ける言葉に溢れたメルヘンな楽園。貸したキャッシュカードだってちゃんと返ってくるしね。

 まるで母親が愛しい我が子に用意したものであるかのように、ニンテンを優しく包み込む不思議で奇妙な国。

 

 で、慈愛で満ちているのはよいのですが……どこに何の施設があるのかさっぱりなんですよね。一面ピンクな中をセーブのためにウロウロウロウロするはめに。

 

 それと色々とアイテムが手に入るせいで、8しか無い持ち物枠があっという間にいっぱいになってしまう。せめて大切なものと消費アイテムが分けられていたらなあ。この辺はどうしても古き悪しきものを感じてしまう。

 

 不便ついでにもうひとつ。このマジカント、ATM(の役割を担う施設)が存在しません。せっかく貴重な装備品が売っているというのに……。と、いうわけでGBA版だと追加されています。

 まあ、これに備えて事前にお金を引き出していたんですけどね。動物園の入り口でピッピと一緒に稼いだお金です。でもその影ではパパが頑張っているはずなんだ。

 

 最もリッチな防具を購入したニンテンくんがこちら。

  

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 ディフェンスだけ明らかに高い。おかげでほとんどの敵からは1ダメージしか受けません。ついこの前まではチャラいニーチャンに殴り負けていたというのに逞しくなったものだ。

 

 ベアル、ビューン、マジカルスネイル、ウッドーと、一般的なRPGであればよくある感じのファンタジーな敵キャラが逆に新鮮。ここだけは明らかに異世界なんだなあ。

 それでもだいウッドーはおっかないのでまともに戦わず「にげる」連打。炎上に巻き込まないでくれ。

 

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 戦闘が楽になったおかげでフライングマンを仲間にするまでもなくなってしまった。これで彼らを死なせずにすむ。ただ、ニンテンの血として肉として戦うために生まれたであろう5兄弟にとって、これはこれである種の不幸なのかもしれない。どこまでいっても報われないのかなあ……。

 

 

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 マジカントを治めるクイーンマリー。マジカントはまさに夢に描いた理想郷だというのに、彼女は「歌が思い出せない」と毎晩うなされているらしい。女王の歌が聞けず、民も残念がっています。

 不自由のないはずの世界で、誰もがそれを望んでいるというのに、それでもなぜか叶えられない。夢のままでよい夢もあると、そんな透き通った圧力がかかっているかのように……。

 

 

 

 井戸から地下大河へ。墓場のときと違って不気味さをそんなに覚えないのは何故でしょうね。「ちかたいがのぬし」との戦闘はディフェンスアップαをかけて殴ってたらいつの間にか終わっていた。一番いい装備のおかげだ。「めのうのつりばり」も無事ゲット。

 

 みんなが友だちになれる世界で、愛されること自体を望まない「忘れられた男」。息をするので精一杯、人恋しくなったら生きていけない、とのこと。友情も絆も義務ではないにしろ、この桃源郷では異質な存在です。悲しいとか可哀想じゃなくて、とにかく謎。独善という名の暴力を押し付けるのもなんですし、無視しろという問いには「はい」を選択。まあそうしないと先に進めないんですけどね。

 

 マジカントから元の世界へと戻り、次はサンクスギビングへ。バーボットやイーグルといった面々が、「現実」への帰還を実感させます。

 

 サンクスギビングの街でセーブして一旦終わり。一人旅ももうすぐおしまいですね。