角川つばさ文庫から発売されている児童文庫「星のカービィシリーズ」の紹介記事です。
シリーズの概要と主な特徴をまとめ、シリーズ全作品の一覧とあらすじを掲載しています。さらに各作品ごとに簡単に紹介しています。
- 小説カービィの概要
- シリーズの特徴
- 作品一覧
- 星のカービィ あぶないグルメ屋敷!?の巻
- 星のカービィ くらやみ森で大さわぎ!の巻
- 星のカービィ 大盗賊ドロッチェ団あらわる!の巻
- 星のカービィ メタナイトとあやつり姫
- 星のカービィ プププランドで大レース!の巻
- 星のカービィ 大迷宮のトモダチを救え!の巻
- 星のカービィ ロボボプラネットの大冒険!
- 星のカービィ メタナイトと銀河最強の戦士
- 星のカービィ 結成!カービィハンターズZの巻
- 星のカービィ 決戦! バトルデラックス!!
- 星のカービィ スターアライズ フレンズ大冒険!編
- 星のカービィ スターアライズ 宇宙の大ピンチ!?編
小説カービィの概要
テレビゲーム「星のカービィシリーズ」を題材とした小説作品。角川つばさ文庫より発売されている児童文庫です。ファンからは「つばさカービィ」と呼ばれることもあります。
2013年8月に第1巻「星のカービィ あぶないグルメ屋敷!」が発売。以降、2017年10月までに既刊9巻が刊行されています。1年に2冊、冬と夏に発売されるようです。
著者は「高瀬美恵」、イラストは「苅野タウ・ぽと(「苅野タウ」「苅野ぽと」の姉妹)」(敬称略)が担当しています。
後述の通り歴代作品から幅広くキャラやコピーが採用されていることもあり、シリーズファンならば年齢問わず楽しめると思います。
シリーズの特徴
- ゲーム作品とは異なるオリジナルストーリーです。
- ただし「ロボボプラネットの大冒険」「結成!カービィハンターズZの巻」は例外で、ゲームのシナリオがベースとなっています。いわゆるノベライズ。
- ページ数はどの巻も200ページちょっと。ただし挿絵が多く字は大きめなので、読了にはさほど時間はかからないと思わます。難しい言葉もあまり使われていません。
- 三人称視点。カービィも喋る。口癖は特になし。
- メインキャラは「カービィ」「メタナイト」「ワドルディ」「デデデ大王」の4人。
- 「大迷宮のトモダチを救え!の巻」「結成!カービィハンターズZの巻」を除き小説オリジナルキャラが登場しています。
- ストーリーは1巻完結。どの巻から読んでも問題ありません。
- 基本的には勧善懲悪。欲張りが痛い目を見るような寓話的側面もあり。
- 特に「大迷宮のトモダチを救え!」以降、ゲーム作品のボスのスペシャルページやMiiverseなどで明かされたゲーム作品の裏設定が用いられるようになっています。
- 「星のカービィ スーパーデラックス」「星のカービィ 鏡の大迷宮」のような10年以上昔の作品からもキャラやコピーが頻繁に採用されています。マニアックなネタもたまにあり。
作品一覧
各作品のあらすじは角川つばさ文庫の公式ホームページより引用しています。
角川つばさ文庫|大人気のシリーズ|星のカービィ シリーズ
星のカービィ あぶないグルメ屋敷!?の巻
カービィたちが住むプププランドに、お金持ちのパフェスキー夫人が引っ越してきた。大きなお屋敷に住む彼女は、たくさんのごちそうを用意して、自分のお誕生日会を開くという。それを聞いたカービィ、デデデ大王は、ごちそうを食べるため、なんとかそのパーティに出席しようと考えて…!?だけどそれは、プププランドの住民たちも巻き込む大事件のはじまりだった!ここでしか読めないオリジナルストーリー!!
シリーズ第1巻。2013年8月発売。
後々の作品と比べてもかなり雰囲気がゆるい。あきれ返るほど平和なプププランドです。コピー能力は登場するもバトルシーンは殆ど無し。シリーズ全体からするとむしろ珍しい部類です。
食べ物のことばかり考えている能天気な「カービィ」、ワガママで乱暴者で食いしん坊の「デデデ大王」、デデデとカービィに振り回される「ワドルディ」、クールな切れ者でややキザな「メタナイト」と、基本的なキャラ立ちはこの時点で確立されています。
ちなみにサブキャラの「バーニンレオ」と「コックカワサキ」は他の巻でもよく登場しています。
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