マホロアにとっての「トモダチ」って?

 星のカービィWii発売4周年おめでとうございました。

 公式スタッフがMiiverseにマホロアに関する投稿をしていたのでまたちょっと考えてみようと思います。

コレからモ トモダチでいようね、カービィ! ホントダヨ!

Miiverse - イシダ's post | Nintendo

 記事を綴るに至ったきっかけはこの一文。*1

そんな謎多きマホロアですが、カービィと「トモダチ」になりたいという言葉は、きっと真実なのでは。

                           公式Miiverseより

  当ブログの過去記事では、マホロアの「『トモダチ』になりたい」はカービィを利用するための方便にすぎなかったとしました。しかし今回のMiiverseでは、「『トモダチ』になりたい」が真意であるとの見方が強められています。以降の考察は、この説に基づいたものです。

 

 そうであったとしても、マホロアがカービィたちを謀ったことは事実です。さらにクラウン入手後には、トモダチの故郷であるポップスターから征服しようとしています。

 

 エクストラモード限定の会話にて、カービィが宇宙的に有名なヒーローであると知っていたと語っており、おそらくは正義感が強い彼の性格も把握していたことでしょう。

 

 トモダチになりたいと前々から望みを抱いていたヒーローのカービィに偽りを吹き込み、邪魔なランディアを倒させてクラウンを我が物とし、そして目の前で「ポップスターから支配してアゲルヨォ!」とわざわざ宣言しているわけです。

 

 ローア船内の会話でもときおり「ボクのタメにガンバッテネ!」「やっつけちゃっテネ!」「さっさとボクをタスケテネ!」などと厚かましい態度をとっており、親しき仲にも礼儀があるだろうよと突っ込みたくなるほど。そもそもレベル1クリアの時点でトモダチ認定してくるだけでもだいぶ図々しいですけども。

 

「トモダチっていうのはね、ボクのおもいどおりになる人のことダヨ」

 

  相手の意思を顧みずに己の都合ばかりを掲げ、それでもトモダチになりたがっている。

 

 もしかするとマホロアは

「トモダチはボクの言うことにしたがって当然」

「目的を叶えるためにトモダチを騙したりこき使ったりしても構わない」

「それでもボクと仲良くしてくれるのがトモダチ」

 

 などという、非常に自己中心的で歪んだ「トモダチ観」を抱いているのかもしれません。ポップスターを……いや全宇宙を支配した後でもなお、カービィには「トモダチ」であり続けて欲しかったのでしょう。

 

 人助けをしたり悪いやつをやっつけたりと、宇宙をまたに大活躍する皆のヒーロー、星のカービィに憧れていて、実際に知り合えたときはとても幸せだった……これは真実だと思われます。「ホントーのカンシャ」連呼に代表される喜びの表現は……計画のためにも大げさに振舞っていた気はしますが。

 

 そしてただ一方的に従わせるだけでなく、カービィが遊び相手になることも望んでいたのでしょう。「船が完成したらキミと一緒に出かけたい」と、そうこぼしているんですよね。ハルカンドラに旅立つ伏線でもあります。

 

 またローア船内にあるチャレンジステージや2種類のミニゲームは、スペシャルコレクションやデデデでデンZも考慮すると、マホロアお手製のアトラクションであると推察されます。これらはきっと、トモダチに遊ばせるために用意したものでしょうね。自作のゲームを攻略する姿を眺めるのが、彼の楽しみのひとつなんだと思います。

 

 本人曰く、マホロアは様々な世界を旅してきた、異空をかける彼方からの旅人だそうです。ひょっとしたら、定住地を得られなかったがために、親しい人もできなかったのかもしれません。独りで異世界を転々とする中で、星のカービィの噂を耳にし、いつかトモダチになりたいと夢見るようになった……。こんな過去もなくはないです?

 

デンセツではコノ船に ココロがあるってハナシだけど、ボクにはマダわからないナァ。
きっとダイジにしていれば、ココロがツウジあえる トキがクルんだろうネ!

                                星のカービィWiiより

  ローアの秘密をこっそり明かしたときのこのセリフは、切実な願いだったのかなあ。ハルドラボ火山から盗みだしたとはいえ彼のパートナーであるわけですから。

 

 マスタークラウンの無限の力によって全宇宙の支配者になろうと目論んだマホロアは、皮肉なことにその無限の力に支配されてしまいます。

 彼の魂を囚えていた憎悪と執念は、トモダチのくせに歯向かったカービィに対する怒りなのか、それともクラウンに宿った怨念なのか、はたまた彼の過去に由来する根深い底知れぬものなのか……。

 

 そんな虚言の魔術師の魂を解放したカービィはさすが皆のヒーローですね。「悪いやつだからやっつけよう」「友達が苦しんでいるから助けなきゃ」と、極めて単純な動機で動いているんでしょうが、それで解決してのけるんだからブラボー、ブラボーダヨ。

 

 でもマホロアがソウル化したのもこいつのウルトラソードのせいなんだよな……。善意の快進撃でトラブルを引き起こすのは夢の泉から変わらんですね。

 

 シリーズでもトップクラスに狡猾で性根の歪んだ彼方からの旅人ですが、今はポップスターでテーマパークを開いて「友達」と楽しく過ごしていることでしょう。

 

 ……でももっとチャレンジステージでカービィがダメージを受けると笑うし、デデデンZのうらエクストラで意地悪く笑いながらフラッグを持ってきてるし、基本的には相変わらず嫌なやつなんじゃないかな……。

 

 この記事はあくまで私の意見であって絶対的な真実ではないと念の為に書き添えておきます。ここまで見てくださった皆様ありがとうございました。

昔の考察はこちら。

 

tsukimajiro.hatenablog.com

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

星のカービィ マルクぬいぐるみ(S) 高さ11cm KP14

*1:星のカービィ「Wii」であるべきところが「参上! ドロッチェ団」になってますが、おそらく予測変換のミスでしょう。